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たくさん歩く(備中松山城)#456

前回からの続きです。大変長い記事となっております。


運命の分かれ道

備中松山城への最初の入口。
左から行くか?右から行くか?の運命の分かれ道。

城攻めの気持ちを体感するのは大事なんだけどねー

悩んだ挙げ句、右から行くことにしました。
本当の城好きなら、江戸時代と同じ登り方にこだわるはず。
だから遊歩道の方から登るものだとは思うけど。

川を見ながら歩くのもよい

滝じゃないけど滝っぽい。
マイナスイオン出てそう。
いや、傘差さないけど既にマイナスイオンまみれです。

霧雨状態ですから

道が開けたあとも、まだまだ登って行きます。道路って登るのしんどい。

この勾配が伝わらないと思うけどしんどいんです

はぁはぁ・・・。息が切れるのでちょくちょく休憩。
振り返って見ると、駅からずいぶんと歩いてきたなぁ。

よく歩いた!

あともう一踏ん張り?!

鯉のぼりの季節だねぇ

シャトルバス

ここからバスに乗ります。え?500円?

率直な感想は意外と高いな!

登城整理券でシャトルバスに乗ります。500円で往復できるそうです。
土日祝日に車で来た人たちはここより上に車ではいけません。
5月1日は平日だけどGW中なので、ここで車を駐車するみたいです。

シャトルバス所要時間5分。往復500円。
京都の伊根に行ったときは1時間乗車で400円だったなぁ。
(利用用途が違うから比較しても仕方がないんだけど)

駅からここまで50分歩いて来たんだけど・・・

運命の分かれ道からここまで登ってくるのにかかった時間が15分ほど。
バスを待つとプラス10分ほど?

せっかくなので作品を見ておこう

バスに乗車。

狭いっちゃぁ狭い道。

ふいご峠

バスの乗車時間5分。体感的にはあっという間。

頑張れば歩けたなとは思う

ふいご峠に着きました。
鞴って読めませんね。たたら製鉄で風を送るのに使う道具だから、風のとおり道みたいな意味があるのかな?
運命の分かれ道から城見櫓Pの方がふいご峠(現在地)より歩くんじゃないの?っていうのは目の錯覚かな?

お城に着いたわけではありません。
杖が借りられるのかな?つまりそれぐらいの道。

登城心得

では松山城を目指して改めて出発!

あわてずゆっくり歩むべし

城主
元々、登りは遅いんで

この辺りがちょうど中間地点である しばし休まれよ

城主
登り始めて10分経ってないけど・・・はぁはぁ。休みます。

休憩します。ふぅ。

良い景色。

下から見えたのは左の木の辺りかな?赤白の電波塔の右下ぐらい?

よくぞまいられた

城主
もったいないお言葉。まことに光栄に存じます。

大手門に着きました。山城のこんなところに立派な石垣。

登るのしんどい。

立派ですねぇ。鉄壁ですよ。石だけど。

寄りかかるべからず

城主
殿の優しいお心遣い、痛み入ります。

野面のづら積みですね。城内で最も古い石垣なんだって。

備中松山城

ついに、ついにお目にかかることができました。
江戸時代以前に作られた木造の現存12天守の1つ。備中松山城です。

こちらが城主のさんじゅーろー殿ですね。

山の中にこんな立派な城を作るなんて、すごい。

おぉ、このお城はなんと「真田丸」のオープニングに使われてたんだ!
同じ角度で撮っておこう。

ではいざ参らん。入城券を購入。
受付で前の人たちにいろいろ話していたけどなんだろう?
可愛い~って聞こえたような。まぁいいや。

さんじゅーろーっているのかな?いないように見える。

六の平櫓の中には・・・いない。座布団はあるけど。写真でのお姿は拝見。

天守

やはり天守ですか。中に入ってみましょう。

天守の入口がお勝手口みたいだね。

でも、入ってすぐ。階段がある。変な作りですね。
後から付け足したような。

階段はまぁまぁ急かな?

この階段の下に、さんじゅーろークイズがあったんですけどね。
「ぼくの顔は縁起のいい模様と言われているけどその模様の名前はにゃんだ?」とか「ぼくの尻尾はどれかわかるかにゃん?」ってあったんですけどね。難しいんですよ!猫の尻尾、ほとんど同じ毛色だったんですよ!😅

武者窓(連子れんじ窓)からは敵がやってくるのがよく見えそう。

天守に囲炉裏があるのは珍しいらしいです。
冬とか夜とか寒かったんだろうな。確かに天守に囲炉裏は見たことがない。

城の北側を眺めるとこんな感じ。裏にも櫓がありますね。
入れないっぽいですけど。さらに向こうには昔の大松山城跡があるらしいですが今日は天候が悪いのでやめておきます。

2階に上がってみました。

外を眺めるとこんな感じ。

天守にもさんじゅーろーはいませんでした。しょぼーんですね。

残念な気持ちで入城の受付を通ると、「城主がいますよ!」の声。
ここにいたんかー!って感じで写真撮影をお願いしました。
城主はぐっすりと眠ってました。

やっと「さんじゅーろー」城主にあえました

下山

11時39分。下山開始。

本日の登城 大儀であった

城主
ハハァーッ!滅相もございません

11時45分。(6分後)
ふいご峠に到着。

松山城までは700m
登山口まで800m
駐車場に行くバスを待って、バスから登山口まで歩く距離は・・・。

バスいらねぇ!

やっぱり新緑の中、歩くの気持ちいい!

mont-bellのちゃっちい傘ですが、ぽつぽつ雨なので問題なし。
HELLY HANSENの新しいリュックを購入したのですが、レインカバーがついててこちらも問題なし。

新しく買ったサロモンの靴は0.5cm大きめで買ってみたけどちょうど良い。
靴はネットで買うものじゃないけどね。履き心地が良くて、いろんなところに歩く新相棒となってくれそう。

Gramicciのパンツは暑い日も快適

臥牛山の解説がありました。樹種が多いんだ。へぇ~。

野猿がいるらしい。会ってみたかったなぁ。目をあわさないことってあるから、だるまさんが転んだ状態になるけど。

国指定の天然記念物なんだ?野猿すごいな。

12時3分。お城から下山を初めて24分で降りてきました。
絶対にバスを使うより早く降りてきたと思う。
バス、片道で300円ぐらいにしてって思う。いや、備中高梁駅から500円でふいご峠まで連れていってくれるならそれでいいような。

1500mなら養老の滝800mを2回登る感じだったか。
バスを使ってみたけど、バスは車で来る人が使うだけかな?
駅から徒歩の人はバスを使わなくても良さそうです。

でもまぁ、いろんな景色が見れたからいいかな?
気にしない気にしない。😁

備中松山城も見れたし、さんじゅーろー城主にも会えました。
めでたしめでたし。

続く

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