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自閉症スペクトラム ~かかりつけ医の選定~

もうすぐ小学校に入学予定の自閉症スペクトラムな息子の発達外来をしてもらえるかかりつけ医を探して初診に行ってきた時の話をします。

まず前提の話として。

幼稚園までは行政の発達支援センターを利用していました。そこでは発達検査やその時々での発育に関するアドバイスをもらっていました。〇才児健診で引っかかると、この発達支援センターに行くよう言われるので、ほぼ全員が通る道だと思われます。

小学校入学以降も継続して面談してもらえると思っていたのですが、担当者から「私たちが担当するのは乳幼児まで。小学校入学後は定期的な発達検査はしません。入学する学校の先生と連携してお子さんの成長を見守ってください。」と言われました。


・・・は?


突然、梯子を外されて呆気にとられた私と妻。

まぁ、これがお役所仕事だと諦めて、小学校の先生に相談しに行ったのですが、想像通り学校の先生は忙しいのです。一人の生徒の為に何度も面談してくれる訳もなく、「発達外来をしているかかりつけ医を探された方がいいと思います」と言われ、こちらもやんわり断られました。


近所で発達外来をしている病院の一覧から口コミサイトや担当医の経歴などを見て、1つに絞り電話予約するも半年待ち。。そして昨日(2021年3月9日)、初診を受けてきました。


初めて外部の先生に息子を診察してもらう事もあり、「もしかしたら…別の診断が出るのでは…」という淡い期待もありましたが、診断名は変わらず。


「軽度知的障害と自閉症スペクトラム」と言われました。改めて、自閉症スペクトラムの特徴を4つ、説明されたので忘れないようにメモ。


1・人とのコミュニケーションに何らかの問題を抱えている

2・言葉の遅れがある

3・こだわり行動がある

4・感覚過敏があり、生活に支障をきたしている


うちの子はほぼ当てはまっている。

1・幼稚園では一人で遊ぶ事を好んでいるようで友達と積極的に関わろうとしない面がある。

2・ある程度の会話はできるが難しい質問が出てくると自分の世界に入ってしまい会話が続かない。

3・踏切が大好き。ずーっと見てる。車などを規則正しく並べる癖がある。

4・強風の時は「怖い」と言って外に出られなくなる。


などなど。

上記も含めて、まずは先生に息子の特徴を理解してもらおうと事細かに説明しました。初診という事もあり、30分以上診察に時間を取ってもらえて、とても有難かったですね。

先生と話をしている中で心にじわっときた言葉があったので書き留めておきます。


「発達障害とは何かレッテルを張るものではない。本人が困っていないのであればそれは個性と呼ぶこともできます。本人が困っている事を周りのみんなに分かりやすく知ってもらう為に病名がある。本人にも自分には不得意な事があると理解できれば、どうしようもなく困ってしまう場面は少なくなるはず。人は一人では生きていけません。どんどん周りを頼りましょう。ご両親も含めて、今より生きやすい環境を整えていくのが私の役割です」


他にも癇癪を起してしまった際に処方できる薬がある事や、小学校特有の問題への対処方法もあるので都度、説明してもらえる事など、いろんな話をして頂きました。

とても素敵な先生でした。

結果として、行政の発達支援センターを飛び出してかかりつけ医を見つけられたのは、我が家として大きな前進だったと思います。運が良かった。

次の診察は5月下旬。小学校入学後の様子を見ていただく事になりました。


また機会があれば報告しようと思います。

以上




どうも、こんにちは。 私は名もない某ベンダー在籍のインフラエンジニアです。最近ではdocker、kubernetes、openshift、DevOpsなどのコンテナ領域やらアジャイル分野を担当。 インプット:アウトプット=3:7の黄金比を達成すべく技術メモをここに記していきます。