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2021/12/6 岸田首相 所信表明 コロナ対策などで初の本格論戦へ

2021/12/6 夜のニュース比較、文字起こし

新型コロナ

NHK:ニュースウオッチ9
【新型コロナオミクロン株 国内3例目 日本人も確認】

和久田アナ「オミクロン株が先月28日に確認されてから10日が経ちました。未だにわからないことの多いウイルスですが、日本でもいつ市中感染が起きてもおかしくないということを前提に、引き続き基本的な感染対策を取っていくことが重要です。」

政治

日本テレビ:Newszero
【18歳以下への10万円給付 一部ポイント支給検討】

有働アナ「何か結局のところ、何のためにこの10万円給付するのか未だにはっきりしていない。何かそこが伝わってこないので、現金でも、クーポンでも、ポイントでも、何で?っていう気持ちになっちゃうんですけれども。」

TBS:News23
【クーポン支給に高額事務費 「全額現金支給」の自治体も】

国山アナ「今日から臨時国会が始まりました。10万円相当の給付等について今後議論される訳ですけれども、星さんが注目しているのが、岸田総理の“聞く力“、誰の声を聞いているの?この点です。まず給付について、この土日にJNNが行った世論調査の結果です。給付はどのような形で行うべきかという質問に対して、実に55%、半数以上が“全て現金“と回答しました。ただ、こうした結果の一方で、政府はクーポンの支給を推進しています。国民の声と差があるように感じるんですけど、政府はなぜクーポンに拘っているんでしょうか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「このクーポンは明らかに公明党の声を聞いたということですね。選挙でもお世話になったし、これからもお世話になるから、公明党の声は無視出来ない、というのが岸田さんの判断ですよね。」
国山アナ「ただクーポンで支給したとなりますと、事務費がおよそ967億円かかる、とされていまして、野党などからは批判の声が挙がっています。現金給付の自治体も出てきている訳ですけど、この事務費は今後変わってくるんですか?」
星氏「おそらく一括現金でいいじゃないかという自治体がどんどん増えてくると思いますね。そうすると、事務経費は必然的と減っていく、ということだと思います。一括現金にすると、貯金に回るんじゃないかという指摘もあるんですけども、困っている家は一旦貯金しても、いずれは教育に回すということですので、そこは問題ないと思いますけどね。」
国山アナ「はい。加えてもう一つ今国会で焦点となっているのが、いわゆる“文通費“の問題です。新人議員などに1日100万円支給されたことが問題となりました。野党側としては、この文通費について、日割り支給や余った文通費の返納、そして使いみちの公開というこの3段、3つをセットにして法改正すべき、と主張しています。しかし、与党側としては日割り支給のみ改正を主張していまして、残る2つには後ろ向きの姿勢を示している、ということですね。ですから、まさに両者立場に隔たりがあるということですから、今国会での法改正は厳しいとされているんですけども、なんで自民党はこの2つに関しては後ろ向きなんでしょう?」
星氏「まず建前は議員の身分に関することなので全会一致が望ましいというスタンスなんですけど、本音はやっぱり選挙が終わって借金もあって領収書のいらない“文通費“があると使い勝手がいい、というのが自民党の本音ですよね。しかし、やはりこれは税金ですからね。やっぱり自民党の声だけではなくて、岸田総理がリーダーシップを発揮して、与党・野党問わず声を聞いて決断すべきだと思います。それから、落選した石原伸晃さんを内閣参与に任命したんですけども、これも明らかにお友達人事、それからお手盛り人事なんですね。やっぱり岸田総理、誰の声を聞くのか?ここはちょっと考え直してもらいたいと思いますね。」

テレビ朝日:報道ステーション
【臨時国会 初の本格論戦へ】

大越アナ「国会は明後日から各党の代表質問が行われますが、野党の出方にも注目したいという風に思いますね。」
小木アナ「野党?」
大越アナ「やはり批判ばかりの政党だという評価から脱却したいということで新しい代表を選出した立憲民主党。そして、衆議院選挙で大幅に議席を伸ばした日本維新の会などなど、野党各党が岸田政権にどのような姿勢で向き合うのか、しっかりと目を凝らしていきたいと思います。」

国際

NHK:ニュースウオッチ9
【中村哲さんの“遺志“つなぎたい】

田所アナ「アフガニスタンではタリバンが実権を握って以降、その統治のあり方や女性の権利といったことが注目されてきました。その一方で、国際社会からの圧力が強まる中で、経済が回らず、多くの市民が厳しい状態に陥っているという事実からも目を背けてはいけないですよね。」
和久田アナ「本当にそう思いますよね。中村さんが貫いた、善人・悪人を区別せず、アフガニスタンで生きていくしかない人々のために行動し続ける、という姿勢は、今改めてあるべき支援の形を示してくれているように感じます。」

フジテレビ:FNN Live News α
【ロシア プーチン大統領 インド モディ首相と会談】

三田アナ「なぜインドはロシアとの関係強化を図っているんでしょうか?」
風間晋氏(解説委員)「インドは日本、アメリカ、オーストラリアと、いずれとも条約に基づく同盟国ではありません。QUADもインドが参加しやすいようにパートナーシップ止まりの枠組みですから、インドが同時にロシアとの伝統的な協力関係を発展させようとするのは自然と言えます。そのインドにとってアメリカはインド洋地域から引いていく趨勢にあって、逆に進出してくるのは中国、そういう情勢判断があります。しかし、インドは現状、経済力でも軍事力でも中国には敵いません。その時間を稼がなければいけないという、そういう大局観からQUADを受け入れているのだと思います。QUADを機能させ、ヨーロッパ諸国も開かれたインド太平洋へと導く鍵となるのは、やはりインドです。日本にとっても、インドとの関係強化は対アメリカでも、対中国でも強みになるだけに、死活的に重要になってくると思います。」
三田アナ「そうなんですね。インドを巡っては各国の思惑が複雑に交錯する中、今後の動きが注目されます。」

テレビ東京:WBS
【米国 ジョーバイデン大統領を悩ます3つの火種】

大江アナ「来年2月開催予定の北京冬季オリンピックについて、アメリカのバイデン大統領がいわゆる外交ボイコットに踏み切る方針を今週にも発表する見通しだ、とアメリカのメディアが報じている訳なんですが、それだけではなくて、年末に差し掛かってきて、今世界中がきな臭くなっているような気がしますよね。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「そうですね。整理してみたいと思うんですけれど、日本から見るとやっぱり台湾問題というのが一番気になるところなんですけれども、世界的に見るとあと2つあるんですよね。1つはウクライナなんですよね。ロシア軍がウクライナとの国境周辺に17万人余りの兵隊・軍隊を動員してまして、いつ侵攻してもおかしくないという火種がここにある訳ですよね。」
大江アナ「これはアメリカとロシアの首脳会談がリモートで 7日にも行われる予定だということなんですが、その場でも、このウクライナ情勢もちろん話し合われることになりそうですか?」
滝田氏「もちろん、そうですね。ただ、ロシアのプーチン大統領、今非常に強気で臨んでると思うんですよね。というのも、やっぱり中国が後ろ盾にあるということが大きいと思いますね。アメリカから多少圧力を加えられても、へのカッパということで。そして、もう一つあるんですが、イランの核合意を巡る交渉というのが非常に今正念場を迎えてますよね。」
大江アナ「この核合意、アメリカが復活することを目指して交渉しているところですが、なかなか難航しているようですね。」
滝田氏「難航していますね。仮に合意が成立しないでイランが核開発を進めると、イスラエルによる単独先制攻撃という事態さえありうるということですね。こういう事態が連鎖すると、やっぱり日本にとっても無視出来ない。」
大江アナ「要注意ですね。」


その他

日本テレビ:Newszero
【櫻井翔取材「真珠湾攻撃」103歳の元搭乗員】

櫻井翔氏「お話たくさんお伺いしましたけども、特に印象に残ってるのは吉岡さんの目なんですよね。その中でも真珠湾の上空を飛んでいる時の吉岡さんの目です。思い出すように話すよりは、目が動くんですよね。つまり、その時の景色を見ながら話してるんですよね。情景が浮かんでるというか。ですので、消えない景色と消えない記憶とか、そういった経験を語られて生きてこられたんだなあと痛感しましたね。」
有働アナ「何か当時は正しいことだと疑わなかったけれども、後々それが人を殺すということだった、ということを受け入れるその辛さっていうことは、櫻井さんおっしゃった目からもすごく感じましたね。」
櫻井氏「強く伝わってくるんですよね。その辛い記憶を思い起こしながら80年経った今、戦争を繰り返してはいけないと身をもって知るのは私だ、と語られる吉岡さんの目も忘れられません。」

テレビ朝日:報道ステーション
【真珠湾攻撃から80年 103歳の元搭乗員に聞く】

大越アナ「インタビューでの吉岡さんからは、使命を帯びて真珠湾攻撃に参加をした、ということへの誇りのようなものが感じられました。一方でその吉岡さん、戦争とは地球上で一番残酷な殺人行為だ。戦争をしてはいけないという思いをみんなが持ってほしいとも話していました。真珠湾攻撃から80年、吉岡さんにとっては軍人としての誇りと多くの死者を出したことの慚愧の思いとの間で複雑に揺れ動き続けてきた80年だったのかもしれません。」

NHK:ニュースウオッチ9
【ウィズコロナ “あの手この手“の新サービス】

田所アナ「お伝えした空の旅をバーチャルで体験出来るお店ですが、業績が好調なため都内の別の場所に新たな店舗を設けるということです。コロナ禍でチャンスを見出した例と言えそうですね。」

テレビ東京:WBS
【衣料品廃棄を減らす 新業態続々“在庫ゼロ“店舗も】

田中アナ「受注生産の仕組みというのは、各工場で統一されていないということで、デジタル化なかなか進まないのが現状なんですね。そこで、商社が統一した仕組みを作ることで受注生産広めようとしているということです。」
大江アナ「滝田さん、どんな分野でも標準化、つまり一つの規格を定めるというのが、産業全体の底上げのためには必要なのかもしれませんね。」
滝田氏「本当にそうですね。型紙の下、採寸する時にお腹が大きくなる度、採寸されるんですけど。」
大江アナ「滝田さんでも、そんなことが。」
滝田氏「何を・・・。言いたいのは、そこで今やっぱり大江さんがおっしゃったように、一つの標準化をデジタルを使ってやることがポイントだと思うんです。本当に進歩してもらいたいなと思います。」
大江アナ「まさにDX、そして客のメリットというものも見えやすくなるでしょうね。」
滝田氏「早くなるので、すごくいいと思います。」

【仕事のスキルや知識 個人も企業も「学び直し」】

大江アナ「このCanonの場合、研修中は業務を一切行わず、就業時間は全て研修に充てられるということです。ただし、その間も給与はこれまで通り支払われるという仕組みなんだそうですよ。個人の意識も今高まっていますし、企業がこうして学び直しの場を設けるようなケースというのも増えていますよね。例えば、企業が新たな分野に進出する時、やはり今抱えている人材を上手く活かしたい、こういう思いも働いているんですか?」
滝田氏「まさにDX時代の人材戦略の本質はそこなんだ、と言う専門家は相当増えていると思いますね。注目したいのは、リクルートワークス研究所という所の研究をやっておられる石原さんという方が紹介してる、amazonやWalmartの例なんですけれども、見ると相当本格的に学び直しを体系づけてるんです。日本企業も、もう取り組まないといけないところですよね。」
大江アナ「amazonは2025年までに従業員10万人が学び直し。WalmartはVRを活用して店舗にいながら、災害対応など疑似体験することが出来る、と。」
滝田氏「で、特に注目したいのはamazonで1人当たり75万円の投資をするという訳ですから、お金も相当かけてるんですよね。」
大江アナ「本当ですね。これ、でも、コストではなくて将来への投資。」
滝田氏「まさにそこですよね。岸田総理、所信表明演説で、おっしゃった訳です。政府も有言実行で、ぜひ背中を押してもらいたいと思います。」
大江アナ「本当ですね。」

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