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「WACK合同オーディション2021」振り返りトーク!オタクラッパー2人の白熱セッション(後編)

辛い合宿になったYUKi EMPiRE

ヤ:YUKi EMPiRE(EMPiRE)いきましょうか。ちょっと辛い合宿ではあったね。

H:スタートが失敗したってのもあるんでしょうけど。悔しくはあるでしょうね

ヤ:EMPiREってMAYUの存在がデカいんだろうね。EMPiREって我が強い集団だから、MAYUがすごく調整してくれてるんじゃないか。YUKiってココと仲いいことからも分かるけど、本来、自由に騒ぎたい人なんですよ。だから、合宿に来たとき、頭がぐちゃぐちゃになってる候補生への対応が難しかったんじゃないか。

H:イギーやコーラのいるチームなら話も変わったと思うんですよ。でも、愛(WAgg)ちゃん含め、最初のチームは合わなかったのかな。

ヤ:明らかに渡辺社長もYUKiから遠いメンバーと組ませていた。

H:愛ちゃんなんて正反対ですもんね。

ヤ:社長との面談でも「関わってこなかったタイプです」とか本音を漏らしちゃっていた。

H:それが課題だったのかもしれないですけどね。MAYU、MiDORiKOとEMPiREからの合宿メンバーはポジティブな印象があっただけに…。

ヤ:MAYUは超優秀だったし、MiDORiKOは結果が出ない中で自分を貫いた(笑)。あれはすごかった。YUKiってパリピキャラだけど、頭が悪いわけじゃない。むしろ考えすぎな気もした。社長の前でメンブレ起こしちゃうところとか。

H:そういうのは意外な面でした。ただ、リベンジはしたいでしょうね。

ヤ:候補生だった時の2017オーディションは「こいつは行くな」って感じがしていた。その子が教える側になったら、結果を出せなかった。でも、それは停滞したわけじゃなくてプロとしてのしがらみでしょう。自由に身動きが取れなくなっちゃった。EMPiREがそういう時期じゃない?コアなファンだけを相手にしていくのか、BiSHクラスを目指すのか。転換期のリアルな葛藤が見えましたね。

H:本人は大変でしょうけども。

合宿のMVP・チャントモンキー

ヤ:で、チャントモンキー。

H:すごいものを見ました。あまり第三期BiSを追ってなかったのもありますけど、考えがしっかりしているのに衝撃を受けました。フワフワした雰囲気なのに。さすがBiSだけあります。180度印象が変わりました。

ヤ:BiS全員にいえるけど、普段のユルさをステージに出さない。俺が一番ビビったのは最後の夜。合宿のプログラムが終わったら、モンちゃんが先輩メンバーに甘えに行っていた。彼女の戦闘モードが途切れたとき、ギャップが大きすぎて驚いた。

H:ステージのBiSしか見てないと余計にね。パフォーマンスは鬼気迫っているけど、頑張りで辿り着いている境地なんだなって。努力であそこまで自分を持っていくって、推したくなりますよ。この合宿を見て、「BiSのライブに行きたい」って思った人は多いでしょうね。イギーと組んだとき、彼女が落ちちゃったけど、モンちゃんのせいでもないし。

ヤ:パフォーマンスが悪かったわけじゃないからね。

H:僕はWACKメンバーの中で一番評価が高いです。

ヤ:MVPよな。あと、先輩に対してはわりと妹っぽく接してるんだけど、先輩と「primal.」の練習をしていたとき、すごく理論整然と意見を言っていた。思い出したのが、去年の古木さん(T-PALETTE RECORDS)。古木さんはCARRY LOOSEの担当だったんだけど、「CLは経験に頼っている。でも、BiSは素人から始まったぶん、とても考えてやっている。」って言ってた。そのときは聞き流してたんだけど、考えてやってるって自分の考えを言語化できるってことよね。

H:そうっすね。

ヤ:だから、モンちゃんも月ノとかにびしっと「私は月ノさんが楽しくなさそうに見えた」とか言っちゃう。それって感覚じゃなくて、しっかり相手の心を見抜いてるんだよね。モンちゃんの中に明確なパフォーマーとしての理論があって、それに照らし合わせて「月ノさんは本来の出来じゃない」って判断している。根拠があって発言しているから、はっきりしてるよね。でも、普段は月ノに抱きついたりしてるんだよ。普通の子どもが、BiSの看板を背負ったら豹変してしまう。そこに畏怖を覚えましたね。

H:BiSってそういう意識はめっちゃすごいはず。トギーもポジティブな印象を残しましたし。来年、BiSで誰が来るか分からないけど、期待しかないですね。

ヤ:来年はアイナ・ジ・エンド(BiSH)とネオ・トゥリーズが一緒に来てほしいな。新旧の歌姫対決で、両方にプレッシャーをかけたい(笑)。

H:それは見てみたいっすね。そこでネオの覚醒があればBiSは止まらないでしょうね。

ヤ:止まらない。マジで武道館まで行くよ。

H:「こりゃ研究員もついていくわな」ってものを見せられた合宿でした。パフォーマンスも練習も気合が入ってたし。

豆柴の良さを伝えてくれたミユキエンジェル

ヤ:そしてミユキエンジェル(豆柴の大群)です。

H:ポイントは最下位ですけど、全然そんな感じはないですね。結果を聞いて驚きでした。確かYUKiちゃんと同点ですよね。

ヤ:二人で滝行くみたいな話になってたな(笑)。

H:水曜日のダウンタウンでの合宿ではミユキが目立っている印象もなかったっす。そういう意味では、新鮮な驚きがありました。僕は豆柴のYoutubeも追ってたんで「こういう子だな」とは思ってたんですけど。持ち歌のパフォーマンスを見てると、格の違いは発揮してましたね。あと、候補生のバアユにモノマネさせるとことか。

ヤ:やらせるのがすごいよな。

H:ミユキから「やろう」って言ってるんじゃないですかね。ミユキの人当たりの良さで、いい雰囲気で練習できてたし。バアユがやり切ったのも、ミユキの人柄だと思います。それに、ミユキって平均的にパフォーマンスのレベルが高いですよね。いまだにWACK SLAVEって豆柴への距離を測りかねてると思うんですけど。去年のナオ・オブ・ナオも頑張ってたけど、予想を裏切るほどではなかった。ミユキを見て、豆柴の良さが伝わった気がします。豆柴ってここまでできるんだなって。僕はWACKメンバーならモンちゃんの次くらいに評価したいです。

ヤ:社長が「お前がいると場が明るくなるからそれだけでも助かってる」って漏らしちゃってた。その通りよね。飯食ってるときとか、夜のミーティングとかでも候補生とちゃんとつるんでたし。ミユキからいってるっていうか、候補生から話しやすい先輩じゃなかったのかな。ちゃんと舐めさせてくれる。でも、本気で舐めてるんじゃなくて、ミユキから隙を見せてくれている。あと、「豆柴の大群-お送りするのは人生劇場-」はいい曲だなって。

H:(笑)

ヤ:あのBメロで、ミユキが足踏みするんだよ。それがめちゃくちゃ可愛い。

H:ライブ動画見てみよう(笑)。

ヤ:そんで、練習のときのカウントが可愛すぎる。「ちょんちょん」とか「あつまれ~はなれろ~」みたいに言うんだよ。マジで癒しだったよ。

H:豆柴ではそうやって練習してるんでしょうね。カエデ(フェニックス)やアイカ(・ザ・スパイ)のことを思えば、そこまでしてあげないと(笑)。でも、普段の積み重ねが合宿に出てるのはいいですね。

ヤ:それと比べると、EMPiREはメンバーの能力が高すぎて、できない人への接し方が分からないのかもしれない。

H:来年はハナエモンスターあたり来そうですね。

ヤ:Wagg出身者の成長は確かめたくなるよな。

H:カエデやアイカの合宿での覚醒も見たいです。

WAggからの昇格は難しかった?

ヤ:最後はWAggメンバーの総評で。

H:全体的にめっちゃよかったですよね。月ノがいたのは大きかったですけど。

ヤ:月ノはWAggとして見てなかったな(笑)

H:あの子だけギャンパレ(笑)。YUiNAももう一歩って感じだったし、愛ちゃんも爪痕は残したと思います。WAggの良さは出たんじゃないですかね。

ヤ:最下位チームを落とすルールだと誰かは…

H:愛ちゃんはもったいなかったです。でも、切り替えてくれたみたいでよかったです。ア・アンズピアは心配ですけどね。腰を痛めちゃったから。あと、正直、アイナスターは昇格まで何か足りないのは思っちゃいましたね。もう少し伸びる子だとは感じます。後輩が入ってくると変わるかも。すでにお姉さん感があるし(笑)。まあでも、ダメなところを探す方が難しいっていうか。今後の期待にはつながりました。

ヤ:アイナスについては、「めちゃくちゃアイドルだな」って思った。

H:それは思いました。

ヤ:それと、愛ちゃんとアイナスの関係性は面白かった。マジで、周りが保護者になってて。

H:誰といても妹になってしまう(笑)

ヤ:あんなにアイナスやアンズに甘えるかね(笑)

H:ステージに立つとスイッチが入る子なんですけどね。バキバキに踊るし。

ヤ:WAggからの昇格は難しいかなとは思っていた。ウタウウタが昇格したばかりで月ノやYUiNAも入ってきて。今のタイミングでこれ以上動かさないだろうとは予想していたから。まあ、アンズが残ってたら分かんなかったけど。

H:そうですね。こっからWAggのパフォーマンスを固め直すところだったでしょうから。2年の制限がついちゃったので、本人たちは焦ってるでしょうけど。

ヤ:アンズはBiSH加入を目指せる逸材だから、大切に育てられてるとは思う。それはみんなそうなんだけど、ポテンシャルから言えばやはり、アンズには輝かしい昇格が用意されている気はする。それと、高校卒業を待っているとか、いろんな事情も絡んでくるだろうし。

H:そうかそうか。僕としてはアイナスがどこに入るか見えにくくなりましたね。EMPiREって感じでもないし。

ヤ:今はPARADAISESしかなかったろうね。そこはコーラが入っちゃったから。

H:その枠に行きたかったでしょうけどね。

ヤ:コーラは大手でのアイドル経験者で計算が立つだろうから。

H:僕はもしもしちゃんとコーラの加入先は逆だと思っていました。コーラがGTTBでもしもしちゃんがPARADAISESじゃないかと。

ヤ:でも、合宿後半、コーラは月ノ、もしもしちゃんはココと意図的に組まされていた。やっぱり、社長の考えは固まってたんだろうって思うよ。

H:確かに、試行錯誤は前半で終わってたような。

ヤ:6日目、アイナスは昼と夜でチームを移動している。あそこが最終チェックだったんじゃないかな。最終日に手紙とか読んでたけど、あそこは盛り上げどころを作っただけに見えた。

H:僕も、それほど深い意図は見えませんでした。

ヤ:今年は山場を見つけにくい合宿だから、社長のサービス精神が働いたくらいのことじゃないのか。

H:手紙については、WAggの2人より候補生の方が迫るものはありましたね。1個上の気合を感じました。

ヤ:大陸のパンチラインな。「今までは抜かれることが心配だった。でも今は先輩の背中を追っている」

H:歌詞ですよね(笑)

ヤ:文章って技術じゃなくて、どれだけ物事を深く考えてるかだから。大陸ちゃんには期待してしまう。

H:なんだかんだでWACKの未来は明るいと思いました!





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