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01-2.京都-丹波・丹後王国

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#京丹後市

京丹後市久美浜に向かう「加茂神社(賀茂神社)」素晴らしい【丹後王国シリーズ】

過去に横を通って気になっていた「加茂神社」と記されていたが、ネットでは「賀茂神社」が主なようです。 変更履歴 2023/08/08 初版 ▼HP 公式なし▼アクセス京都府京丹後市久美浜町小桑小字泉谷 ▼祭神※後述の「▼見どころ」参照 ▼見どころ 過去から数回、今回の旅行前日に横を通って気になっていた「加茂神社」と記されていたが、ネットでは「賀茂神社」が主なようです。  階段をのぼると寺のような社殿だが、雪対策で本当の本殿などは隠れている。駐車場に車があったが、氏子が

関西花の寺!大文字焼「如意寺」日本唯一!行基ゆかりの寺「村岳神社」【丹後王国シリーズ】

行基ゆかりの寺「如意寺」の本尊は「十一面観世音菩薩@秘仏」で、日切不動尊、阿弥陀如来坐像、金剛力士像が安置されている。花の寺でも有名で、目の前には久美浜湾があり、「関西花の寺25ヶ所霊場」の第七番札所でもある。本尊会である「千日会(八月九日)」には久美浜湾岸一帯で、花火・灯篭流し・大文字焼きなど町を挙げての夏祭となる。 変更履歴 2023/08/07 初版 ▼HP、アクセス、本尊※後述の「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽如意寺(京都府京丹後市久美浜町1845) 花の寺なの

円山応挙の孫弟子「慶徳院」麻呂子親王「円頓寺」行基「本願寺」【丹後王国シリーズ】

 丹後地域に伝わる麻呂子親王(金丸親王)の七仏薬師承の伝わる寺。麻呂子親王は聖徳太子の弟にあたり、大江山に棲んで、人々を苦しめていた鬼たちを、薬師如来の加護を得て退治した。そしてその恩に報いるために七駆の薬師如来を彫刻し、丹後の七カ寺に分置したといわれています。そのうちの一つがここに安置されている「薬師如来像@重文」とのこと。  ということで、由緒が竹野神社・斎宮神社と繋がりがある神社ですね。 変更履歴 2023/08/05 初版 ▼HP、アクセス、本尊※後述の「▼見ど

神仏習合「全性寺天満宮」神社アトラクション/おもかる石/願い石&叶い石なども勧請?【丹後王国シリーズ】

江戸時代前期、全性寺が臨済宗天龍寺派の寺院として建立。願いがかなう「百度石」、「願い石」、「叶い石」などがあります。願い石をスタートさせ、叶え石に向かいます!って京都・清水寺の地主神社、滋賀・沙沙貴神社(佐々木神社)と同じですね。。 峰山4寺のひとつであり、天満宮は約350年前同寺が曹洞宗から臨済宗天龍寺派に改宗したのを契機に鎮守社として境内に建立されました。 変更履歴 2023/08/03 初版 ▼HP▼アクセス京都府京丹後市峰山町吉原64  ※駐車場は社寺内に置かせて

丹後の神・豊宇賀能メ命「多久神社」比治山の天女は万病を治す酒を造る【丹後王国シリーズ】

 丹後の神様「豊宇賀能メ命(豊受大神と同一神。天酒大明神)」を祀る。祭神は『丹後国風土記』にいう比治山の天女とされ、万病を治す酒をつくったことから、明治期まで天酒大明神とも称した。本殿背後には、古墳時代前期古墳といわれる涌田山1号墳など古墳群が連なっている。  現在の本殿は1811年の火災で再建されたと伝わり、大工は丹後を中心に活躍した吉岡嘉平氏で、細部を飾る彫刻が素晴らしい神社。 変更履歴 ▼HP 公式なし▼アクセス京都府京丹後市峰山町丹波湧田山 ▼見どころ 丹後の神

浦嶋伝説「嶋児神社」静御前誕生の地「静神社」【丹後王国シリーズ】

「丹後国風土記」に伝えられる浦島太郎伝説が残る神社。近くには竜宮城から帰り着いたとされる「万畳浜」や、玉手箱を開けて老人になってしまった際、その顔のしわを引きちぎって投げつけたとされる「しわ榎」がある。最後に、丹後国風土記に記されている浦島太郎は「水江浦嶋子」となっており、京都・伊根町の「浦嶋神社」も浦島伝説が残っており、大阪・住吉大社にも浦島太郎の話がある。 変更履歴 2023/08/01 初版 ▼HP、アクセス、祭神※後述の「▼見どころ」参照。 ▼見どころ▽嶋児神社

浦嶋伝説「網野神社」危険マンドリ神事復活&日子坐王&水江浦嶋子【丹後王国シリーズ】

浦嶋伝説ゆかりの網野神社。祭神は丹後地方の国造りをした「日子坐王(ひこいますのみこ)@第九代開化天皇の皇子」、「水江日子坐王(みずのえひこいますのみこ)」、「住吉大神」、「水江浦嶋子神@浦島太郎」である。日子坐王は『古事記』で丹波・丹後に派遣されて土蜘蛛を倒したことが記され、また別の記録には、その後、日子坐王は丹波に留まり、国造りをしたとある。この祭神は「竹野神社」などにも祀られている。なお浦島太郎は伊根町・浦島神社などにも祀られ、丹後所縁の人である。  さて、日子坐王など

聖徳太子母/天皇皇后「竹野神社・斎宮神社」麻呂子親王の鬼伝説!丹後鬼伝説【丹後王国シリーズ】

「たかのじんじゃ」によると、丹波大県主由碁理の娘で、開化天皇の妃であった竹野媛が年老いた後、天照大神を祀ったのが当社の起源だそうです。 祭神は「天照皇大神」で、境内摂社・斎宮神社があり、祭神は丹波大県主由碁理の娘で開化天皇の妃の「竹野媛命」、「建豊波豆羅和氣命」、開化天皇皇子で丹波道主命の父である「日子坐王命」を祀る。  丹後鬼伝説近くに鬼退治をした麻呂子親王の兄弟「松枝大明神」「塩干大明神」を祀る神社がある。  紀伊半島には神武天皇の兄弟たちを祀る神社があるが、丹後半島は

麻呂子親王の鬼伝説「志布比神社(志希以神社)」丹後鬼伝説で陸耳御笠を倒した志夫美宿禰命【丹後王国シリーズ】

丹後鬼伝説で陸耳御笠を倒した志夫美宿禰命を祀る。近くに鬼退治「松枝大明神」「麻呂子親王」をまつる神社があり、本殿には松枝大明神と麻呂子親王の兄弟・塩干大明神も祀る神社。 紀伊半島には神武天皇の兄弟たちを祀る神社があるが、丹後半島は麻呂子親王の兄弟たちがキーワードか? 変更履歴 2024/04/07 網野町の神社を参拝したので写真増量&ブラッシュアップ 2023/07/29 初版 ▼HP 公式HPなし▼アクセス▽丹後町:京都府京丹後市丹後町大山922 ▽網野町:京都府京丹

聖徳太子異母弟・麻呂子親王「松枝神社」鬼退治しにきた松干皇子【丹後王国シリーズ】

麻呂子親王とともに鬼退治にやってきた松干皇子ともいわれる松枝大明神の神社。近くに兄弟の「塩干大明神」「麻呂子親王」をまつる神社がある。また、丹後七薬師の一つ神宮寺(廃寺)・円墳があり麻呂子親王の墓と言われている場所がある。 紀伊半島には神武天皇の兄弟たちを祀る神社があるが、丹後半島は麻呂子親王の兄弟たちがキーワードか?  では、紀伊半島の神武天皇の兄弟たちの神社を紹介して、「松枝神社」になります。  長男坊・五瀬命です。  そして、次男坊・御毛沼(みけぬ)命と三男坊・稲

「善王寺毘沙門堂」「三要寺」「住吉神社」【丹後王国シリーズ】

妻が旅先のホテルで「ここ行こうか!」と言うので行ってみた。 変更履歴 2023/07/27 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述の「▼見どころ」参照 ▼見どころ『世帯などは 善王寺の主な地域活動は - 京丹後市』 ▽善王寺毘沙門堂 ▽臨済宗松渓山三要寺 善王寺の地名となった善王寺の後身という。本尊は薬師如来で七仏薬師の第六と伝える説と、釈迦牟尼仏とする説がある。 ▽住吉神社 毘沙門堂の行きに車で通った。雰囲気が良く帰りに行こうとしたが、帰りは違う道を通て

京都・元伊勢候補地(籠神社以外)/羽衣伝承&かぐや姫/藤社神社/比沼麻奈為神社/奈具神社/竹野神社

第十一代垂仁天皇のときに、「天照大神」は現在の伊勢市にある伊勢神宮・内宮に遷る。その後、第二十一代雄略天皇の時代にアマテラスが「食事を司っていた豊受大神がそばにいてくれると安心だ」というご神託があり、豊受大神が伊勢に遷ることになったとのこと。 日本書紀に記載がある元伊勢「吉佐宮(与謝宮などの記載もある)」は籠神社だろうとあることから、伊勢神宮内宮の元宮、さらに外宮の元宮と思っている人が多い認識である(私もそう思っている)。 ただ、そのほかにも内宮・外宮がセットになった神社