2022/3/3 ウクライナ ロシアの侵略開始から1週間 2回目停戦協議へ
2022/3/3 夜のニュース比較、文字起こし
ウクライナ情勢
国連総会 緊急特別会合におけるロシア非難決議採択
に対する考え方の違いが出ており、興味深かったです。
NHK:ニュースウオッチ9
【ロシア&ウクライナ 3日にも停戦交渉】
田中アナ「プーチン大統領が侵略の行動に出てから1週間。既に多くの犠牲者が出ています。国連総会が示したのはロシアの侵略に対する国際社会の怒りと明確なNoです。独りよがりで国際社会の声に耳を貸さないプーチン大統領の行動を止めることが出来るのかどうか?問題はこれからです。停戦協議の話も出ていますが、ロシア軍は休むことなく攻勢の手を強めています。その理不尽な要求を飲み、ウクライナが完全に降伏するまで交渉のタイミングを出したり引っ込めたりしながら、心理的な揺さぶりをかけているように見えます。今は一刻も早く停戦協議をまとめ上げ、犠牲者をこれ以上増やさないためにも全ての力を注がなければなりません。」
【ロシア&ウクライナ 2回目の停戦協議へ】
フジテレビ:FNN Live News α
三田アナ「停戦の糸口が見通せない中、国際社会でロシアの孤立が続いていますが、どう見ていますか?」
風間晋氏(解説委員)「国連総会でロシア非難決議が圧倒的賛成多数で採択されたことでロシアの国際的孤立が深まったと言われます。でも、私には逆に寒々とした結果にしか思えないんです。中国とインドを含む35カ国が棄権したからです。この1週間、ロシア軍はウクライナの意志に反して、ウクライナ国内に大軍を進めて攻撃を続けています。この誰の目に見ても明らかな事実だけで、ロシアは厳しい非難に値し、ウクライナからの無条件全面撤退を国際社会が結束して要求するのは当然と思われます。」
三田アナ「そうですよね。武力による現状の変更は許されないという国際社会のルールをロシアは破った訳ですからね。」
風間氏「はい。国際社会の基本原則は国の大小、強弱に関わらず領土と主権を侵さないというルールを守ることです。特に弱小国はこのルールによってしか自らを守る事は出来ません。しかし、35カ国は核兵器国による重要なルール破りに声を上げず、容認してしまいました。とりわけ常任理事国で途上国のリーダーを自認する中国、そしてインドは国際ルールより自分の都合を優先しました。114カ国が賛成と喜んでいる場合ではないと思います。ルールが顧みられない世界は、ますます危険になってしまいます。」
三田アナ「そうですね。世界の現実を突きつけられますが、即時撤退をウクライナだけの要求ではなくて、世界が一致して要求している姿を見せていく重要性を強く感じます。」
テレビ朝日:報道ステーション
大越アナ「厳しい情勢、全く変わりはないということですけれども、どうでしょう、ここまで来たら対話の継続だけでも、ここで約束してほしいなと思いますけれどもね。」
「緊張する局面が続いていますけれども、やはり対話ということを、ぜひ継続して頂きたいと思います。今後の進展を緊張感をもって見守りたいと思います。」
テレビ東京:WBS
【日米豪印「クアッド」オンライン首脳会合】
佐々木アナ「日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国、クアッドの首脳会談がまもなくオンラインで開かれます。これテーマは何でしょうか?」
原田亮介氏(解説キャスター)「先程岸田総理も言ってましたけど、この時期ですからウクライナ-ロシアの問題ということになると思います。そうすると、インドというのは他の3カ国と違うのは、国連のさっきの決議でインドは中国と並んで棄権したんですよね。」
佐々木アナ「なぜインドはロシアを非難しないんでしょうか?」
原田氏「インドというのは、兵器の6割、ミサイルも含めてロシア製だと言われてるんですよ。そういう非常に長い歴史的な人間関係も含めて、そういうものがあるので、中国と悪いということもあって、そういうことになってる、と。」
佐々木アナ「今回、ではそのインドとアメリカ、皆上手く話がつくのかどうか?というところになりますね。」
原田氏「足並みの乱れを見せずに、歩調を合わせられるか?と言ったら、結構至難の業で見ものですね。」
佐々木アナ「そうですか。インドの対応に、とにかく注目が集まるということですね。」
【【北京パラリンピック】IPC ロシア&ベラルーシ“参加拒否”決定】
日本テレビ:Newszero
廣瀬俊朗氏(HiRAKU 代表取締役)「すごい準備をしてきたアスリートが成果を発揮する場が失われてしまうのは、本人にとってもそうですし、ライバルにとっても、ファンにとっても悲しいことになりますし、もし出場出来たとしても国を背負えないとか、非難されるというので、どっちに転んでも厳しい状況だなあとは思いました。そもそもスポーツというのは心動かしたりですとか、アスリート自身が人として成長するには相手へのリスペクトがあるからこそだと思ってるんですけども、戦争というのはどんな事情があったにしろ、相手にリスペクトが最も欠けた行為なんじゃないかなあと思っているので、戦争は絶対やるべきではないし、それを認めないということを自分自身も発信していきたいですし、それに対して自分自身が出来ることをアクションし続けていきたいなと思いますね。」
有働アナ「皆さんの思いや意見を#StopWar で共有して頂ければと思います。」
テレビ朝日:報道ステーション
大越アナ「やはりこの国の争いが持ち込まれることがあって欲しくないという風に願っていましたけれども、やはり現実はパラリンピックとは言えども、無関係ではいられなかったということですね。大会を目指して懸命に練習を積んできながら、直前になって帰国せざるを得なくなったロシアやベラルーシのパラリンピアン達の気持ちを思うと、本当に胸が痛みます。彼らもまた、今のレポートにもありましたように、プーチン大統領が一向に止めようとしない軍事侵攻の被害者なのだと思います。」
テレビ東京:WBS
【ロシアへの金融制裁 人民元が抜け道に?】
佐々木アナ「毎日毎日こう目が離せない、原油なども荒い動きとなっているんですけれども、更に注目なのは人民元ですね。ここにきて上昇してきています。また、暗号資産も値上がりしてるんですね。この動きはどう見ますか?」
原田氏「制裁を受けてるロシアの資金がやっぱり抜け道を探して、ここに入って来るんじゃないか?という思惑があるんですね。で、今はロシアはSWIFTというドルやユーロの決済ネットワークから外されて、主要銀行は外されて、決済が非常に難しくなっている。企業には輸出をしても現金が入ってこないという状態になってるんですね。それでSWIFTと似た人民元の決済が出来るCIPSという仕組みがあって、これを使うと制裁対象じゃないので、ロシアの企業にも人民元建てですけれど、お金が入ってくるということで、そんな取引が増えるんじゃないか?ということで、人民元の相場が上がってるということだと思います。」
佐々木アナ「ただこのCIPSはSWIFTに比べると、規模は小さいとも言われているんですが、こうして制裁をかけても、いわゆる抜け道というのがあるということですね。暗号資産も抜け道の一つですか?」
原田氏「暗号資産は個人資産を隠してどっかへ移動するという意味では使えるとは思うんですが、国や大きな企業が決済に使うという風にはあまり適さない。そういう意味では値上がりはしてますけれど、こういう抜け道として大きな役割はなかなか期待出来ないんじゃないかなあ、と思いますね。」
佐々木アナ「となると、ロシアの制裁の抜け道というのは限界があるという風にも見える訳ですね。」
原田氏「現実には猛烈なロシア売りというものがあって、ロンドン市場に上場しているロシアの主要企業の株価というのは、8割とか9割も値下がりしている会社のものが多いんです。しかもルーブルも過去最安値圏という訳ですから、こういう抜け道というのは信用不安には、ちょっと焼け石に水という感じですね。」
佐々木アナ「そうですか。」
新型コロナ
その他
テレビ東京:WBS
【日産自動車 金融商品取引法違反事件 グレッグケリー被告に有罪判決 ゴーン被告は何を語る 】
佐々木アナ「今後ケリー被告は控訴するとしていて、舞台は高等裁判所へ移る予定です。ゴーン被告は私達の取材に対して、ケリー被告から求めがあれば、協力していきたいと話していていますけれども、事件の主役である自身が出廷することは否定的なままでした。」
NHK:ニュースウオッチ9
【エッセイスト 小島慶子氏 更年期を語るワケ】
和久田アナ「背中を押してくれる言葉ですね。」
田所アナ「うちの母、今60代半ばなんですけど、実は言えなかっただけで、本当のところ苦悩もあったのかなあとか、息子としても何か感じ取ってあげられることがあったのかもしれないなあという風に感じますよね。そして、やはり知るっていうことは、きっと思いやりということにもなるんだろうなあという風に思いますよね。」
和久田アナ「小島さんも思い切って打ち明けてみたら、異性であっても想像以上に真摯に受け止めてくれたという実感があったそうなんです。NHKでは抱え込みがちな悩みをオープンに、自然に語り合えるように、#みんなの更年期 というキャンペーンを進めています。小島さんのインタビューをはじめ、関連記事はこちらのQRコードからお読み頂けます。今後も取材を続けて、伝えていきたいと思います。」
日本テレビ:Newszero
【<自分のカラダだから>流産・死産 不安障害…仕事復帰後に体調が】
有働アナ「今回声を聞かせてもらいましたが、廣瀬さん、どんな風に?」
廣瀬氏「はい、僕は夫として、パートナーとして、本当にどう接したら一番寄り添えるのか?というのはケースバイケースで大変なこともあるのかなということは思いましたけど、一緒に乗り越えるという思いを持ってえ少しづつ試行錯誤しながら、階段を上っていくということが大事なんだなと改めて思いました。」
有働アナ「死産、流産って、たぶんみんな起こりうる、みんな不安に思ってることだと思うんですよね。今回私も、働く人の5人に1人が、というのはビックリする数字だったんですけども、職場ですとか周りの方とか、しっかりと理解をしていかないといけない、それは本当に必要なことだなという風に思いました。」
フジテレビ:FNN Live News α
【イオンモール 女性の健康サポート フェムテック市場広がる】
稲葉可奈子氏(産婦人科専門医)
・「我慢しなくていい」広がるきっかけに
・フェムテックだけで解決しようとしない
・医療との“いいとこ取り”で毎日快適に
三田アナ「身体の不調やホルモンバランスによる心の乱れなど女性特有の悩みは多くあります。それらを仕方のないものとして、つらい思いをしながら受け入れている方もたくさんいらっしゃると思います。悩みから解放されて、もっと自分らしくいられるように、改めて自分自身の身体と向き合うこと、そして時にはこうした技術に頼ることも大切なのかなと感じますし、周りの理解も更に広がっていってほしいと思います。」
テレビ東京:WBS
【韓国大統領選挙 野党2候補が一本化で合意】
佐々木アナ「この韓国の大統領選、野党候補一本化、直前になって決まりましたけれども、これやはり有利なんですね?」
原田氏「そうですね。与党候補と野党候補、これまで世論調査でほとんど互角の戦いをしてたんですけれど、今日の一本化でユンソクヨル候補ですね、野党側保守系ですけれど、この人が一歩、与党側の候補、イジェミョン候補に先んじたということになると思います。」
佐々木アナ「そのままいくかどうか?」
原田氏「で、ここなんですけれど、結果について人口ピラミッドが非常に重要になってる、と。60歳以上の方、高齢の方というのは保守系支持なので野党候補の方が有利だ、と。ところが、40〜60の間、働き盛りなんですけれど、韓国民主化したのが1987年で、その前後に会社に入ったり、大学教育受けたりという人達なんですけど、その人達は革新系で、現在の与党に対する支持層が多い、と。で、焦点になるのは、この無党派層と言われる“MZ世代”。」
佐々木アナ「MZ?」
原田氏「MilleniumとZ世代ですね。この若い人達がどっちへ投票するか?という無党派なんで、スウィングするんですけれど、男性はちょっと保守化している。女性はジェンダーに対する旧来型の意識の政治家に対して非常に強い拒否感を持っているので、そういう意味でどちらに振れるか?というので、これからの動きにも非常に影響されるということになるんですね。」
佐々木アナ「ここ(MZ世代)を見ても、かなり分厚い層ですので、かなり鍵を握りそうですけれども、いずれにしてもどちらが当選するかで、日本と韓国の関係というのは変わってくるでしょうか?」
原田氏「そうですね。基本的にはユンソクヨル候補が大統領になった場合には、日韓の首脳会談辺りに道筋がついてですね、日韓関係改善に向かうんじゃないか?と言われるんですけれど、ただ今までも保守系の大統領が生まれても、なかなか上手くいかなかった経緯もありますので、なかなか一筋縄ではいかないかな、という風に思います。」
佐々木アナ「結果は9日ということで投開票ですね。」
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