レミオロメンの魅力を分析する会
高校時代、レミオロメンのことがめちゃめちゃ好きでした。
あれは私の青春と言ってもいい、周りの人から引かれるくらいレミオロメンは私の推しであり、私の生活を豊かなものにしてくれたのです。
当時は「レミオロメン好きィ!」と感情型で愛を表現していましたが、大人になった今、「なぜ、私はレミオロメン好きなのか」をちゃんと人間語で説明できるようになりました(と思う)。
とてもおめでたいので、備忘録がてらnote化します。
ちなみに「なぜ今更」なのかというと、
結婚式で使用する音楽を探していた時に、懐かしくレミオロメンの曲を見つけ、レミオロメン愛が再熱したからです。
レミオロメンの魅力は圧倒的歌詞
「なぜレミオロメンが好きなのか」の問いに対しては、「圧倒的歌詞表現のすばらしさ」、これが答えです。
高校時代は、感覚的に「何か…よくわからんけどイイ!」状態だったけど、
改めて聴くと、心の琴線に触れるのは歌詞であると断言できる。
では、レミオロメンの歌詞の何がいいのか。
それは「季節や自然を表現する語彙の多さ」にあると気づきました。
歌詞って、作詞者の人生・歴史・思想がおもいっくそ出る部分だと思うのですが、レミオロメンの作詞を担当する藤巻さんの人柄が鬼のように現れています。
とある曲の歌詞からもわかるように、藤巻さんはじめレミオロメンの3人は、山梨の自然豊かな場所でのびのび育ったんだなと想像できます。
もちろん才能もあるけど、芸術って作り手の人生や人柄が密に現れる、その人にしか作ることのできない作品が魅力的だと思うのです。
歌詞分析をしてみた
そんな大々的なものではないのですが、私の仮説があっているのか、歌詞を重点的にみてみました。
※個人的なリサーチャーによる解釈の入った分析結果になりますので、参考程度にご参照ください※
有名な『3月9日』
ドラマ『1リットルの涙』で爆発的にヒットした曲。
メロディも素晴らしいんですが、歌詞の描写が丁寧だと思いません?
「光の粒が少しずつ暖める」という表現が秀逸。
3月上旬、まだまだ寒いけど太陽が昇るとともに春らしい温度に空気が温まっていく様子が頭に浮かびます。
2番のサビ、風景描写を経ての「幸せ」の表現。
穏やかでゆっくりとした時間が流れている様子が安易に想像できます。
それでいて、自然描写がちりばめられた中に
これですよ。はーん…
泣かすな!
一番有名な「瞳を閉じれば~」のサビ歌詞より、
AメロBメロの季節描写のすばらしさあってのサビが活きる『3月9日』だと私は思うのですよ。
『蒼の世界』でレミオロメンを浴びろ
レミオロメンの中で、季節の描写をふんだんに浴びたいと思ったら『蒼の世界』をお勧めしたい。
この曲がめちゃんこ好きなんですが、やっぱり歌詞によるものだなあと分析しました。
ちょっとひんやりとした、うるせえ人類が一人もいないマイナスイオンたっぷりな世界が頭に浮かびます。
この曲は、メッセージとかそういうんじゃない。
この美しい世界を堪能する曲だ。
実は自然描写が多い『Merry go round』
レミオロメンのアルバム『風のクロマ』の中にある『Merry go round』という曲。
一人の人生を歌った壮大な曲だが、例え表現として自然・風景描写がふんだんに使われています。
人との出会いを海の波に例えて表現しています。
「感情の波」はよく表現として使われますが、
「感情の波に溺れない様に抱きしめる人を探している」
という解釈は藤巻さんならでは。と思います。
1番のサビの歌詞ですが、人生を焚火に例えて表現しています。
そうそう、夢は継ぎ足すものなんだよなあ。
『Merry go round』から、私は深い何かを感じ取っています。
大好きな『星取り』
もうひとつ、アルバム『風のクロマ』の中に『星取り』という曲があります。
この曲がめっぽう好き。
「帰れない祭りの日」っていう表現だけで、
あのワクワクするような懐かしい子供の頃の花火大会の情景が思い浮かびませんか?
そう、夜って風の匂いで感じるんですよ。
「風が夜を連れてきた」って言う表現、すごく好き。
実はそこまでハマらなかった『粉雪』
レミオロメンで一番人気の大ヒットと言えば『粉雪』でしょう。
私は、もちろんいい曲だとは思うけど、あまりそこまでハマらなかった。
当時は、きっと私が懐古厨的な感じで、レミオロメンが有名になっちゃって寂しいからこんないじわるなことを思うんだと思ってました。
でも歌詞を見てみると、レミオロメンの曲の中でも風景描写がかなり少ない曲であることが分かります。
「粉雪」
「同じ空見ているのに」
「風に吹かれて」
くらい。
レミオロメンにしては珍しく、人のしぐさや感情部分を重点的に描いている歌詞なんです。
たぶん当時「レミオロメンらしさが薄い」と感じたのはこの歌詞のせいなのでは、と分析。
ちなみに、風景描写が少なめな曲は他にもあります。
『RUN』(2007年発売、『蛍』との両A面シングル)
『立つんだジョー』(2010年発売、レミオロメン最後のシングル)
こういった歌詞は、レミオロメンの挑戦だったかもしれないし、藤巻さんやバンドの変化だったのかもしれない。
でも、これらによって今までの曲の風景描写歌詞の繊細さ・素晴らしさを改めて実感したのも事実です。
ちなみに、私の考えるレミオロメン結婚式曲
レミオロメンの曲をほぼ100%知っている私が、結婚式のBGMとしてお勧めする曲を羅列しておきます。
レミオロメンの結婚式曲は、『3月9日』だけじゃないんだぜ!
『ありがとう』
アルバム『花鳥風月』に入っている曲で、歌詞がドンピシャに良い。
家族や周りの人への感謝を伝えられます。
プロフィールムービーや家族へ向けた演出時のBGMに最適。
曲調も明るくてかわいい!
(私もこれを採用しました)
『花鳥風月』
カップルの穏やかな幸せを描いた曲です。
歌詞が繊細で、当たり前な日常ってこんなに幸せが溢れててキレイだったっけ…と気づかせられる曲。
エンディングムービーのBGMにお勧め。
『小さな幸せ』
田舎から上京して、今東京で頑張っている人にお勧めしたい。
曲調もポップなので、しんみりしすぎずに使いやすいと思います!
プロフィールやエンディングムービーのBGMにお勧め。
『南風』
アップテンポで幸せいっぱいの曲です。すごく好き。
手のひらを合わせると世界が巡ったり揺れたり変わったりするのかわいいよね。
日に当たった暖かい季節を感じます。
明るめなのでオープニングにピッタリかと!
『海のバラッド』
アルバム『エーテル』の最後の曲で、超ラブソングバラードです。
レミオロメンらしい海の自然描写が盛りだくさんで、すごく良い曲。
ゆっくりと時間が流れていく感じ。
エンディングとかにいいんじゃないかしら。
『春夏秋冬』
アルバム『エーテル』の最初に入ってる曲なんですが、これを聴くといまだにアルバムを初めて聴いたときの高揚感が思い出されます。
風景描写が素晴らしく、季節の移り変わりが目に浮かびます。
その中に現れる「君」に対する表現が素晴らしい。
オープニングが良いかなと思いますが、どんな場面でも合います!
まとめ:レミオロメン愛を語ってるだけやんけ
すみません、高尚な分析記事を目指したつもりが、結局愛を語っただけの記事になってしまいました。
高校時代にレミオロメン大好きだったのですが、
実は大学生・社会人になってから「レミオロメンをクソ愛している」ことを世間に隠していました。
当時の愛が強すぎて反省したことと、
正直ちょっと恥ずかしかったんです。
今思うと大変失礼なんですが、世間的には「レミオロメン=粉雪」だという印象が強く、
私「好きなアーティストはレミオロメンです」
相手「あー!あの「こなぁぁぁぁぁゆきぃぃぃぃ」の?」
って言われるのがすごく嫌だったんです。
いや『粉雪』だけじゃねーし!は?(喧嘩)
あと、
好きなアーティスト「レミオロメン」より「ONE OK ROCK」とか「フジファブリック」とか「ACIDMAN」言った方がかっこいいような気がしたんですごめんなさいごめんなさいごめ
やっぱり大好きでしたレミオロメン。
はやく復活してください。
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