見出し画像

2021/12/10 米国 スターバックスコーヒー 初の労組結成 背景に“大離職時代“の到来

2021/12/10 夜のニュース比較、文字起こし

新型コロナ

NHK:ニュースウオッチ9
【新型コロナ変異ウイルス「オミクロン株」発熱症状も】

田所アナ「新規感染者数が下げ止まりの傾向、そしてオミクロン株と、これから年末にかけて人出が増えていく時期なので気掛かりですよね。」
和久田アナ「そうなんですよね。いつ状況が悪化してもおかしくないという緊張感を持って過ごしたいと思います。」

フジテレビ:FNN Live News α
【WHO 新型コロナ変異ウイルス「オミクロン株」重症化リスクは低い傾向と分析】

山田悠史氏(マウントサイナイ大学病院 内科専門医)
・入院して重症化した患者 デルタ株の半分
・タイムラグなど・・・データ確立には分析必要
・「重症化率が3割」だったとしても要注意

内田アナ「今わかっている情報を踏まえつつ、今後更なるデータの分析を待ちたいと思います。」

政治

テレビ朝日:報道ステーション
【政府 18歳以下への10万円給付 自腹覚悟で全額現金決定の自治体も】

徳永アナ「と言うことで、今回10万円相当の給付の内、5万円をクーポンにするのか?はたまた現金にするのか?というところ、各自治体に聞きました。現金給付する方針という所なんですが、神奈川、静岡の島田市、それから大阪市などですね。兵庫の小野市はVTRにもありましたが、自腹覚悟ということです。で、現金給付を検討中という所ですが、秋田の横手市、それから東京などですね。そして、福岡市なんですけれども、福岡市は現金給付に賛成ということなんですが、手続き上の理由で現状クーポンでの給付を検討中だ、ということなんですね。こうやって見渡してみますと、比較的10万円全額現金給付という風にしたいという自治体多いみたいですね。」
梶原みずほ氏(朝日新聞 編集委員)「私は全て現金支給でいいと思うんですね。前回、全ての人に一律10万円支給したのは、昨年の4月頃からだったんですけど、あの時は政府の緊急事態宣言が出ていて、そもそもお金を使う場面というのが、ほとんどなかった訳ですね。ただ、今はリベンジ消費という言葉が飛び交うくらい、もうみんな消費したい、旅行したい、そういう気持ち高まってますから、政府がやはり心配してるのは、貯蓄に回ってしまうのではないか?ということな訳ですけれども、私はそういう風にはならないと思うんですね、今回は。それに、必要な人達に早く届けるというスピード重視をした方がいいんじゃないかと思います。」
徳永アナ「前回とは今は感染状況が違う、ということが大きいですよね。その岸田政権なんですけれども、この10万円の問題ですとか、石原さんの辞任など、やはり混乱が続いているなあ、という感じがしますね。」
梶原氏「そうですね。この10万円給付については、政府の関係者に取材しますと、岸田政権の色んな人に耳を傾けるという政治スタイル、裏を返すと、優柔不断、そして玉虫色の政策の連発ということになりかねないという懸念も出てる、ということなんです。そんな中で石原参与の辞任ということで、来週から予算委員会も始まります。そういった中で、本格的な論争が始まる中で、これからは非常に厳しい目が岸田政権にも注がれる、とそういう風に思います。」

国際

フジテレビ:FNN Live News α
【米国NY州バファロー スターバックスコーヒー 初の労働組合結成】

内田アナ「スタバで労働組合を結成ということですが、どう見ますか?」
風間晋氏(解説委員)「アメリカの労働市場は、今ものすごく人手不足なんですね。今年の春以降ポストコロナの経済の急拡大に対応するために、事業者はどんどん採用を進め、人材を確保しようとしています。一方で、求職者の方は時間をかけて条件が良い仕事を探そうとしており、今は仕事に就いている人も、もっと良い仕事、あるいはもっとやりたい仕事に出逢えば、躊躇せずに転職しています。8月に全米で430万人が離職したのは、その表れとはいえ、賃金や待遇のオファーは上がっているのに、人手不足の解消は進んでいません。スターバックスは飲食業の例に漏れず、労働集約型ですが、これまでは比較的高い賃金、待遇、そして会社への貢献意欲を高めることで労組とは無縁でした。そのスタバをすら揺るがすような経済の地殻変動、それが今アメリカで起こっているのだと思います。」
内田アナ「一店舗での動きが全米中にあるスターバックスにどう広がるのか?更には他の業種にも影響を及ぼすのか?今後の広がりが気になるところです。」

【米国 スターバックスコーヒー 初の労組結成 背景に“大離職時代“の到来】

佐々木アナ「スターバックスに一つの店舗とは言いましても、労働組合が出来るんですね。ちょっとアメリカの雇用の関係、ちょっと随分変わってきたような気がしますが。」
原田亮介氏(解説キャスター)「スターバックスは従業員とか地域を大事にするという会社で知られているんで、ちょっと意外な感じがしますよね。それだけやっぱり待遇改善をしてほしい、あるいは物価が上がってる、そういう不満があると思うんですよ。」
佐々木アナ「そうですね。ですから、労働者の声が、発する声が大きくなってきてるんだと思うんですが、実際に昨日発表になった雇用の調査見ますと、離職率ですね」
原田氏「サービスとかスタバのような飲食、こうした業種の離職率、仕事を辞める率が非常に高いんですよね。で、amazonやWalmartは賃金を上げて求人をかけてるんですが、なかなか人が集まらない。それだけ人手不足になっている。」
佐々木アナ「人手不足、表してるんですね。」
原田氏「アメリカの経営学者のアンソニークロックさんという人が“大離職時代“という命名をしたんですけれど、待遇が改善しないんだったら辞めちゃうよ、と。あるいは、もっといい仕事が見つかるまでは、仕事をしなくていいよ、とそういう人達が増えている。」
佐々木アナ「ちょっと考え方が変わってきた?」
原田氏「それだけ求人なんか、いつでもいけると思っている。」
佐々木アナ「でも、そうした動きというのは、例えば雇用と物価の安定を図るFRBの金融政策にも影響が及そうですよね?」
原田氏「FRBは物価が上がっても賃金が上がらないんじゃないか、と。で、雇用が回復しないんじゃないか、とずっと見てたんですが、これはどうも違って、少なくとも賃金には結構上昇圧力かかるんじゃないか、という、そういう話になります。」
佐々木アナ「ですから、消費者物価を見ても、来週のFMC、ちょっとこの辺り注目なんですが、日本の雇用には同じようなことというのは起きるんですか?」
原田氏「やっぱり飲食とか同じ分野で、やっぱり同じこと起きるんだろうと思うんですよ。片方でコロナでリモートで仕事してて、結構高い給料貰ってる、と。ところが、いつ緊急事態で、またお店行けなくなるかもしれない。そういう不満は溜まってる訳ですから、今求人溜まってますから、同じこと起きるんじゃないでしょうか。」

その他

NHK:ニュースウオッチ9
【温室効果ガス リバウンドを防ぐ】

田所アナ「専門家からは、経済活動が回復し切る前の今が、経済と脱炭素の両立を模索する大切な時期だ、という指摘もありました。」
和久田アナ「より多くの人が暮らしの中で取り組めるように、具体的なノウハウを提示したり、支援策を充実させたりすることも大切なのではないでしょうか?」

【YOASOBI 人気の秘密】

和久田アナ「実際お会いすると、2人とも本当に気さくで朗らかで、インタビューの合間も2人でずっとおしゃべりしてるんですよね。とっても仲の良い雰囲気だったんです。ただ、音楽の話になると、途端に目が真剣になるんですよね。自分達の音楽を届けるということに、本当に真摯に向き合ってるんだな、ということを感じましたね。」
田所アナ「それが人気の理由の一つなんでしょうね。私、去年からYOASOBIの曲をよく耳にする機会が多くて、何でこう耳に残るんだろう?と思っていたんですけど、本間さんの解説を聞いて納得出来ましたね。いやあ、でも2回目の紅白楽しみですね。」
和久田アナ「本当ですよね。いい意味で期待を裏切りたい、と話していましたから、紅白歌合戦でもどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から本当に楽しみです。」
田所アナ「和久田さんの司会も楽しみです。」
和久田アナ「ありがとうございます。」

フジテレビ:FNN Live News α
【2020年度国内温室効果ガス排出量 7年連続減少】

松江英夫氏(デロイトトーマツグループ CSO)
・経済成長と両立するカギ「資源生産性」
・資源の大半が「輸入頼みの化石燃料」
・“資源の脱炭素化“につながる投資を

内田アナ「代替エネルギーの開発というのは、莫大な資金と労力がかかると思います。この課題を乗り越えていくために、企業同士の連携や官民一体となったサポート体制の構築なども今後必要なように思います。」

テレビ東京:WBS
【今の物価高は良い?悪い?必要なのは「賃金アップ」】

佐々木アナ「企業物価が過去最大の上昇となりまして。」
田中アナ「しかも上昇のスピード、早いですね。」
佐々木アナ「ですから、企業も苦しそうでしたね。苺パックで一粒苺を減らすとか、涙ぐましい。」
原田氏「企業物価、9%まできて。」
佐々木アナ「急ピッチですね。」
原田氏「ところが、消費者物価、我々の身近な小売りの値段ですけれど、1%に全然いかない。」
佐々木アナ「価格転嫁出来ていない状況がわかります。」
原田氏「これはトリックが実はあるんですよ。4月に携帯の通話料、随分格安プランになりました。これの影響で消費者物価すごい下がった。これを除くとですね、来月2%という可能性がある。」
佐々木アナ「これは一時的な要因を除けば、消費者物価も上がっていく、ということが目に取れますか?」
原田氏「原油高の影響が続くと、来春2%というのが日銀の物価目標ですから。」
佐々木アナ「ただ、それはあまり良くない物価上昇ですよね。」
原田氏「良くないですよ、これは。消費が盛り上がって、それで価格転嫁が出来るようになるのが一番重要で、今コロナで一時的な盛り上がり期待出来ますけれど、落ち着いてきてるので、この先賃上げ、これが絶対必要になりますね。」
佐々木アナ「そうですよね。」

テレビ朝日:報道ステーション
【バルミューダ スマホ事業参入 ヒット生み出す「体験価値」】

富川アナ「バルミューダの商品って、はっきり言って、ちょっとお高いじゃないですか。でも、何で売れているのか?と言いますと、スタイリッシュなこうしたデザインもそうなんですけど、私達がこういうのがほしいなあというような痒いところに手が届くような、考えられそうで考えられていなかったような商品を、やっぱり常識を疑うことによって作り出しているから、売れてるんじゃないかなあという感じでしたね。」
梶原氏「韓国でもすごく売れてると聞きましたけど、こういう電化製品って、かつてはMade in Japanというのが、そのこと自体が世界に通用するブランドだったと思うんですね。それがコスト競争に負けてきている訳ですけれども、こうして値段がちょっと高くても付加価値が付いているということで、これが売れていくということであれば、これからまた世界に向けて商品出るというヒントが隠されているような気がします。」
富川アナ「使い心地、価値で世界と戦えるかどうか?ですね。」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?