【化学変化の前後の質量はどうなる?】
だんだんと化学分野の終盤が迫ってきました。
ラヴォアジェさんの発見した質量保存の法則の学習です。
<いろいろなガスの燃焼>
オール電化の家が多くなってきていて、ガスで調理するのも減ってきている感じ。
・前回チャレンジ問題として出題した化学反応式の解説
・メタンとプロパンがどこで使われているかの話
メタン(=都市ガス)は、ガスバーナーの燃料
プロパンは、家庭用や飲食店で使われている
CH4+2O2→2H2O+CO2
水素、酸素の順で数合わせ
C3H8+5O2→4H2O+3CO2
炭素、水素、酸素の順で数合わせ
・メタンとプロパンのどちらが酸素をたくさん使うかの話
・アルカンの命名法の話
メタン、エタン、プロパン、ブタンの次は何か?
1モノ(例モノレール) 2ジ (例ジレンマ)
3トリ(例トリオ) 4テトラ(例テトラポッド)
5のギリシャ語をWebで調べる。
<丸底フラスコ内で鉄を燃焼すると?>
・ムービーを見ながら、途中で止めて考える。
3年前に制作したので、音楽がなく静か。
生徒に聞くと、音楽がある方が見やすいらしい。
・酸素を入れてスチールウールをセットして質量測定
反応前は、267.6g
・電流を流して発火させる。質量がどうなるか考える。
グループで考えを共有する。
小さくなる 4%
大きくなる 62%
変わらない 34%
・ムービーの続きを見る。
反応後も、267.6g 変わらないが正解
・ピンチコックを開いた時の音を静かに聞く。
質量がどうなるか考えて、ロイロに提出して見る。
小さくなる(赤色)56% 気体が逃げる
大きくなる(青色)37% 酸素か空気が入る
変わらない(白色)7% 気体が出入りする
・ムービーの続きを見る。
開いた後は、267.8g 大きくなるが正解
・よく、少数派でも勝てるかも知れないと言っている。
大多数でも間違えることがある。
自分の意見に自信を持って欲しい。
<炭酸水素ナトリウムと塩酸の反応>
・実験の仕方を簡単に解説して、各グループで準備
・反応前の質量を計測して、写真撮影
・ペットボトルをひっくり返して、反応させる。
発泡するとみんな、おーーl!
ペットボトルがパンパンになるのに気付く。
・反応後の質量を予想する。
8割くらいは、「大きくなる」と予想
・反応後の質量を計測して、残念がる。
今回の授業は、だいたい予想をみんな外すので面白い
・質量保存の法則を解説する。
・ペットボトルの蓋をゆるめる。
プシューッという音を聞いて、炭酸や!という。
ふたをゆるめた後の質量を予想して実際に測る。
質量が小さくなっていることを確かめる。
・ロイロノートのコマで反応を整理。
NaHCO3+HCl → CO2+?+?
二酸化炭素以外に何ができたかを考える。
Na、H、O、Clを組み合わせて考える。
NaClとH2Oであることに気づく生徒が現れる。
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