【DALL·E 2入門】簡単にAIイラストが作れるDALL·E 2をはじめてみよう
AI技術の進化により、クリエイティブな作業も従来とは違った形で進化を遂げています。最近はChatGPTが話題ですが、それと同じくらい目覚ましい発展を遂げているのが画像生成技術です。
本記事では、AIによる画像生成を手軽に試せるツール「DALL·E 2」について解説します。DALL·E 2の概要や基本的な使い方、実践的な例を通じて、AI画像生成技術の魅力をお伝えできれば幸いです。
AIによる画像生成に興味がある初心者の方でも、本記事を読めば独自の画像生成を楽しむことができます。ぜひ一緒にDALL·E 2の世界へ踏み込んでみましょう。
1. DALL·E 2とは何?
DALL·E 2は、OpenAIが開発したAI画像生成技術を利用したツールです。このツールは入力されたテキストをもとに、関連するイラストや画像を生成することができます。
DALL·E 2の名前は、著名な画家サルバドール・ダリと、有名なアメリカのアニメキャラクター「ウォーリー(原題: WALL・E)」を組み合わせたもので、AIとアートの融合を象徴しているらしいです。
DALL·E 2は、従来の画像生成技術を大幅に向上させ、驚くほどリアルで緻密な画像を生成することができます。また利用方法も非常にシンプルで、専門的な知識や技術は必要ありません。
ChatGPTと同じようにテキスト入力を行い、生成されたイラストや画像をプレビューし、最適なものを保存するだけでOKです。
2. DALL·E 2の基本的な使い方
DALL·E 2を利用してAIによる画像生成を行うための基本的な手順を以下に説明します。
2-1. アカウントを作ろう
まずは以下のリンクから、DALL·E 2の公式ウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成しましょう。
リンク先に飛んだら、「Try DALL·E」をクリックします。
すると以下のような画面になるのでアカウントを作りましょう。アカウント作成は簡単で、メールアドレスやSNSアカウントを使用してサインアップができます。
アカウント作成後は自動でログインされてサービスを利用することができます。
2-2. 無料と有料の違いを知ろう
DALL·E 2は基本的に無料で使うことができます。ただし利用には制限があり、その制限を超えて使いたい場合は追加課金になる、という仕組みです。
以下にDALL·E 2の料金の仕組みを示します。
初月に50クレジットが付与される
1クレジットで1回の画像生成が可能
50クレジットなら50回分の画像生成が可能
翌月から15クレジット(1ヶ月分)が与えられる
無料のクレジットを使い果たした場合は追加購入が可能
115クレジットを15ドルで購入できる
2-3. テキストから画像を生成してみよう
DALL·E 2の画面上には、テキスト入力欄が設置されています。ここに、生成したい画像に関連するキーワードやフレーズを入力しましょう。
例えば、「犬と猫が一緒に寝ている」といった具体的なシーンや、「未来の都市のスカイライン」のような抽象的な表現でも構いません。テキスト入力後、画像生成ボタンをクリックすることで、DALL·E 2がテキストに基づいた画像を生成します。
今回は「超巨大な、空中に浮かんでいる猫型の要塞」という画像を作ってもらいたいので、まずはChatGPTを使って翻訳してもらいましょう。
なおChatGPTの始め方については以下の記事を参考にしてください。
ではChatGPTに作ってもらった「An enormous fortress in the shape of a floating cat in the sky.」という英文を、DALL・Eに入力します。その後、右側にある「Generate」をクリックすると…
このように画像が生成されました。なかなかかわいらしい画像で良いですね。
このように生成された画像は、複数のバリエーションで表示されます。これらの中から、最も好みに合った画像を選び、保存やシェアを行うことができます。
画像生成に満足いく結果が得られない場合は、テキストを修正して再度試すこともできるので、ぜひ何回か生成してみましょう。
3. DALL·E 2を試してみる
DALL·E 2の魅力を実感するために、いくつかの実践的な例を試してみましょう。
3-1. 好きな画像を生成してみよう
生成する画像に悩んだら、まずは自分の好きなものや興味を持っているテーマに関連する画像を生成してみましょう。
例えば、「サイバーパンクな部屋で踊っているサイバーパンクな女の子(cyberpunk girl is dancing in the cyberpunk room, Digital art)」といったテキストを入力してみます。
すると以下のように画像が生成されました。
複数のバリエーションが表示されるため、最も魅力的なイラストを選ぶことができますね。
3-2. 自分のプロフィールから画像を生成してみた
自分のプロフィールをもとに画像を生成するのも面白いかもしれません。例えば、自己紹介文や趣味、好きなものをテキストとして入力し、それに関連する画像を生成してみます。
今回は僕も、自分のツイッターのプロフィールを使って画像が生成してみました。
Love が強調されたのか、ハートマークが多いですね。ただ、プロフィールのようになかなか画像にするのが難しそうな内容でも、このように頑張って生成してくれるのは面白いですね。
3-3. DALL·E 2では画像の保存、シェアが可能
DALL·E 2で生成された画像は、簡単に保存やシェアを行うことができます。生成された画像をクリックすると保存やシェアをするボタンがあります。
保存ボタンをクリックすると、画像がダウンロードされます。また、シェアボタンをクリックすることで、SNSやメッセージアプリを通じて友人や知人と共有することができます。
DALL·E 2で生成された画像は、個人的な利用や学習目的であれば、著作権に関する制限はほとんどないので、気軽に利用することができますね。ぜひいろいろな画像を作ってみてください。