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専門病院はスゲぇ

今まで通っていた病院から紹介状をもらい、TN病専門病院で治療することにしました。

今まで、仲良くなった先生や看護師、薬剤師とお別れすることになり、後ろ髪を引かれる思いでした。

というのも、自分の意思ではなく、洋子さんや娘たちの、強い圧力があったからです。

先生も、お得意様が減るのもあったのでしょうし、病院で冗談を言う、わたしが来なくなるので、寂しそうでした。

以前、別の病院で血液検査をした時、先生から「こりゃTN病じゃ」と言われ、そこで私がすぐ「いい薬出してください」と言ったら「そんなこっちゃいかん!TN病は食事と運動だ!」と怒られ今度また来るように言われました。
「そんなこと言われんでもわかっちょる」
と思い、その病院には行きませんでした。

今の病院の先生は優しく、食事とか運動とかはあまり言われませんでした。
このことが、洋子さんたちの不満で「だから専門の病院に行け」という指令になりました。

つまり、渋々行ったわけです。

宮崎では有名なHW台病院です。

入った時からびっくりです。
先生が7〜8人いる、しかも「日本TN病学会認定専門医」。

なんとか相談室も多数あり、「こりゃ、ちょっと違う」と感じました。

聞いてみると、ほぼ9割の人がTN病で来ているそうで、こんなにたくさん患者がいるのか、とびっくりしました。

意外と太っている人は少なく、ほとんど普通の体型の人なのも驚きでした。
ここに来る人は、そういうステージなのかなぁ、とも思いました。

いよいよ(長く待たされたあと)呼ばれました。

強い指導を受けるんだろうなぁ、と覚悟し、あきらめて部屋に入りました。

わたしが持参してきた「TN病との闘い」という、2013年〜2022年までの体重とHbA1cを記録した自作のエクセル資料を、いたく注目され、最初のひとことが
「TN病は闘うのではなく、うまく付き合っていくのですよ」
と言われました。

また「リベルサス」の話で
「ありゃ、いい薬ですよねぇ」
といったら
「今は、こういういい薬があるから、こういう武器を使って、うまく治療するんですよ」
14グラム(今は7グラム)のはなしで
「わたしの患者さんで160人くらい14グラム使ってる人います」

このことばで、身構えていた緊張が抜け、すぐこの先生とも友達になれるような気がしました。

そのおかげで、わたしも調子がでて、話が弾みました。ちょっと、しゃべり過ぎたかなぁ、と思っていると
「いろいろ話が聞けて良かったです」
と、おっしゃる。

「やっぱ、専門医は違う!」

先生と患者の関係ではなく、日常の人間関係でも
「話じょうず、より聞きじょうず」

「やっぱ、えらい」

てなわけで、これからHW台病院のA先生の指導のもと、素直に治療をはじめようと思います。

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