ゾロアーク採用型ゲンガーVMAX
おばんで〜す、2〜3年ぶりにnoteを書いています、ヤントスです。普段はやんばるというHNでポケモンカードをしています
前島亜美名義でTwitterをやっていますが前島亜美ではありません。勘違いしていた方ごめんなさい。
さて、今回は僕がシティリーグシーズン5で使用し予選2-2、見事決勝トーナメント進出ならずとなってしまったゲンガーVMAXのデッキの解説です。
普段、大会で使用したデッキレシピを公開したりnoteを書いたりは滅多にしないんですが3連休暇なのといわゆるゲンガーテンプレみたいなところからは少しずれている面白いデッキが作れたのでゲンガーVMAXの1つのかたちとしてみなさんに知ってもらえたら嬉しいです。
今から書く事全てまるで優勝したかのように書きますが2-2です。文句言われたくないので太字にしておきます。
1.ゲンガーの環境での立ち位置とデッキ選択の経緯
まず前提として僕はシティリーグシーズン4終了時点でCSPトレリ込200あったので残り2回のシティリーグで世界大会ボーダーといわれている400ポイントに届くためには残り全てのシティリーグを優勝する必要がありました。
1番強いデッキ=大会で優勝できるデッキではないと考えています。
この考え方は大会の規模が大きいほど肯定され、僕が大会でtier1のデッキを好んで使わない理由なのですが現環境で考えると1番強いデッキ(強いの定義はめんどくさいので今回は使用者が最も多いという意味として使います)は間違いなくミュウVMAXです。ではミュウVMAXを使わないプレイヤーが最も考えなければいけない点はなにか。それはミュウVMAXに有利であるか、です。
このミュウ使わん奴はミュウに勝てるデッキ持ってくるだろ理論、そんなん言われなくても分かるわ、当たり前だろって言われたらまあそれはそうなんですけど僕はこの理論をとてもとても大切にしてるので1番強いデッキを使用しない傾向にあります。1番強いデッキに勝てるデッキが無かったら黙って1番強いデッキ使ってます。もし僕がCSP390とかだったらbest8でポイント的に十分なのでミュウを使っていたでしょう。ミュウ最強!
長くなりましたがミュウに勝つ方法は大まかに3つあると考えます。
・弱点を突く、又は高火力な技でミュウVMAXを一撃で倒す
代表的なカード
ゲンガーVMAX、ガラルファイヤーV、れんげきテンタクル、ムゲンダイナVMAX
・ミュウVMAXの攻撃に一撃で倒されにくい
代表的なカード
アルセウスVstar、VMAXデッキ全般
・ゲノセクトVの特性を止める事で隙を作る
代表的なカード
頂への雪道、ガラルマタドガス
上の条件を2つ以上達成しているデッキがミュウに有利といえます。1つのみだとミュウデッキのパワーで押し切られてしまうでしょう。
ゲンガーVMAXはこの内
・弱点を突く
・ミュウVMAXの攻撃をゲンガーVMAXが耐えやすい、倒されても次のゲンガーVMAXが一撃で倒されない
・おまけ メロエッタに対してヘルガー等ヒエクのポケモンで倒す事が可能である
為有利であると考えます。
さて他のデッキはどうでしょうか。
さっきの条件を他に達成しているデッキとしてアルセウスVstar+はくばパドレックスVMAXデッキが考えられます。このデッキはメインアタッカーであるアルセウスVstar、白馬VMAXのHPが210より高くミュウVMAXの攻撃を耐えやすいです。
又、アルセウスVstarの特性により頂への雪道を貼る事が安定しやすいです。雪道引けなくてミュウにぶんまわられて負けちゃった!wってならないのが良いところですね。
おまけに白馬VMAXの技がこだわりベルト込み280まで伸びるのがとても優秀でインテレオンのクイックシューターによるダメージで相手のVMAXを実質一撃で倒すことができるのもこのデッキが人気の理由です。
この280+クイックシューターがゲンガーデッキにとっては相当厳しかったのですが、逆に280+クイックシューターさえなければゲンガー側がアルセウスVstar、白馬VMAXをキョダイマルノミで一撃で倒す事ができるので勝てると考えていました。
そこでユキノオー採用を思いつきます
このポケモンによってゲンガーVMAXのHPが一撃の咆哮による自傷込みで320〜350まで伸びます。これにより白馬VMAXの280+クイックシューターから倒される事が無くなるので非常に有利に戦うことができるようになりした。
しかし構築上問題が発生してしまいます。
ゲンガー、ユキノオー、ビーダル、ヘルガー.....
事故る!!!!枠もない!!
流石に回りません。ユキノオー入れるってなるとビーダルを抜く事になるんですがビーダルはとても強力な特性を持っておりビーダルさえ立ってしまえばデッキがぶんぶんまわる最強カードでした。ヘルガーを抜くわけにもいきません。
「おれはこのユキノオーゲンガーを諦めるのか.....はぁ...メタモンプリズムスターがいればなあ......」
うにょにょにょ......
ん❓
いました。偽メタモンプリズムスター。
最初はさらに事故りやすくなるのではと思ったのですがビーダルが強力でこのデッキのやりたいことをやれるデッキとして成り立たせてくれました。
2.デッキレシピと採用理由
デッキコード RyMyMy-cpiL1Q-ppSpyy
・ゲンガーV、VMAX 3-3
1tにゲンガーVを置きたいので4枚採用したかったですが枠カツカツなので断念。4-2も検討したかったですが試す時間がありませんでした。
・デルビル、ヘルガー 3-3
調整してこの枚数に落ち着きました。ヘルガーを使うデッキとして他にいちげきウーラオス+ブラッキーが挙げられますが、こちらは1tにデルビルを2〜3置く必要があるのに対し、ゲンガーVMAXの場合少ないエネルギーで動けるので1tに1枚置ければ十分です。
・ゾロア、ゾロアーク 2-2
ヘルガー、ユキノオー、ビーダルどれにでもなれるカードです。1tには基本現物のポケモンを置き、ゾロアを置く必要はないのでこの枚数で落ち着きました。
・ユキノオー 0-1
ゲンガーを使う理由になったカードですが白馬対面以外使いたい対面が思いつかないのでユキカブリは不採用です。テンタクル対面にも要求を上げる為、最後HP370ゲンガーを押し付ける為に立てたりします。
インテレオン不採用、その代わりにビーダルを採用したアルセウス白馬が増えてきていますがダンテでドヤ顔されたくないので立てれる余裕があったら立てておくのが無難です。
・ビッパ、ビーダル 1-2
このカードがなかったらデッキとして成り立ちませんでした。2tに立てれるのがベストなのでビッパを1枚採用しています。これが立つか立たないかでかなり勝ち負けに影響します
・モルペコ
ゲンガー以外のアタッカーが欲しかったので採用しました。テンタクルに対しても有効に使えます。
ユキノオーが立っている状態だとHPが100まで伸びるので一撃の咆哮を3、4回も使う事ができますがそんなシチュエーションは練習も本番も一度もきませんでした。しかしプランの一つとして頭には入れておきましょう。
・クロバットV
デッキにいる事が強いので1枚入れています。
・ボール 12
12枚から減ることはないと思います。
・こだわりベルト 2
いちげきエネルギー2枚+こだわりベルト+キョダイマルノミが320となりだいたいのVMAXを一撃で倒す水準になるので必須です。
オドリドリが働いているいる状態のミュウVMAXをモルペコで倒すためにも必要になります。
・活力の壺 3
1枚しか使わない事が多いですが3枚入れるとプレイが簡単になるので3枚にしました。
・ポケモンいれかえ、あなぬけのひも 2-1
いれかえ札が5〜6枚入っているゲンガーをよく見ますがキョダイマルノミを何回打つつもりなんでしょうか。2枚でも困りませんでしたがユキノオーを逃す手段がなくなって負けてしまう事が起きてしまう場合があるので3枚にしました。
・ドロサポ 7
減らすことはないです
・ボスの司令 3
ビーダル立ってからはボスを連打して最速で勝ちたいので3枚採用です。
・あくのとう 1
まともなスタジアムが無かったので入れときました
・いちげきエネルギー 4
・ハイド悪エネルギー 3
エネルギー10枚とか入ってるゲンガーをたまに見ますが多すぎです。ヒエクを意識するならわかりますがどのみちテンタクル以外のヒエクに勝つのは難しいです。
3.不採用カード
・頂への雪道
一般的なゲンガーVMAXによく採用されていて、ジュラルドンVMAXに対して使うカードですが今回はジュラルドンを諦めて採用しませんでした。ミュウに対しても有効ではありますが、ミュウはこのカードがなくても勝てるので必要ないです。
・風船
プレイが簡単になるカードとして最初は入れていましたがユキノオーが逃げ3で重たいので最終的には採用しませんでした。基本的にゲンガー以外バトル場に行くことがない上ハイド悪エネルギーが採用されているので無くてもいいカードです。
・ミュウ
風船不採用なのとベンチスペースとデッキの枠の関係で入れる事が難しかったです。
・基本悪エネルギー
ハイド悪エネルギーの代わりに入れるカードですが、今回はハイド悪エネルギーを採用しました。
ジュラルドン、うねりの扇を採用したデッキが増えてきたら検討したいカードです。
・イシヘンジン
ヒエクアタッカーとして優秀な1枚ですが、今回はモルペコにした為このカードは不採用にしました。
アルセウスVstarに弱点が取れたり、フーパファイヤーにかなり強く出れる1枚なのでこちらも環境に合わせて採用を検討したいカードです。
・バトルVIPパス
2t以降手札に来るとイライラするのと、1tに使うためにクロバットを使って引きに行くプレイをこのデッキであまりしたくないので不採用になりました。採用するならスーパーボールから変えるカードになります。
・カリンの信念
何ダメージ出すつもりなのかよくわかりません。こだわりベルトが登場した今必要ないカードだと思います。これを入れてる人は相手の場にジャンボカードビクティニかゾロアークと伝説ポケモンがいるのでしょう。
4.vs連撃テンタクル(追記)
ミュウVMAX、アルセウス白馬についてはゲンガーが相手のポケモンをなぎ倒していくだけなのでこちらで細かい説明はしません。連撃テンタクル戦について質問が多かったので軽く触れていこうと思います。
まずマッチアップ相性ですが5割だと考えます。この相性はお互いに採用されているカードによって変わってきますがサンプルレシピが用意できないので今回はインテレオン型との対戦について話していきます。チラチーノ型も人気ですがこっちは練習していないので分かりません。想像では9割くらいゲンガーが勝ちそうですがチラチーノガチ勢に怒られそうなので語るのはやめておきます。
まずゲンガー側は6回攻撃しないと試合に勝てません。つまりゲンガー側が6ターン目を貰うためには5回、ヒエク(サイドを1枚しか取られないポケモン)で戦う必要があります。
そしてゲンガー側にカラマネロを倒せるヒエクはヘルガー(デルビル)3、モルペコ1の4体のみです。実際はゾロアークからヘルガーになる事はできるのでもう少し多いですがサイド落ち等かみ合いもあるのでだいたいこの4体になります。
先程6回攻撃しないと勝てないという話をしましたがこのままだと4回しか攻撃できないのでゲンガーVMAXが2回動く必要が出てきます。5回目に攻撃したゲンガーVMAXが返しに倒されてしまうと負けです。なのでゲンガーVMAXが倒されないように最大のプレイをこちらがする必要があります。
・一撃の咆哮をゲンガーに打たない
絶対に打ってはいけません。20点乗るだけで相手の要求値が下がります。
・ユキノオーを立てる
テンタクル戦はゲーム展開がゆっくりなのでユキノオーをどこかのタイミングで必ず立てましょう。+50なのでテンタクルの要求枚数が2枚増えます。
・ジメレオンを倒す
クイックシューターのインテレオンが厄介です。
こいつが立ってしまうとゲンガーに毎ターン20点乗せられてしまいテンタクルの要求がかなり下がります。ボスの司令を雑に扱って問題ない試合なのでジメレオンを倒せるときに積極的に倒していきましょう。もしクイックシューターのインテレオンが立ってしまっても試合を諦めることはありません。ジメレオンを丁寧に倒す事ができていれば裏工作のインテレオンに進化する事ができず相手の要求が結果的に高くなる場合があります。
・ポケモンいれかえを大切にする
キョダイマルノミは反動で次のターン動けなくなってしまうので必ず1枚残しておきましょう。
・活力の壺を大切にする
自分の勝つために必要な攻撃回数とエネルギーの枚数を確認して使いましょう。
・クロバットVを出さない
まあ当たり前です。ボスで取られて負けます。
・あくのとうを最後まで貼らない
これは練度が低いとやりがちなのですが博士で捨てる以外で貼るのはNGです。
相手のターフスタジアムを割れなくなってしまいテンタクル側の要求が下がります。ゲンガーVMAXが攻撃するターンにターフスタジアムを割りながらマリィを打ち最大限までテンタクル側の要求を上げましょう。
↑かわいい
・お祈り
上記の事を全てやり遂げたら後はカラマネロ裁判長の判決を黙って待ちます。我々には祈ることしかできません。無罪、又は執行猶予がついた場合とどめのいちげきをさしましょう。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうござきました!
ゲンガーVMAXは構築の自由度が高く、いろいろなアタッカーやサブのポケモンを選べる楽しいデッキなのでぜひ自分に合うゲンガーの相棒を探してみてください!!
質問等あれば@yanbal_pokemon、@sFPHjIxbloFTY3gまでお願い致します。
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