練習の進め方を決める際の思考方法（「１時間のダラダラ弾き」よりも「１０分のキラキラ弾き」）
あくまで個人的な意見ですが、自戒の念も込めて表題のテーマについて書いていきたいと思います。
突然ですが、ギターを弾くぞ！って思ってギターを持った時、皆さんはどんな流れで練習していますか？
youtubeで手軽にいろんなギタリストのスーパープレイに触れることができる昨今、「ギターをもっとうまくなりたい！」「あの憧れのギタリストみたいに自由にギターが弾けるようになりたい！」といった目標ばかりが先行すると、いざギターを持って練習している時に、「練習の進め方はこれでいいんだろうか？」「今の練習を進めて本当に上達できるんだろうか？」といった不安がよぎることってないでしょうか？
成長への焦りが先行してしまっているような状態だと思います。
私自身、もともとネガティブが強めな人間なので、今これまでのアマチュアギタリスト人生を振り返ってみると、数年間はこの不安が先行して、伸び悩んだように思います。
結論から言いますが、
「何をするか？は重要ではない！」と、最近は感じています。
正確に言うと、何をするか？はもちろん重要ですが、あくまで結果論として重要なだけです。これが一番大切なことではないということです。
では一番大切なことは？
それは、、、
「ワクワク！キラキラ！した状態の気持ちでギターを弾けているか？」
ということです。
要するに「やりたいことをやる」のが、モチベーションを高く保つことができ、結局は上達の近道になると思っています。
ではもう少し具体的に、どのような方法で「やりたいことをやる」を練習方法として落とし込むのか？について書いてみます。
例えば、パパギタリストの私が、休日に妻と子供が一緒に出掛けることがあり、家事の合間を縫って練習時間を１時間確保できたとします。
ここで、
〇１時間何も考えずに思いつくままダラダラと弾く
それとも
〇１０分間テーマをもって何かを練習する
どちらが上達するためには効果的だと思いますか？
前者は、ギターの音色に癒され気持ちよくなるので、それはそれはストレス発散効果があり、ついつい私もやってしまいがちです。ただ、練習を終える頃には、「あれ、俺、今日何の練習してたんやっけ？まぁ、なんとなく上達してるしええやろ」といった具合に、ぼんやりとした状態になり、なんだかもやもやしてしまいます。もちろんギターに触れている時間があるので、全く上達しないという訳では無く、短期的に見ると満足感はあるかもしれません。しかし、これが数か月、はたまた数年続いてくると、たくさん練習してきた割に、何が身についたかが明確にならず、ギター歴だけがどんどん長くなり、なんとなく自信が持てなくなります。これがひどくなってくると、若くしてスーパーギタリストになっている人のすごい演奏を見たりして「なんで同じかそれ以上の期間弾いてるのにこんなに違うのか？」と落ち込んでしまいます。（そもそも練習時間が違うかもですが、、、）
（※もちろん楽しく弾ける時間が持てればよいのであれば、前者で全然ＯＫですし、それを否定する気も全くありません。）
本当に「上達したい」と感じているのであれば、後者を選択した方がいいだろうと思います。短時間でも、テーマを絞って積み重ねていけば、成果が明確に見えて自信にもつながりますし、できることが少しでも増えるとギターを弾くことがますます楽しくなってきます！
実践のコツとしては、
・ワクワク！キラキラ！な集中力が持続する短時間で練習する（※１０分間はあくまで例で、集中力がある人は自分なりの時間設定でいいと思います。）
・設定した時間内であっても、行き詰った感じがしたり、惰性になってきてるなと感じた場合は、その日はそのテーマでの練習を中断すること。（前夜の睡眠時間など、集中の持続力はその日のコンディションにより変わります。）
・必ずテーマ設定すること。
・同じテーマをマスターするまで毎日繰り返し実践すること。
・テーマは思いついたときにメモしてストックしておく。
・テーマごとの練習時間内に、一度は自分の演奏をスマホ等で録画し、その日の成果や現状の課題（もっとこう弾きたい！）を確認すること。
つまり、、、
１時間の練習時間が取れるのであれば私は
〇１０分間テーマをもって何かを練習する × ５回 ＋ 休憩
といったイメージで練習しています！
これを意識するようになってから、少しずつ上達する実感がありますし、
不安よりも「ギターってホント楽しい！」という気持ちが勝つようになり、自然と練習時間も長くなっているような気がします。
皆さんはどんな風にギターを練習されていますか？
・・・最初の記事から精神論全開になってしまいました。今後はもう少し具体的な練習方法や、その結果なんかも投稿していけたらいいなぁと感じています。。。