休み明けから一気に駆け抜けた

 有休明け、同じ部署のママ社員がコロナで子供旦那ともども全滅し、自分の仕事も溜まってたのに彼女の仕事も全部降っかかって来て一週間疲労困憊で何も考えることができなくなった。休み中に家の掃除したけど、一週間であっという間にぐちゃぐちゃな家に元通り。

 有休中、ほとんど人に会わなかった。でも、寂しいとは思わず、自分の好きなときに寝て起きて出かけて好きなもの食べて好きなもの買って、見たかった映画見てすっごく楽しかった。

 休み明け出勤すると、会社の人の多さにぐったりし、色んな人の色んな声に振り回され、体力的にも心的にも疲れ切ってしまった。

 会社の女性陣たちは、若くて、みんな彼氏がいてこれから未来のある子か、同年代以上で、結婚してお子さんがいる人かのどちらか。私はどちらにも所属できないまま、ふんわり一匹狼状態。合わない人と無理して一緒にいる必要はないから今のところどちらのグループにも所属しないでいるけど、グループに所属してないと情報が入ってこなくて、いつもおいてけぼり。

 真面目に、一生懸命自分の仕事頑張っていればいいと思っていたけど、結局社内政治だったりとか、横だの縦のつながりがある人の方が優位になっていく。そうすると私が一生懸命やってることって無駄なのかな、それならゴルフや飲み会に参加してピエロやった方がいいのかなって思うけど、どうしてもそのストレスに耐えられる気がしない。

 今日も子供のお迎えやらでさっさと帰っていくママさん社員たちと、「今日飲み会楽しみ~♡」ときゃっきゃ帰っていく若手女子を横目で見ながら、ひとり寂しく仕事を片づけていた。しばらくすると夕方外回りに出てた優しさに定評のある後輩♂が戻ってきた。

 「あれ?ヤンマーさんまだ残ってたんですか?」
 「そうなんだよー。仕事が終わらなくってさ。」
 「じゃあ僕もちょっと残業してこうかなぁ。」

 その子は女性ばかりの部署で管理職以外の唯一の男性社員で、学生結婚してて、もうそこそこ大きい子供がいて、女性にものすごく優しいから男が少ない今の部署でもうまくやってる後輩。黙々と仕事してそろそろあがりますかぁ~と二人で戸締りやらなにやらやっていると、彼がふと愚痴みたいな弱音を吐いてきて、うまくやっているような彼でも悩んでいることがあるんだなぁ、と思った。しかも悩む内容もめちゃくちゃ共感できる内容だったから2人でちょっと話し込んでしまった。ちょっとだけ彼と距離が近くなって少し嬉しかった。

 有休終わってからノンストップで駆け抜けたから心も体もボロボロ。土日ゆっくりしよう。明日は病院行ってパン屋さんよっておいしいクロワッサン買って、もらった野菜でスープとか作っちゃおうかな。夜はその野菜と取引先に買わされたカニで一人鍋パーティーしよ!

 一人でこれやろう、あれやろうって考えるのってなんでこんなに楽しいんだろう。寂しいどころか、人といると「早く一人になりたい…」って思っちゃうんだよね…。

 私が悪いのかなって思うこともあるけど、仕事終わりに駐車場でずっと話してるのが楽しいときも、みんなでご飯に行って楽しかったこともあるから、きっと今私が仲良くしたいなって思える人が周りにいないだけだと思っておこう。

 それに職場で仲がいい人がいなくても、私には大切にしてる友達がいるから、大丈夫。年末年始は会いたい人と会える約束があるから、それを楽しみに生きていける。

 今年もあともう少し、頑張ろう。

 

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