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〈オカマ〉という言葉について

自分が初めてこの言葉を言われたのは4歳の時。保育園が同じだった女の子から言われた。

大好きだったおジャ魔女ドレミの話をしていたら「おジャ魔女ドレミ観てるの?ゆうやみたいな人はオカマって言うんだよ!」って言われた。だけどその時はあまり意味をわかっていなかったから、「へー」って感じだった。

それからその女の子が放った言葉が伝染した。保育園で女の子っぽい行動やトピックを話すと「オカマ」って言われ始めた。最初はなんとも思わなかったけど、少し経ってから「あ、これって悪い言葉なんだ」ってわかった。きっと、言葉に愛を感じなかったから。

それから小学校に上がってからも、たくさん「オカマ」と言われた。同級生や年上、年下にも。たいてい「オカマ」と言われるのは、揶揄われている時。自分でも「事実だから仕方ないか」と傷ついた心をそのままにしていた。

「オカマ」ってとても差別的な言葉

言葉を放つ側は「女っぽい男(イジリ)」みたいなスタンスかもしれないけど、言葉を受け取る側は本当に良い気持ちがしないんだよね。

だけど、良い気持ちがする「オカマ」もある。

それは大好き人たちから言われる、愛のある言葉の時。

座間味島に住んでいた時の友達が言う「オカマ」は愛が溢れていて本当に好き。

「このオカマがぁ(愛)」、「まあオカマだもんね(愛)」、「おいオカマ(愛)」

そのおかげで少しだけ「オカマ」って言葉が好きになって、自分で「オカマだから」と言える強さも手に入れた。

結局はどんな言葉も愛があるかが大切

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