見出し画像

ライトスタッフ

#ライトスタッフ

ソビエト連邦が世界初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げに成功した。宇宙開発に後れを取った米国は、有人の人工衛星打ち上げを急ぐことになる。しかし、米国のロケットは小さな衛星を打ち上げるパワーしか有していない。ジェミニは、「ジェミニを着る」という名の通り、非常に心許ない人工衛星なのだ。そこで、命知らずの7人が集められ、宇宙飛行士となる。本作品は、命知らずの7人の笑いと涙で綴られる物語だ。宇宙飛行士も自分と同じ普通の人間なんだと実感させられる映画。

とにかくおもしろい。
宇宙開拓の映画は、「アポロ13」をはじめとして、宇宙飛行士は選抜試験をくぐり抜けた天才で頭が良く、機転がきき、決断力もあるスーパーヒーローとして描かれることが多い。

しかし本作品の登場人物たちは、「命知らず」の異名を持っていることが最重要で、すぐにキレるし、せっかく宇宙に飛び立つのなら窓からの景色を眺めたいし、私と同じ感情を抱くそこら辺にいる人間なのだ。
宇宙飛行士の訓練といえば、宇宙ゴマのような乗り物に乗り、上下左右に揺さぶられながら、次々に繰り出される高度な問題を瞬時に解いていくような状況を思い浮かべるが、本作での訓練の描き方は、他のシーンに負けず劣らずユニークだ。
全てのミッションをクリアしたあと、英雄に祭り上げられた彼らの生き様も見どころである。


本noteは私の備忘録ですが、自由に読んでください サポートは、興味を持ったnote投稿の購読に使用させていただきます