見出し画像

日本機械学会年次大会2024市民フォーラム「JSMEメンバーが考える2050年の社会実現に向けた技術ロードマップ」(2024年9月8日)

はじめに

日本機械学会年次大会2024市民フォーラム
「JSME メンバーが考える2050年の社会像実現に向けた技術ロードマップ」

講演会本番は明日からなのに
そこそこ広い部屋が満室になり、
事務局が部屋の後ろにパイプ椅子を追加する盛況ぶり。

年次大会のプログラムに「ピックアップイベント」
として取り上げられていたのも一因だろう

[C252]JSME メンバーが考える2050年の社会像実現に向けた技術ロードマップ[技術ロードマップ委員会]

2024年9月8日(日) 13:00 〜 17:00
第11室(共通講義棟A A41)
司会:山崎美稀(株式会社 日立ハイテク)

[C252-1]特別招待講演「技術ロードマップと社会課題への挑戦」

矢部 彰 (新エネルギー・産業技術総合開発機構)

2024年3月21日に開催された「2024年度JSME技術ロードマップ委員会第1回ハイブリッドセミナー」の講演内容をブラッシュアップした内容

https://www.jsme.or.jp/technology-road-map/uploads/sites/16/2024/04/20240321seminar_1.pdf

「死の谷」の先にある「実用化の谷」を超すのに10年から20年かかるという話が出たので
「トヨタはデジタルツインを活用して新車開発期間を大幅に短縮できているが、実用化の谷の期間はデジタル技術で短縮可能なのか?」と質問したよ。
「短縮しなければいけないし、短縮手法の開発は重要。コンセンサス獲得と標準化獲得の時間短縮が課題」との返答を得た。
たしかに、人が関わる分野の時間短縮は難しそうだ

[C252-2]2030年のレビューと2050年社会像について

山崎 美稀 (株式会社 日立ハイテク)

2024年3月21日に開催された「2024年度JSME技術ロードマップ委員会第1回ハイブリッドセミナー」の講演内容をブラッシュアップした内容

https://www.jsme.or.jp/technology-road-map/uploads/sites/16/2024/04/20240321seminar_2.pdf

[C252-3]社会像1:「人間・自然・都市・地方・個人・コミュニティの共存」

小宮 敦樹 (東北大学)

2024年3月21日に開催された「2024年度JSME技術ロードマップ委員会第1回ハイブリッドセミナー」の講演内容をブラッシュアップした内容

https://www.jsme.or.jp/technology-road-map/uploads/sites/16/2024/04/20240321seminar_3.pdf

[C252-4]社会像2:「多様性と包摂性の次世代コミュニティ」

倉元 昭季 (東京工業大学)

2024年3月21日に開催された「2024年度JSME技術ロードマップ委員会第1回ハイブリッドセミナー」の講演内容をブラッシュアップした内容
ハイブリッドセミナーでは林憲孝委員が報告を行った。

[C252-5]社会像3:「リアルとバーチャルの融合と個人価値の尊重」

山下 智輝 ((株)前川製作所・千葉大学)

2024年3月21日に開催された「2024年度JSME技術ロードマップ委員会第1回ハイブリッドセミナー」の講演内容をブラッシュアップした内容

https://www.jsme.or.jp/technology-road-map/uploads/sites/16/2024/04/20240321seminar_5.pdf

[C252-6]2050年以降の社会像

矢野 智昭 (岡山大学)
2024年度JSME技術ロードマップ委員会第1回ハイブリッドセミナーにはなかった企画。

[C252-7]総合パネルディスカッション Part1(2050年の社会像について)

パネリスト:矢部先生、小宮先生、倉元先生、山下先生

2050年における都市と自然の共生を実現するために、最も重要な技術的または政策的な要素は何ですか?→回答予定者: 小宮先生(東北大学)

質問: 多様性を包括した次世代コミュニティの形成において、教育と技術はどのように連携すべきでしょうか?→回答予定者: 倉元先生(東京工業大学)

質問: 2050年の社会像に向けた技術ロードマップにおいて、産業界と学術界が協力して解決すべき最も重要な課題は何ですか?→回答予定者:矢部先生(NEDO)

質問:リアルとバーチャルの融合がもたらす個人価値の変質について、どのような倫理的な課題が考えられますか? →回答予定者:山下先生((株)前川製作所・千葉大学)

あらかじめ予定した質問にパネリストが答えたら時間になった。

[C252-8]総合パネルディスカッション Part2(2050年以降の社会像について)

パネリスト:矢野先生、仲上様、下村様、則竹様

質問:人間と人工知能が共存する社会において、倫理的課題にどう対処すべきでしょうか?→回答予定者:仲上様(日本知財標準)

質問: 2050年以降、日本がリーダーシップを発揮できる技術分野や政策分野は何でしょうか?→回答予定者:則竹様(鴻池運輸株式会社)

4質問: 新しい社会構造に対応するための持続可能な技術ロードマップ作成において、今後のアプローチとして最も重要な要素は何ですか?→回答予定者: 下村様(鴻池運輸株式会社)

あらかじめ予定した質問にパネリストが答えたら時間になった。
私はエネルギー問題について質問される予定だったが
時間が押していたので質問されずに終わった

私に対する質問に対してスライドを使用して答えられるようにチェックしていたので
パネルディスカッションにおける各質問に対する答えを聞き逃した。

おわりに

昨年までは、一般講演とパラレルで講演会が組まれたため
40室近くある講演の一つとなってしまっていたが、
今年は「市民フォーラム」として一般講演会前日にプログラムが組まれた。
さらに、ピックアップイベントとして取り上げられたこともあり
会場は満席の盛況ぶりだった。

ただ、これだけの内容を4時間に詰め込むのは無理があった。
次回は丸1日かけたフォーラムにするのが望ましいと思った次第

本noteは私の備忘録ですが、自由に読んでください サポートは、興味を持ったnote投稿の購読に使用させていただきます