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捨てる神に拾う神
家は洩らぬほど食事は飢えぬほどにてたる事なり
次の家用にトイレットペーパーホルダーを作った
ポイントはセイズファームのコルク
材料
その辺のしっかりした古材を洗って切る
セリアのアイアンバー(半分に切る)
コルクは包丁で半分に切るのでひとつ
ペーパーの厚みで足りない分は角材で調整
小さい頃、実家の近くには粗大ゴミ置き場があった。
フライパン、棚、電化製品、なんでも置いてあった。
従姉妹とままごとする時には、そこから拾ってきたゴミで遊んでいた。
高度経済成長期の後に生まれ育った私たちは、経済がどんどん縮小する前の、どんどん消費され棄てられていくあれこれを見て育った。
今年の2月に行ってきた尾瀬では、『昔は良かったのに』と愚痴るお客様に『散々消費し荒らしてその後に残ったのが今ですよ』と山小屋のお姉さんは伝えてるそうな。
高齢になってきた尾瀬リピーターたちはみなしゅんとした顔で反省するそうだ。
今、わたしは空き家に住んでいる。
次も空き家に住む。
ほとんどの大家さんたちは立派な家を別に建て、昔の家は打ち捨てようとしている。
残留物をそのままにしているところもあり、途方に暮れている人も多い。
でも古くなったものの中には、大家さんたちが知らない世界の価値観で宝物に見えるものがたくさんある。
空き家は大きな大きな粗大ゴミボックスだ。
でも空き家には夢が詰まっている。
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