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便利な時代だからこそ、あえて〈冒険〉を楽しむ方がCOOLじゃね?

今は、スマホやPCで簡単に情報が手に入る時代。飲食店や旅先なんかも事前に調べてから行く方が断然マジョリティ。

今は検索エンジンだけではなく、InstagramやTikTokなどのSNSから情報収集することも多い。そのため、文章や写真以外に映像からも情報を得られる。非常に便利な時代になったなと思う。

今日美容院に行って髪を切っていたら、担当美容師さんがこんなことを言った。

「旅行前に事前に調べて写真や映像を見ちゃうと、実際に目で見た時の感動薄れませんか?」

確かに!!!

と思った。考えたこともなかったけど、納得した。今は撮影技術や加工技術が高い人で溢れている。実際に目で見るのと大差ないか、写真や映像の方が綺麗なこともあるくらい。感動を手軽に味わえるけど、旅にとってはデメリットかもしれない。

そして、担当美容師さんは追加でこんなことも言っていた。「気になる場所があっても事前に映像とか見ちゃうと行った気分になりませんか?そうなると『まあいっか〜』と思って行かなくなるんですよね。それってすごくもったいないですよね。」

確かに!!!!!!
もったいない!!!!!!

旅先で適当に歩いて絶景スポットを見つけたり、地元の人に教えてもらった超ローカル飯屋が美味しかったり、現地に行ってみてわかる空気感だったり。行き当たりばったりで、偶然を楽しむのが〈旅〉だったなって、担当美容師さんのおかげで思い出せた。

同時に「なんかこの話の感じ、最近どこかで観たような」と思った。

〈おいハンサム!!〉だ。

最近友達に勧められて見始めたら、大ハマり。1日で観終わった。本当に面白いからまだの人は是非観てほしい。キャッチコピーで伝えるなら「日常的哲学ドラマ」かな?本気でオススメ。

オススメ話はこれくらいにして。〈おいハンサム!!〉でこんなエピソードがある。

吉田鋼太郎さん演じる源太郎が部下を飲みに連れて行った。部下のひとりが「この店何で調べたんですか?食べログは見ました?」と。すると源太郎はこの店を見つけた時のことを話し出した。

ある日この近くを通り、迷ってしまって路地に入っていったら、たまたまこの店に行き着いた。そしてランチを食べたら最高だったので、以来気に入っている。「自分の勘だけを頼りに飛び込んでみる。迷わないと見つからない。迷ったからこそ辿り着ける。」と語った。

その話を聞いた部下が言う。「そうやって店選んだら当たり外れありますよね?」と。

その後の源太郎の言ったセリフがこちら。


「だから面白いんじゃないか。間違いのない選択なんてないんだよ。だから、ちゃんと迷うんだ。迷って、選ぶ、迷って、選ぶ、人生その連続だ。」

今日、担当美容師さんが話した内容と通ずるものがある。

直感で行動した先にある予期せぬ出会いこそが、人生をより面白くするのかもしれない。

担当美容師さんと源太郎から学んだ。

皆さんも気が向いたら〈おいハンサム!!〉観てみて。まじオススメです(2回目)

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