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今日の読書記録 「希望の糸」

希望の糸    東野圭吾

今回の読書本はこちら。

加賀恭一郎シリーズだけど,今回のメインは従弟の松宮さん。
なんといっても萌奈ちゃんの「最後に言ってくれた言葉だけでいい。とりあえず今は」
というところがもう泣く。って思った。
どんな環境でも,どんな状態でも子の親を思う気持ちや,親が子を思う気持ちって
大きい。どちらもが求めている。
どんなに思っていても言葉にしないと伝わらないと改めて思う瞬間でした。

そしてこんなところで繋がる?っていうところが東野さんだよなー。
ただのハッピーエンドはほとんどない。
それぞれが,不安や悩みを抱えて生きているうえでからまっていた糸が
つながる。そんな話でした。


いくつか共感しにくい場面はありました。
冒頭で2人の子どもを一気に亡くしてしまった親子が,一年以内に
次の子を授かる。こどもがその夫婦にとって絆になっていたのだと思うけど
自分だったら・・・と考えようと思ったけど考えるのはやめました。
そして亡くなった2人の分まで,2人のようになってほしくない。と言いながら三番目を育てる。
それもなんかな・・・とは思ったけど本の中なのでとりあえずオッケー。
ま,だからこそ最初に書いた萌奈ちゃんの言葉があるんですけどね。


さ,つぎは何を読もうかな。

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