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01-3.京都-南山城

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#神社巡り

歴史は摂社・末社の熊野社・春日社が「和束天満宮」より古い【京都南山城シリーズ】

平安時代に円融天皇より菅原道真の絵を奉納されたのが始まりという古社。本殿の祭神は菅原道真公。本殿左側に若宮社、右側に御霊社があり、参道の南側には恵比寿社がある。 変更履歴 2023/07/13 初版 ▼HP▼アクセス京都府相楽郡和束町園大塚9−1 ▼祭神菅原道真 ▼見どころ 南山城に多い割拝殿で、割拝殿の中に鳥居があるのが面白い。割拝殿を抜けると本殿がある。天満宮なので祭神は「菅原道真」です。  983年から985年までの期間に創建された古社。本殿は室町時代のもので重

京都御所に献上「御栗栖神社」1887年まで【京都南山城シリーズ】

『宇治拾遺物語』の「天武天皇煮栗焼栗」伝承の舞台であり、田原祭の3社のうち一つ。1283年に大宮神社から分祀されたのが起源とも言われているが、1283年以前に豪族から社領を寄進されたと記録があり、それ以前から祀られていたとも言われてる。  私は境内に大神神社があるなと思っているところ妻は写真を撮りまくっている。交通安全の絵馬は、モノクロでシンプルなのに絵柄としては斬新。相変わらず、この手の面白いものを妻は良く拾う(笑)  古代最大の内乱「壬申の乱」直前、大津京を脱出した大

宇治田原町「雙栗天神社」「巌松院」「大宮神社」「三宮神社」【京都南山城シリーズ】

宇治田原町の社寺仏閣まとめ!未参拝あり。久しぶりに同日にもう1本出します。 変更履歴 2023/07/11 初版 ▼HP、アクセス、祭神&本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽巌松院(宇治田原町大字岩山小字谷山口30) 聖徳太子建立と伝えられている。玄関、表書院、庫裡、本堂、裏書院などは、いずれも田原郷出身で禁裏御所修理惣官や高野山金堂再建の総指揮をとった幕末の名工柴田新八朗の初期の代表作。本尊は釈迦如来坐像で脇侍には千手観音立像@康賢作が安置されている。

上社・下社で975年の古社「建藤神社」禅定寺と猿丸神社とセット【京都南山城シリーズ】

禅定寺と猿丸神社とセットで行くべきところ。上社と下社に分かれており、現在の神社は上社の場所にある。祭神は「天児屋根命」で、現存する棟札によると創建は975年とされる。 変更履歴 2023/07/10 初版 ▼HP なし▼アクセス宇治田原町大字禅定寺小字建藤88 ▼祭神天児屋根命 ▼見どころ 宇治田原町大字禅定寺小字建藤88で、禅定寺と猿丸神社とセットで行くべきところ。「たてふじじんじゃ」と読み、上社と下社に分かれており、現在の神社は上社の場所にある。祭神は「天児屋根命

祭神・猿丸大夫「猿丸神社」狛猿をさする/古今和歌集【京都南山城シリーズ】

禅定寺周辺に鎮座し「さるまるじんじゃ」と読む。本来は禅定寺鎮守社なのではと思ってしまう。駐車場は大きく、ここからの鳥居を見ると裏参道とある。場所自体は大津市との境界に鎮座し、祭神は「猿丸大夫」という神様で狛犬ならぬ狛猿となっている。  この狛猿をさすった手で自分の身体をさすると、さすったところは病気にかかりにくくなるとか。んっ??  近年では、瘤・でき物や身体の腫物の病気を癒す霊験があるとして、“こぶ取りの神”と篤く信仰 変更履歴 2023/07/09 初版 ▼HP▼ア

「遍照院」雨乞い起源「天神社」「大道神社・大道寺」【京都南山城シリーズ】

宇治田原町の社寺仏閣まとめ!未参拝あり。 変更履歴 2023/07/07 初版 ▼HP、アクセス、祭神&本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽遍照院(宇治田原町大字奥山田小字岳谷17) 1570年の開基で、宇治田原と信楽を結んでいた「信楽街道」沿いに位置し、徳川家康が「神君伊賀越え」の道中に立ち寄ったと伝えられている。 ▽天神社(宇治田原町奥山田宮垣内150)別名:奥山田天神社 雨乞いの儀式が起源とされる「ねりこみ囃子」という祭りがある。  細い道の途中で

東大寺「一月堂(正月堂)」は奈良ではなく京都の「笠置寺」らしい【京都】春日大社の移築

 東大寺の紹介ページで、一月堂を目次だけ記載していたわけですが、どうも京都府笠置町にある「笠置寺」らしい。本当かどうか?参拝した!!というか、参拝して気づいただけですが・・。 笠置寺公式HPより、まあ~繋がりはあったようだ。そして、境内を周ると・・・ 変更履歴2023/07/15 『南山城展』に行ったので感想など追加(「2023/07/15更新」でページ検索) 2021/08/27 初版 ▼HP▼アクセス京都府相楽郡笠置町笠置笠置山29 https://kasagid

「寿宝寺」世界に3体!本当に千の手を持つ仏像は「佐牙神社」のもの!?紅葉も見逃せない!【京都】【京都南山城シリーズ】

京都非公開特別拝観でプラッと寄ったところ1000本の手を持つ「千手観音立像@重文」が安置されており、びっくりした所。だた、この仏像は式内社「佐牙神社」の神宮寺に安置されたもので、神宮寺が明治初めに廃寺になった際、寿宝寺に移されたと伝えている。佐牙神社には石仏があり、寺の名残が今でもある。 変更履歴 2023/07/15 なら博「南山城展」開催で更新 2022/02/01 初版 ▼HP なし▼アクセス・祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽佐牙神社:京都府

鎌倉時代の春日大社あり「円成寺」運慶国宝もあり!紅葉もどうぞ!

運慶作「大日如来坐像@国宝」が有名だが、もっと凄いのは鎌倉時代の春日大社の本殿が残っていること!これも国宝です!!奈良と京都の良いとこどりした神社仏閣地域で藤原氏との繋がりが強く、さり気無いものが国宝なので要注意。 変更履歴 2023/12/05 動画追加(https://www.youtube.com/watch?v=zM1-zfMkl0s) 2022/12/08 動画追加 2022/11/11 動画追加 ▼HP▼アクセス奈良市忍辱山町1273 ※駐車場は無料で20台

【京都】木津川の通常非公開「西明寺/高田寺/常念寺/西念寺/安福寺」見仏

木津川市と言えば、浄瑠璃寺などを中心に有名な神社仏閣が多いのでが、知られていない、もしくは通常非公開の寺に、素晴らしい仏像を持つ寺が多い。春秋に特別公開されるので木津川市観光ガイドをウォッチすべし。ということで、南山城地域の木津川市編はひとまず今回で終わりですね。 変更履歴 2023/07/15 『南山城展』に行ったので感想など追加(「2023/07/15更新」でページ検索) 2021/09/12 初版 ▼HP木津川市観光ガイド ▼アクセス※後述「▼見どころ」参照

日本で3体天弓愛染!白不動!神童寺は魅惑の仏像寺である/天神社【京都】

いざ、山門をくぐると、奈良市外や福井の若狭にありそうな寺の雰囲気。藤原氏の氏寺・興福寺が復興したが、平氏により焼失し、源頼朝が復興したが、また焼失し、興福寺により復興した寺。やっぱ、レア仏像が残っているのは権力者と場所柄だなと思った。  ここは京都には珍しく、説明付きで拝観させていただける寺です。「2018年南山城春の特別開扉」で初見仏ですね。 変更履歴 2022/07/15 『南山城展』に行ったので感想など追加(「2023/07/15更新」でページ検索) 2022/

【京都】蟹満寺/綺原座健伊那太比賣神社(綺原神社)秦氏!超レア金銅仏【京都南山城シリーズ】

元は「蟹幡(かむはた)」と呼ばれた地域にある。そう秦氏の神社仏閣!! 蟹満寺の創建は古く白鳳時代までさかのぼり、聖徳太子の右腕・秦河勝の弟が建立したようだ。秦氏といえば古都京都を代表する氏族で、松尾大社、広隆寺、蚕ノ社、伏見稲荷大社が代表的な神社仏閣である。ここも秦氏の名残が残る神社仏閣が残っている地域である。 変更履歴 2022/07/15 『南山城展』に行ったので感想など追加 2021年08月08日 初版 HPなし。 木津川旅行協会参照。 ▼蟹満寺本尊白鳳時代の「

唯一無二!九体阿弥陀如来坐像@国宝「浄瑠璃寺」国宝祭り&仏像寺-【京都南山城シリーズ】

京都と奈良の境である京都・木津川市にある名刹!日本で唯一残り、国宝である「九体阿弥陀如来坐像」や「四天王立像」など仏像の宝庫! 変更履歴 2023/07/15 なら博「南山城展」開催でブラッシュアップ(「2023/07/15更新」でページ検索) 2022/07/14 更新(「2022/07/14更新」で検索) 2022/04/16 不動明王立像及び二童子像@全部重文更新 2022/03/20 動画リンク 2021/09/24 誤記修正(寺のところ時となっている)