FF7R考察!ループ説は本当なのか?(※ネタバレ含む)

1. はじめに

 FF7Rが発売されてから早いもので、既に2か月近くが経過している。
YouTubeを見ると、多くの方が色んな考察をされていて私自身も勉強になり、私なりの考察と比較しながら楽しんでいる。
 
 そこで、今回は多くの方が提唱している「FF7Rはループ説(2週目)」について、考察をしていきたいと考えている。
 
 この考察ではネタバレを含むので、未プレイの方やネタバレを避けたい方は読まないで頂けるとありがたい…。ぜひ、一度プレイしたのちに読んでほしい(笑)
 
 「活字は苦手なんだよなぁ…」という方向けに本記事を基に作成した動画もあるので、ぜひそちらを観て頂けたらと思う。(チャンネル登録と高評価お願い致します…(笑))


 では、早速考察を始めていこう!!

2. 考察のポイント

 今作での考察のポイントは以下の様であると考えている。
① エアリス・クラウド・セフィロスは2週目なのか?
② フィーラーとは?
③ 運命の壁
『ループ説』では無いとすると?
上記4点について考えていきたいと思う。
 
 では、早速①から。
 エアリス, クラウド, セフィロスは2週目である可能性が高いという説が提唱されているが、それぞれのキャラクター視点による考察で見ていこう。
 
 先ず、エアリスはクラウドと教会で会って以降、クラウドからは一度も「ソルジャー」であることを聞いていなかったにも関わらず、「クラウドはどうしてソルジャーやめちゃったの?」とソルジャーに関する質問をします。本来知るはずのないことを知っている。

 このことから考えられるのは、
①既に同じ体験をしているから
②星と対話することで未来を知った
③フィーラーによって未来を見せられた。
この3つが考えられる。しかし、序盤でクラウドとエアリスが再開した際に、エアリスにはフィーラーが見えており、クラウドには見えていなかった。
 
 そこで、エアリスがクラウドに助けを求めるように腕に触れた瞬間、クラウドにもフィーラーが実体となって見えるようになった。その後で、エアリスが言った「これ…なに?」というセリフ。これから推測するに、この時点でエアリスはフィーラーについて知らないことが考えられる。
 よって、上記の①の選択肢の可能性は低くなり、②, ③が有力と考えられる。
 
 次にクラウドである。クラウドが時折見せる『フラッシュバック現象』この解釈で一時は私もループ説じゃないと矛盾してしまうよな、と考えていたが、これが『フラッシュバック』でないならば別の解釈ができる。

 『フラッシュバック』とは、「強いトラウマ体験(心的外傷)を受けた場合に、後になってその記憶が、突然かつ非常に鮮明に思い出されたり、同様に夢に見たりする現象。」のことである(wikipedia参照)。つまり、フラッシュバックは一度体験していないと発生しないのである。

 しかし、これをエアリス視点でも述べた「未来」を見ているとしたらどうだろう。「未来」であると仮定すれば、ループ説では矛盾してしまうため。しかし、これに関しては「過去」とも「未来」とも解釈できるので、一概にどっちが正しいとは断定できない。
 
 最後にセフィロスである。Chapter2でセフィロスは「この星が 死のうとしている。悲鳴もあげず、静かに ゆっくりと。私たちの星が 消えてしまうのだ」と言っている。セフィロスはジェノバ細胞を有しているため、エアリスと同等ではないにしろ、フィーラーから未来を読み取る力が備わっている。
 
 つまり、この世界線では星が滅亡してしまう未来を読み取ったと考えられる。そして、本作のラストでクラウドに見せた『終末の7秒前』。セフィロスもまた未来を読み取るだけでなく他人に見せることが可能であることがわかると同時に、クラウドに「共に運命に抗おう」と星を救う提案をする。
 
 このことから、原作でセフィロスが星を滅ぼそうとした以上に今は星の危機が迫っており、このままでは自分の目的も果たせないためクラウドたちに加勢してフィーラーを倒し、星が滅亡する未来を変えることがセフィロスの目的であると考えられる。

 次に②について考える。
 フィーラーとは、ストーリー終盤でレッドⅩⅢが述べているように、「運命の流れを変えようとする者の前に現れ行動を修正する」存在である。作品中での具体的な例として、

「バレットがセフィロスに殺されたときに復活させた」,
「Chapter4後半でジェシーにけがを負わせ、参加する予定の無い作戦にクラウドが参加せざるを得ない状況を作り出した。」

 
 主に、原作通りの流れになるように邪魔をする印象が強いが、フィーラーの目的について言及するに、「星の滅亡する未来を果たす」ことがフィーラーの狙いであると考えられる。

 ③では、『運命の壁』について考察していく。
 原作では登場しなかった、『運命の壁』。原作では、ハイウェイを超えるとスラムの外に出て広大なフィールドを自由に歩くことができた。

 しかし、今作では道路の先に運命の壁が発生し、エアリスはクラウドに対し、運命の壁に入ってしまえばこの先はどうなるかわからないというニュアンスの言葉を言う。この先に起こる未来を知っているからこそ、「この先はどうなるか分からない」との趣旨を述べていると考えられる。

 クラウドたちは運命の壁を越える決断をし、運命の壁を越え、フィーラーを倒したことでFF7Rの世界の未来は白紙になった(誰も知り得ない世界に変わった)と考えられる。

 フィーラー=プラエコを撃破したことで、フィーラーが過去のザックス視点で周りを取り囲む神羅兵の周りに発生してザックスを助けたような描写がある。この時、助かったザックスとエアリスがすれ違うシーンが描かれているが、このザックスのいる世界線はまた別の世界線であると考えられる。フィーラーには、過去・現在・未来に干渉するだけでなく、世界線を跨いで干渉することができると考えられる。
 
 最後に、④ループ説ではないとすると?だが、私の考察を述べよう。先に述べておくと、私は上記の事から矛盾がない点でも『パラレルワールド説』を提唱している。

 私がパラレルワールド説を考えた理由として、上記の考察に加え、『原作とは異なるストーリー・登場人物』であったからだ。例えば、原作ではバイクでジェシーの家に行くイベントはなく、七番支柱プレートでの戦い時にビッグス・ウェッジ・ジェシーは亡くなってしまうが、ビッグスは生存している。そして、極めつけはフィーラーという異質な存在だ。

 仮に、『ループ説』で考察した時に、なぜ2週目だと星の未来が変わっていて、ビッグス・ジェシー・ウェッジなどのキャラクターの運命までもが変わっているのだろうか。作品自体に全く関連性はないが、ループ(死に戻り)をテーマにした『Re:ゼロから始める異世界生活(以下、リゼロ)』『All You Need is Kill』を例に考えてみよう。

 先ず、リゼロでは主人公のナツキ・スバルが「死ぬ」と、とある地点から再び同じシーンが繰り返される。この時、未来で起こる出来事は毎回異なっているが、目を覚ました瞬間は全く同じ光景である。 

 次に、All You Need is Killだが、リゼロと同様に、主人公が「死ぬ」ことで再び同じ日を迎え、同じ戦場で同じ敵たちと戦う。

 この2作品に共通しているのは、未来が変わる時は必ず主人公が「行動」したことで未来が変わっている。その為、ただループしただけでこんなにも未来が変わってしまうとは想像しがたい。
 以上の点より、私は『パラレルワールド説』を提唱する。

3. まとめ


 極論だが、『ループ説』でも『パラレルワールド説』でもどっちでも良い(笑)23年という長い時を経て、私が生涯一番やり込んだと言っても過言ではない『FFⅦ』にもう一度出会えたこと、クラウドたちと壮大な冒険に出られるだけで当時のワクワクした気持ちになった。

 今はトロコンも達成したが、まだまだプレイする予定だ。 
 エアリスがクラウドに渡した花の花言葉は「再会」。原作を沢山プレイした私のような「プレイヤー」と「FFⅦ」との再会でもあるのかなと(笑) 

 これから待ち受ける展開の考察を更に深めつつ、続編に期待する! もし、このnoteを最後まで読んでくださった方がいましたら、貴重なお時間を割いて頂き、最上級の感謝を申し上げます。

 FF7R考察以外にも、歌詞に注目した動画やFF7に隠された○○の秘密という動画も作成しているので、ぜひご視聴のほどよろしくお願い致します!

やんまー

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