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2022/1/4 経済活動 本格スタート

2022/1/4 夜のニュース比較、文字起こし

新型コロナ

NHK:ニュースウオッチ9
【新型コロナ感染者 2021年末から増加続く】

和久田アナ「第6波という言葉もありましたが、オミクロン株の感染力の強さを表すデータがあるんです。こちら日本とオーストラリアの感染者の推移を7日間平均で示したものです。日本が感染の波を繰り返していた中、オーストラリアは一昨年3月以降外国人の入国を原則禁止するなど対策を徹底して、感染を抑え込んできました。そして、ワクチン接種が進んだこともあり、去年11月以降は国民の海外渡航も解禁。制限を緩和していたところだったんです。しかし、去年11月末にオミクロン株の感染が初めて確認されると、12月に入って市中感染も確認されます。その後わずか1ヶ月でどのようになったかと言うと、感染者が一気に増え、1日あたり3万人を超えました。この急増、多くがオミクロン株によるものと見られているんです。」
田中アナ「オミクロン株の影響で感染が急拡大が続くアメリカやイギリスでは、感染者や濃厚接触者が出勤出来ず、飛行機の運航や店の営業が出来なくなるといった影響も出ています。経済活動に影響を広げないためにも、感染が増え続ける今こそ、去年の教訓を思い出して対策を講じることが急務です。」

TBS:News23
【全国 新型コロナ新規感染者1000人超】

小川アナ「命と健康に関わることですから、抜け道があるとすれば、しっかりと封じて頂きたいですよね。」

日本テレビ:Newszero
【オミクロン株「全員入院」見直し…自宅療養も】

有働アナ「コロナとの戦い、常に変わってきている訳ですけれども、今年はどうなっていくと思われますか?」
落合陽一氏(筑波大学 准教授)「細かい武器は違うけど、大きく言えば状況は変わらないんじゃないかと僕は思います。感染者が増えた、対策を頑張ろうというくだりも、もう6回目になるので、随分タイムスリップ感があると言うか、それでも繰り返すことに慣れて、ちゃんと同じ対策を毎回繰り返して、また減らせるようにするしかないかなとは思っていて、他の国では結局下げ止まらないまま、また増えたり減ったりを繰り返してる国が多いですから、その点僕らかなり減らすところまでいったので、また同じことをやって頑張りましょう、というところなんじゃないんでしょうか。」
有働アナ「たしかにそうですよね。もう一つ忘れてはいけないのが、もちろんオミクロン株への警戒も大切なんですけど、同時に重症化率の高いデルタ株への感染も続いていますので、もし年末年始で少し緩めていたということであれば、感染対策を今日からしっかり引き締めてまいりましょう。」

国際

NHK:ニュースウオッチ9
【核保有国5か国が声明 進展しない核軍縮 核軍縮へ求められるものとは】

和久田アナ「NPTの再検討会議が再び延期されたことについて、中満さんは“日程が決まるまで国連としても私自身も成功への機運を失わないよう努力を続ける“としています。その時期については今年8月、出来ればもっと早い時期に開催したい、ということでした。」
田中アナ「核廃絶を話し合う重要な国際会議が予定されるこの1年。日本が核を持つ国と持たざる国との本当の意味での橋渡しとなって核軍縮の動きを一歩でも進めることが出来るのか?世界でただ一つの戦争被爆国として、その役割を果たして欲しいと国民の多くは望んでいるのではないでしょうか?」


日本テレビ:Newszero
【核保有5か国「核戦争しない」共同声明発表】

有働アナ「核軍縮、理想と現実がある訳ですけれども、日本が出来ることって何ですかね?」
落合氏「そうですね、最近だったら例えば持続可能性SDGsに引っ掛けて、非核三原則の原則の現代版を日本が中心になって国際社会に訴え掛けるみたいなことってトレンドだと思いますけれど、一方で現実としてはアメリカの核の傘に守られてるというのもその通りなので、その状況を織り込みながらメッセージを発する行動は1960年代には非核三原則と日米という関係のどっちも表と裏で言いながらやってきたので、今でも多分出来るんじゃないかなと思いますけど。」
有働アナ「大事ですよね。それとやっぱり唯一の被爆国として私達一人一人に何か出来ることはないのか?と考えると、核兵器の悲惨さ、これを訴えることをどの世代も諦めずにやっていく。今は個人が色々発信出来る時代だからこそ出来ることもあるんじゃないかと思います。戦後77年、もう一度知って学んで伝えていきませんか?と年の初めに思いを新たに致します。」

フジテレビ:FNN Live News α
【米国「Apple」時価総額一時3兆ドル超】

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール 教授)
・技術開発・商品企画・デザインと販売に注力
・直営店舗で世界観体験 流通業トップ50に
・“意味的価値“伝えるプロセスを大切に

三田アナ「このAppleのブランディングからも学ぶことも多いのかもしれません。技術が進化している今、良いものを作れば売れるという過去の成功体験から離れて、顧客に寄り添ったアプローチによるものづくりの復活を待ちたいと思います。」

テレビ東京:WBS
【EU 原子力&天然ガスも“持続可能“】

大江アナ「年末年始も様々なニュースがありましたが、滝田さんが注目したのはどういうものですか?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「EUの行政部門であるヨーロッパ委員会が持続可能エネルギーのカテゴリーの中に原子力と天然ガスを加えたということが大きなニュースだと思いますね。」
大江アナ「これつまり脱炭素に貢献するエネルギーですよ、とEUがお墨付きを与えたということになりますよね。なぜ今こういうことを決めたんですか?」
滝田氏「端的に言えば、天然ガスの供給不安でヨーロッパは今年の冬、エネルギー危機に陥っているということですよね。背に腹は変えられない、というのが今回の決定の一つ裏側にあると思いますね。」
大江アナ「ただ石油と同様に天然ガスからも温暖化ガスって出る訳ですから、ちょっと腑に落ちない感じがするんです。」
滝田氏「まあたしかにそうですよね。ただ持続可能というお墨付きを与えたことで、原子力や天然ガスに対して銀行の融資や投資家の投資がしやすくなるということは、かなり大きな変化をもたらすと思うんですね。要するに全体的に見ると、一本調子では、寅が一瀉千里を走るような格好では、再生エネルギーにはいかないということをヨーロッパも認めたというのが今回のポイントだと思います。」
大江アナ「現実的な判断を迫られたということかもしれませんね。」

その他

NHK:ニュースウオッチ9
【経済活動 本格スタート】

和久田アナ「今年最初の取引では株価が好調な滑り出しとなりましたが、去年の株価の推移を見ますと、コロナの感染状況に大きく影響を受けていることがわかります。7月から8月にかけて感染が拡大しますと、1日の感染者数が過去最多となった8月20日、株価は最安値を記録しました。その後9月に入って、ワクチン接種も進み、感染者が減り始めると、株価も上昇に転じていきます。9月14日には最高値を記録しました。」
田中アナ「新年初日の今日はお好調な出だしとなりましたが、足元の感染状況を見ますと、オミクロン株の広がりが大きな懸念材料です。市場と経済の動向について感染の広がりと共に、注意深く見ていく必要がありそうです。」

フジテレビ:FNN Live News α
【東京証券取引所大発会 4年ぶり値上がりでスタート】

崔真淑氏(エコノミスト)
・コロナ・円安・中国経済 リスク見極めを
・メタバース市場 年平均約10%成長試算も
・日本企業も参入 ソフト・ハード両面で期待

三田アナ「今年もコロナに加えてアメリカや中国の動向に翻弄される1年となりそうですが、消費も少しづつ回復の兆しが見える中、新しい産業の成長という希望を持ちながら景気の行方を注視していきたいと思います。」

テレビ東京:WBS
【ビジネスが本格始動 2022年はどんな年に?】

大江アナ「オリンピック控えた中国ではウインタースポーツ随分盛り上がっているようでしたね。ただ一方で、コロナに対する警戒モード、これも高まっていますね。」
滝田氏「はい。習近平政権が成果としてきたのはゼロコロナ政策なんですけれど、その政策が土俵際に立たされてる感じなんですよね。ポイントは中国製のワクチンがオミクロン株には効かない、という報告がもう相次いでいる訳なんです。ここがもうアキレス腱になっていると言っていいと思います。」
大江アナ「そうですか。本当に今年様々なことが予定されている訳なんですが、中でも滝田さん注目されているものは?」
滝田氏「11月のアメリカの中間選挙ですよね。民主党の苦戦は避けられないと思うんですよね。と言うのは、やっぱりアメリカでもインフレが消費者の生活に牙を剥いているからなんですよね。」
大江アナ「虎のように。」
滝田氏「まさにそうですね。共和党が上げ潮に乗るとなると、今年の干支ではありませんけれども、あの方、トランプ前大統領が咆哮する、吠えるかもしれませんね。」
大江アナ「アメリカが揺らぐと、世界が波乱要因になりますからね。注目です。」

NHK:ニュースウオッチ9
【静岡県熱海市 土石流災害から半年 遺族の思いは】

田中アナ「取材した記者は、小磯さんがこの半年間、娘の話をする度に涙を堪え切れなくなる姿を見てきました。大切な家族を突然失った遺族にとって、悲しみはいつまでも癒えず、半年という時間は何の区切りにもならない、と話していました。」
和久田アナ「この土石流については、今年原因究明や責任の所在を明らかにする動きが本格化する見通しです。遺族からの告訴を受け、警察は崩落の起点にあった盛り土を造成した不動産会社の代表や今の土地所有者について、業務上過失致死等の疑いで捜査を進めることにしています。」

TBS:News23
【“18歳成人“で何が変わる?】

小川アナ「お二人の責任を持ちたい、責任を持つという言葉、本当に頼もしいなという。一方で、具体的な中身に入っていきますと、もっと詳しく知りたい、教えてほしいという声もありましたよね。4月目前に迫っていますけれども、まだまだ当事者の皆さんに浸透しきっていない部分もあるのかなという風に感じました。」
国山アナ「その当事者も知らない。もっと言えば、大人の私達も知らなかったという人もいるかと思います。ですから、社会全体で引き下げということを認識していく必要もあると思いますよね。」
小川アナ「周りの大人の責任なのかもしれませんね。」

テレビ東京:WBS
【基準不適合の企業 “プライム“にこだわる理由とは?】

大江アナ「こうした期限が定まっていない経過措置、これを使う企業も多くてですね、今のところ294社がこの経過措置を使ってプライム市場に移行すると表明しています。こうしたものも含めて現在の東証1部2,185社あるんですが、1,609社これがプライム市場に移行しようとしているんです。これ現在のおよそ7割にあたる会社ということなんですね。更に今態度表明していない企業でも更に上積みされるのではないかと見られていますので、そうすると結局今と何が違うのか?という感じもしてくるんですが、これはどうでしょう?」
滝田氏「そうですよね。プライム市場をせっかく作っても、今大江さんがおっしゃったように東証1部と何が違うのか?ということわかんなくなっちゃいますよね。それって日本株に投資しようとする人にとっては、相変わらずプライム市場が出来ても玉石混合の市場じゃないかという感じになってくるんだと思うんです。で、それをちょっと考えて見たいのが、日本株に投資する場合に東京証券取引所が提供している東証株価指数、TOPIXというやつですよね。それに投資する投資家が多いと思うんですけれども、そこには約2,200銘柄が入っている、東証1部の銘柄数ですよね。非常に多い訳です。」
大江アナ「全てが対象になっているということなんですね。」
滝田氏「そうなんです。一方、アメリカなんですけれども、S&P500は文字通り500銘柄じゃないですか。ドイツのDAX、これは代表的な株価指数ですが30銘柄となっていて、非常に銘柄が絞られている訳ですよね。その点で今回の東証の市場改革と並んで、TOPIXについてもスリム化して流動性の高い銘柄に絞っていくということようなことが必要になってくるんだと思います。」
大江アナ「たしかにそうですね。そして、このように日本国内で制度変更している内にアメリカ見てみますと、Apple1社で時価総額が東証1部の半分に達したというニュース、先程お伝えしましたよね。」
滝田氏「はい。Appleの株を全部持って来れば、日本の会社の半分が焼かれちゃうというんですから、凄い事態なんですよね。その意味で、日本も東証改革急がなきゃいけないと言うか、実態的なものにしなきゃいけないんですよね。せっかく改革するならば、何に注目しなきゃいけないかという上場企業に配慮するんではなくて、真に投資家本位の改革にするように、やっぱり抜本的にメスを入れる必要があるという風に私は思います。」
大江アナ「ルールの厳格化というのが、これから求められることになるかもしれませんね。」

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