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京都神社仏閣
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2023年7月の記事一覧

浦嶋伝説「網野神社」危険マンドリ神事復活&日子坐王&水江浦嶋子【丹後王国シリーズ】

浦嶋伝説ゆかりの網野神社。祭神は丹後地方の国造りをした「日子坐王(ひこいますのみこ)@第九代開化天皇の皇子」、「水江日子坐王(みずのえひこいますのみこ)」、「住吉大神」、「水江浦嶋子神@浦島太郎」である。日子坐王は『古事記』で丹波・丹後に派遣されて土蜘蛛を倒したことが記され、また別の記録には、その後、日子坐王は丹波に留まり、国造りをしたとある。この祭神は「竹野神社」などにも祀られている。なお浦島太郎は伊根町・浦島神社などにも祀られ、丹後所縁の人である。  さて、日子坐王など

聖徳太子母/天皇皇后「竹野神社・斎宮神社」麻呂子親王の鬼伝説!丹後鬼伝説【丹後王国シリーズ】

「たかのじんじゃ」によると、丹波大県主由碁理の娘で、開化天皇の妃であった竹野媛が年老いた後、天照大神を祀ったのが当社の起源だそうです。 祭神は「天照皇大神」で、境内摂社・斎宮神社があり、祭神は丹波大県主由碁理の娘で開化天皇の妃の「竹野媛命」、「建豊波豆羅和氣命」、開化天皇皇子で丹波道主命の父である「日子坐王命」を祀る。  丹後鬼伝説近くに鬼退治をした麻呂子親王の兄弟「松枝大明神」「塩干大明神」を祀る神社がある。  紀伊半島には神武天皇の兄弟たちを祀る神社があるが、丹後半島は

麻呂子親王の鬼伝説「志布比神社(志希以神社)」丹後鬼伝説で陸耳御笠を倒した志夫美宿禰命【丹後王国シリーズ】

丹後鬼伝説で陸耳御笠を倒した志夫美宿禰命を祀る。近くに鬼退治「松枝大明神」「麻呂子親王」をまつる神社があり、本殿には松枝大明神と麻呂子親王の兄弟・塩干大明神も祀る神社。 紀伊半島には神武天皇の兄弟たちを祀る神社があるが、丹後半島は麻呂子親王の兄弟たちがキーワードか? 変更履歴 2024/04/07 網野町の神社を参拝したので写真増量&ブラッシュアップ 2023/07/29 初版 ▼HP 公式HPなし▼アクセス▽丹後町:京都府京丹後市丹後町大山922 ▽網野町:京都府京丹

聖徳太子異母弟・麻呂子親王「松枝神社」鬼退治しにきた松干皇子【丹後王国シリーズ】

麻呂子親王とともに鬼退治にやってきた松干皇子ともいわれる松枝大明神の神社。近くに兄弟の「塩干大明神」「麻呂子親王」をまつる神社がある。また、丹後七薬師の一つ神宮寺(廃寺)・円墳があり麻呂子親王の墓と言われている場所がある。 紀伊半島には神武天皇の兄弟たちを祀る神社があるが、丹後半島は麻呂子親王の兄弟たちがキーワードか?  では、紀伊半島の神武天皇の兄弟たちの神社を紹介して、「松枝神社」になります。  長男坊・五瀬命です。  そして、次男坊・御毛沼(みけぬ)命と三男坊・稲

「善王寺毘沙門堂」「三要寺」「住吉神社」【丹後王国シリーズ】

妻が旅先のホテルで「ここ行こうか!」と言うので行ってみた。 変更履歴 2023/07/27 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述の「▼見どころ」参照 ▼見どころ『世帯などは 善王寺の主な地域活動は - 京丹後市』 ▽善王寺毘沙門堂 ▽臨済宗松渓山三要寺 善王寺の地名となった善王寺の後身という。本尊は薬師如来で七仏薬師の第六と伝える説と、釈迦牟尼仏とする説がある。 ▽住吉神社 毘沙門堂の行きに車で通った。雰囲気が良く帰りに行こうとしたが、帰りは違う道を通て

この社殿凄っ「須津彦神社💛須津姫神社」履中天皇/仁賢天皇/顕宗天皇【丹後王国シリーズ】【弘計皇子億計皇子シリーズ】

弘計皇子・億計皇子の物語がここにも!式内社で祭神は「履中天皇」と「久呂比売命」と珍しい。神社の名前の須津彦・須津姫と言うのは履中天皇御夫妻の事です。「すづひこじんじゃ」と読む。  丹後王国には身の危険を感じて丹後や播磨に隠棲した「億計命・弘計命(ヲケノスメラミコト・オケノスメラミコト)」兄弟の隠棲伝承があるのだが、ここは祖父母を祀る。  延喜式「吾野神社(わかやじんじゃ)」とされ、他の候補地としては「吉野神社(京都府宮津市文殊字宮ノ谷287)」と「天満神社(京都府与謝郡加悦

籠/眞名井/天橋立「麓神社」4社巡りすべき?天皇を祀る古社【丹後王国シリーズ】【弘計皇子億計皇子シリーズ】

籠神社&眞名井神社&天橋立神社の3社参りでは片落ち!!「麓神社」も忘れずに。そして、天橋立神社書いていないことに気づく。 変更履歴 2027/07/25 初版 ▼HP なし▼アクセス京都府宮津市難波野上地143 籠神社、眞名井神社の道を北上です! ▼祭神・本尊と脇時大鷦鷯尊(おおさざきのみこと):仁徳天皇 弘計王(おけのみこと):仁賢天皇 億計王(をけのみこと):顕宗天皇 ※祖父:履中天皇 ※父:市辺押磐皇子(いちのへのおしわのみこ) ※母:葛城蟻臣(かつらぎのあり

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7月24日の京都は「祇園祭」と日本三大「文殊菩薩」特別開扉の日(京都市内⇔天橋立)

★仏像展★なら博/トーハク「京都 南山城-奈良×京都」仏像感想&予習!?

運慶展、快慶展、大報恩寺並みに満足した仏像展。木津川は近江・京都・奈良を結ぶ交通の要所で、文化圏としては奈良に近く、市町村の市外局番は京都ではなく奈良の市町村もあるし、神社の社殿が「春日移し(春日大社の古材)」だったり、奈良と京都の良いとこ取り地域。東大寺建立はこの地域の木を川を使って運んだ。だから東大寺一月堂は南山城にある!聖武天皇はここに遷都しているのも事実である。  平城京から長岡京、平安京に移っても、奈良と京都を結ぶところであり、古都・奈良と古都・京都がコトコトしてお

¥100

★京都祭★祇園祭-2023年★更新完了★

祇園本宮とされる京都・八坂神社では日本三大祭り「祇園祭」が7月から始まる。私は既存NOTEに追記していくスタイルだったが、祇園祭は長くて限界に来たので、年度ごとに外だしすることにした。 ▼変更履歴2023/07/31 終了 2023/07/29 2023/07/24 07:50 22日以降追記 2023/07/17 19:15 17日の動画、メディア情報追加 2023/07/16 12:04 15日、16日の部分に情報追加 2023/07/14 19:26  「2

歴史は摂社・末社の熊野社・春日社が「和束天満宮」より古い【京都南山城シリーズ】

平安時代に円融天皇より菅原道真の絵を奉納されたのが始まりという古社。本殿の祭神は菅原道真公。本殿左側に若宮社、右側に御霊社があり、参道の南側には恵比寿社がある。 変更履歴 2023/07/13 初版 ▼HP▼アクセス京都府相楽郡和束町園大塚9−1 ▼祭神菅原道真 ▼見どころ 南山城に多い割拝殿で、割拝殿の中に鳥居があるのが面白い。割拝殿を抜けると本殿がある。天満宮なので祭神は「菅原道真」です。  983年から985年までの期間に創建された古社。本殿は室町時代のもので重

永源寺の紅葉「正法寺」聖武天皇の皇子である安積親王の菩提【京都南山城シリーズ】

聖武天皇の皇子である安積親王の菩提を弔うために創建した。和束町内の紅葉の名所で参道の周囲には多くのヤマモミジが植えられいる。ここのモミジは滋賀県東近江の永源寺から移植されたものだそうです。なるほど、確かに全盛期ではないが綺麗です。 京都の大原野にある「正法寺」は次の通り。 永源寺の私のNOTEは次の通り。(2023年秋に公開) 変更履歴 2023/07/12 初版 ▼HP なし▼アクセス京都府相楽郡和束町南下河原71 ▼見どころ聖武天皇の皇子である安積親王の菩提を弔

京都御所に献上「御栗栖神社」1887年まで【京都南山城シリーズ】

『宇治拾遺物語』の「天武天皇煮栗焼栗」伝承の舞台であり、田原祭の3社のうち一つ。1283年に大宮神社から分祀されたのが起源とも言われているが、1283年以前に豪族から社領を寄進されたと記録があり、それ以前から祀られていたとも言われてる。  私は境内に大神神社があるなと思っているところ妻は写真を撮りまくっている。交通安全の絵馬は、モノクロでシンプルなのに絵柄としては斬新。相変わらず、この手の面白いものを妻は良く拾う(笑)  古代最大の内乱「壬申の乱」直前、大津京を脱出した大

宇治田原町「雙栗天神社」「巌松院」「大宮神社」「三宮神社」【京都南山城シリーズ】

宇治田原町の社寺仏閣まとめ!未参拝あり。久しぶりに同日にもう1本出します。 変更履歴 2023/07/11 初版 ▼HP、アクセス、祭神&本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽巌松院(宇治田原町大字岩山小字谷山口30) 聖徳太子建立と伝えられている。玄関、表書院、庫裡、本堂、裏書院などは、いずれも田原郷出身で禁裏御所修理惣官や高野山金堂再建の総指揮をとった幕末の名工柴田新八朗の初期の代表作。本尊は釈迦如来坐像で脇侍には千手観音立像@康賢作が安置されている。