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08.北陸

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2021年9月の記事一覧

若狭の仏像・天徳寺は「瓜割の滝」を守る【福井】

平安時代前期に村上天皇の勅願寺となり、その時の年号「天徳」から寺名をいただく。創建は中山寺と同じく泰澄が開基した。仏像よりも「瓜割の清泉」が素晴らしく、写真はそれしかない(笑)。 お先に次回より この次は陰陽師・安倍晴明神社や謎多き氣比神宮などがある敦賀へ!と行きたいところだが、一度お休みをしようかなと。(厳密には、もう一度参拝して確認したいことがあるんです) 変更履歴 2021/09/06 初版 ▼HPなし ▼アクセス福井県 三方上中郡 若狭町 天徳寺38-3 ▼

若狭の仏像・諦應寺の生き木仏/泉岡一言神社/恵比須神社/闇見神社/臥龍院/三方石観世音【福井】

山で光を放つ霊木を仏像にするとかは多いのだが、生きている木に仏像を彫った「生き木仏」というのがある。インパクト大!である。 変更履歴 2023/11/26 記事追加(https://www.asahi.com/articles/ASRCT73F6RCSPISC001.html) 2023/10/11 動画追加(https://www.youtube.com/watch?v=uauoYPQeQBM) 2021/09/5 初版 ▼HP ※後述の「▼見どころ」参照 ▼ア

若狭の仏像・明通寺は若狭の国宝【福井】

坂上田村麻呂が、自身の娘であり桓武天皇の皇后でもあった坂上春子に皇子が生まれるよう祈願するために、また東北平定の戦いで犠牲者となった敵味方の魂を鎮めるために建立。 変更履歴2021/09/04 初版 ▼HP▼アクセス福井県小浜市門前5-22 ▼本尊と脇時「薬師如来坐像@重文」「降三世明王立像@重文」「深沙大将立像@重文」 ▼見どころ福井県内で唯一国宝に指定されている本堂と三重塔! 坂上田村麻呂が、自身の娘であり桓武天皇の皇后でもあった坂上春子に皇子が生まれるよう祈願

若狭の仏像・長楽寺/羽賀寺/妙楽寺/多田寺/萬徳寺は素晴らしい観音の里【福井】

42臂の本手に間に958本の小さな手を取り付けた真の「千手観音立像」やイケメン!湖北(滋賀)に繋がる観音立像が多い! ここの次は、若狭の国宝「明通寺」へ、舞鶴方面なら中山寺・松尾寺・金剛院など馬頭・慶派・快慶作の仏像巡りですね。 ちなみに、合わせて東大寺「お水取り」の対になる「お水送り」の神社仏閣も忘れずに! 変更履歴 2023/11/07 多田寺「https://www.youtube.com/watch?v=8XuzVlzzyNI」追加 2021/09/03 初版

若狭の仏像・馬居寺「馬頭観音座像@重文」は(´・ω`・)エッ?若狭最古の寺【福井】

「まごじ」と読む。馬頭観音座像が多いこの地域だが、昔の写真などを見ると「なんで?重要文化財?」と思うだろうが、これには事情がありまして。。  寺伝では619年、聖徳太子の開創と言い、1675年の『若州管内社寺由緒記』にも聖徳太子の創建を伝えるが伝承の域を出ない。  ただし、本尊は平安時代作の仏像で、この地域西側は聖徳太子の母の故郷で、弟が活躍した場であり、滋賀まで行くと聖徳太子の百済寺(ひゃくさいじ)があるので、100%有り得ないとは言えない気がする。 変更履歴2021年0

若狭の仏像・中山寺「馬頭観音座像@重文」はNo.1馬頭である!【福井】

30分ほど見とれてしまった最強の馬頭観音座像@重文は足の裏を見せる珍しい仏像で、33年ごとの御開帳です。凝視しすぎて、ポスターなど頂く(笑)。 京都・木津川の浄瑠璃寺に「馬頭観音立像@重文」(奈良国立博物館に寄贈)と顔はよく似ています。西の舞鶴市には快慶作の仏像が4体あり、慶派には間違いなかろう!  ※この地域は「若狭の秘仏」で期間限定で観られます。要チェック。 あまりにマニアックな話をしたので、寺の人からポスターやらお土産いただきました。にもかかわらず、ポストカードも買う