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自分はカナダの名門大学出身のニート

みなさんは、知り合いが海外の大学を出ていると聞くとどう思われますか?

輝かしいキャリアを送っているエリートだ。天才だ。優秀だなどと思っていませんか?

そんな自分はカナダの某名門大学(写真に写っちゃっていますけど)を卒業した、世には高学歴のだと呼ばれる人間の一人です。

周りの人にもエリートとか天才とか優秀とか呼ばれました。

でもそんな自分の正体はマイペースに自分の好きなように日々を送っているニートです!

日本語、英語、中国語、スペイン語、フランス語の五か国語を話す自分、日本の普通の公立高校を卒業後、カナダの4年制大学に進学し、世界中を旅し、様々な国際活動が認められ、留学生功労賞や奨学金などを受け取って卒業するなど、だれもが憧れる輝かしいように見える海外大学生活を送りました。

しかし、今は誰でも留学ができる時代。海外の大学やカレッジに進学するといったことはもはや夢ではありません。とてもたやすいことになりました。

そんな時代に生きている自分たちですが、残念ながら日本では

高学歴=名門大学卒=いい仕事、将来が保証されている

という時代遅れの観念がまだまだ根強く残っています。

自分は偏差値が平均より少し高い程度の、日本の公立高校の普通科を卒業し、カナダの4年制大学に進学した凡人留学生でした。

カナダの大学では国際関係学を専攻し、副専攻として環境学と政治学を学び、名誉学位を取得して3年半で卒業しました。ごく普通の大学生でした。

しかし、大学を卒業したとたん、どうしたことかエリートとか優秀とか勝手に思われるようになりました。

大学で4年間を共に過ごした仲間も同じくそうです。

しかし、現実はそんな甘くありません。

どれほど大学が名門でも、世の中に名が知られていても、世に高学歴と呼ばれている我々の現実は輝かしいものではありませんでした。

大学を卒業後、本当にやりたい仕事、将来夢見た仕事につけている同級生はほんの一握りです。

大半はやりたい仕事に就けず、高校生でもできるような仕事を何年も続け、最低限の生活を送っているのが現実です。

思い描いたキャリアを送ることができず、将来の夢をあきらめた人、長年目指していた人生の目標を変えざるを得なかった人、周りの人間を失望させた高学歴の仲間も多々見受けられます。

そんな自分はというと、国連で働くことを夢見て国際関係学を学びにカナダへと旅たち、国連の現実に失望した末、カナダで20以上の会社を転々とし、今は数々の事業に携わっているニートなのかフリーランスなのかよく分からない生活を送っています。

現実逃避ですかね。

一日一日が自由で楽しいのでいいのですが、、、

「海外大卒=高学歴=輝かしい将来確約」という観念が通じる時代はもう終わりました。

大学教育が今世紀最大のSCAM(詐欺)とも言われる時代でもあります。

就活で有利になるからと勘違いして大学進学を目指している高校生の皆さん。子供の将来のためと思って息子さんや娘さんの大学進学準備をしている親御さん。

その大学教育が本当に必要なのか。将来のためになるのかよく考えてみてはどうですか?

最後までご購読ありがとうございました。

次回の投稿もお楽しみに!