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01-3.京都-南山城

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2022年1月の記事一覧

古墳に鎮座する「鞍岡神社」は天神と歯痛の神様?「若王寺」は神宮寺の残りかもしれない

1008年に北野天満宮から勧請し「下狛村天神社」とした。一度焼失し再建されて「鞍岡山天満宮」としたことが棟札よりわかっており、今の「鞍岡神社」は明治に改名した。 変更履歴 2022/02/01 初版 ▼HP なし▼アクセス※後述「▼見どころ」参照 ▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽鞍岡神社(京都府相楽郡精華町下狛長芝24) 「くらおかじんじゃ」と呼び、鞍岡神社階段左手に神社用の駐車場が1台だけある。ここに車を止めて170段の階段を上ると、良い感じ

石清水八幡宮から分霊「武内神社」は応神天皇・神功皇后はスルー!?

1317年に石清水八幡宮から祭神「武内宿弥命(武内宿禰)」を移して創建したと伝わる神社。 変更履歴 2022/01/30 初版 ▼HP なし▼アクセス京都府相楽郡精華町大字北稲八間小字中垣外45 ※駐車スペースが殆どなく。神社向こう側へ車を突っ込まないほうが良い。。 ▼祭神武内宿禰 ▼見どころ 南山城には割拝殿の神社が多いが、ここの割拝殿は少し変わった格好をしている。鳥居で言えば山王鳥居みたいな感じだ!!  石清水八幡宮より勧請して創立。史上最強の内閣官房長官 「武

神仏習合・分離で「常念寺」←菩薩形立像@重文→「祝園神社」流浪仏!奇祭「いごもり祭」??

仏像にも時代でトレンドがあり、宗教では神道と仏教は長らく同じ(神仏習合)であった。激動の時代に流されず、時代に合わせて生き残った平安時代の仏像を追う! 変更履歴 2022/01/29 初版 ▼HP▼アクセス・祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽常念寺 ※通常非公開「京都非公開文化財特別公開」木津川市にもあるので注意。  薬師堂本尊「菩薩形立像@重文」は平安時代前期に作られたもので、精華町で最も古い仏像。  高さは約169センチメートルの一木造!!一

神仏習合「新殿神社」と「医王寺」に京清水寺?どういうこと?【南山城シリーズ】

古くは、植樹神社と称し、地名に「医王寺」とあるとおり、境内には薬師堂が残り、薬師如来、弘法大師坐像、観音像(厨子入り)が安置されている。京田辺市の朱智神社から勧請されたという説がある。 変更履歴 2022/01/27 初版 ▼HP▼アクセス 精華町大字山田小字医王寺3番地 ▼祭神スサノオ、アメノコヤネ ▼見どころ  石造十三重塔@重文があるものの説明書きなどもなく由緒も調べなければわからないくらいひっそりとしている。  祭神は「スサノオ」と「アメノコヤネ」である。