今朝の一曲:綺羅星ひとつ(蓮沼執太/CHANCE feat. 中村佳穂)

2018年、中村佳穂が出現したとき、綺羅星、キター!!!と、身体中がゾクゾクした。音楽で殴り込み。ピアノと声で殴り込み。

音に吸い込まれる。
柔らかくて、手で掬っても、全部が掴めない。
指の間を、キラキラ光のように落ちていく。
それでもどんどん無尽蔵に溢れる。


高校生の時のエピソードとして、いつもピアノの前で、友人のリクエストを聞いて歌っていたとのこと。

映像で見る彼女の時間は、多分その時と同じ、いつも同じ音楽の時間。高校生の時の柔らかさそのままに。

その柔らかさは大人になって、無闇な荒波に揉まれるだろうけど、それをも払い除ける強さを内包し続けてほしいと願っている。

音楽はたまたま彼女の表現であって、私たちも違う表現方法があるのかもしれない。自分にはない才能にいつも目が行きがちだけど、私たちの普段の生き方、暮らし方が、私たち自身の自己表現方法だと気づく。

きっと彼女は歌うこととご飯を食べることと友人と話すことが同じ地平線にあるだろう。

私もそういうまっすぐさを取り戻したいって思う、今日は水曜日。