映画界への遺書~勝手にしやがれ~

精神的に限界が来たため、私が去年告発した映画館、映画会社について、僕が言及することはもうありません。自分を守りたいので、あそこの関係者、ファンとも決別します。8年前、僕に「うちの迷惑になるからもう映画に関わるな。君にその能力もない」と言い放った人と、親しくしている人間を見たくもないからです。

あそこの労務状況改善についても、どうでもいいです。

今の場所がどう改善されようと、昔の職場で受けた搾取、ハラスメントが癒されるわけではないと気づきました。

告発自体が時間と労力の無駄でした。

ミニシアターは「働く人の心などどうでもいい」という従業員と作り手、ファンが集まる場所でいいと思います。

価値観がずれた人たち同士でたまっていれば、世間に迷惑をかけなくて済むのではないでしょうか。

それで不平不満を言う、僕のような人間が悪いのだと思います。

2カ月休みなし、月給5万円で文句を言ってすみませんでした。

交通費なしで、撮影やイベントのたびにタダ働きさせられて文句を言ってすみませんでした。

あの会社の花見に行ってから10年。
すべてが無駄でした。
何もいいことはありませんでした。
ミニシアターにも、そこのファンにも「映画愛ごっこ頑張ってください」としか思えません。


なぜ居酒屋チェーンや運送会社のブラック労働は糾弾されるのに、ミニシアターだけはぬるいファンが守ってくれるのでしょうか。

メディアは問題を報じないのでしょうか。

被害を受けた人の声は無視され、「ミニシアターを救うには公的補助が必要だ」という理屈になるのでしょうか。

公的補助と、過去に被害を受けた人たちの傷は関係あるのでしょうか。

訳が分かりません。


ミニシアターという文化がただただ憎く、狂いそうです。

だから、関係者とは一切の縁を切ります。

ミニシアターやインディペンデントの情報が目に入らない場所で、『スパイダーマン』とか見て暮らします。

みなさん、見殺しにしてくれてありがとうございます。

あなたたちの映画愛は、時給200円、ハラスメントざんまいの労働に支えられています。


どいつもこいつも安全圏から、きれいごとを語ってください。

搾取や暴力に慣れた経営者が上映する、社会派映画やヒューマンドラマに涙してください。

以上です。

2022/4/3追記:

こちら、精神的につらいとき、衝動で書きなぐった文章でした。撤回いたします。必要であれば、今後も公の場での言及を続けていきます。

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