見出し画像

新聞記者

父親が誤報のために自殺した女性新聞記者と、内閣調査室勤務の男性若手官僚が、医療系新設大学建設に絡む土地売却事件の真相に迫っていく。新聞記者は上層部の圧力に抗いながら取材を続け、政治体制維持にロビイ活動はやむを得ないと考えている若手官僚は、 SNSで一般人女性を抹消しろという指示に「一般人ですよ!」と声を荒げ、要注意人物としてマークされる。内閣情報調査室が組織的にSNSを操作していく場面はDappi事件を彷彿とさせる。二人の考えが交錯する
#新聞記者

はじめに

イオンシネマ岡山で「新聞記者」を鑑賞した。
観客のかなりの割合で老夫婦がいた。周りを見渡しても年配の方ばかり(私も年配だがw)

映画「新聞記者」

映画を鑑賞して、これがフィクションであることを願う。
しかし、映画に出てくる内閣調査室が行っている「組織的にSNSを活用してデマを流布する活動」を連想させる出来事が、現実にも起こっているようだ。

ドラマ「新聞記者」

NETFLIXが制作費を保障して、ドラマ「新聞記者」を製作し、全世界に配信するという。日本の若者には届かなかったけれど、きっと世界の若者はこれを自国の状況に置き換えて考えるだろう。海外なら政治に対するタブーもなく、ヒットするのではないかと、期待した

おわりに

NETFLIXが藤井道人監督が所属するBABEL LABELと業務提携した。
ドラマ「新聞記者」が、国際的にヒットしたのだろう。

1970年ごろは、テレビドラマでも「社会派」と呼ばれる、公害問題や企業の横暴をテーマにして深く掘り下げる作品が毎日のように放映されていたのだ。

おそらく、政治的なテーマを強く打ち出すドラマは、政治的な圧力を受ける上に、若者には受け入れられないという二重苦の状態なのだろう。

本業務提携をきっかけに、社会派ドラマも作られ、映画やドラマの幅が広がることに期待したい。

(おまけ)
以下のつぶやきの「社会派フィクションリスト」には書籍や漫画も含まれています


本noteは私の備忘録ですが、自由に読んでください サポートは、興味を持ったnote投稿の購読に使用させていただきます