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子どもをどう捉えるか

保育園に勤めて19年目。

ホントにいろいろな人がいました。
子どもたちに対する捉え方も
関わり方も違うんですよね。


保育に正解はない


昔からそう言われてきました。

子育ても同じように、
育児の方法も色々なやり方があっていいのです。

結論から言いますと、

肯定的に捉えるのか、否定的に捉えるのか

という部分です。

私自身は、子どもをまず肯定的に
捉えることを意識しています。

例えば、外遊び中から給食の時間となる場面。

全体に声をかけると、
大半の子はおもちゃを片付けて、
部屋に入っていく流れになるかと思います。

その時、園庭の隅で
座り込んでいる子がいました。
動く気配は見られません。

『何を見ているんだろう』

『興味のあるようなものを見つけたのかな』

私はそのように連想し、

次の関わりとしてその子の傍に行き

「どうした?なにかあった?」

と声をかけて、その子の反応を見ます。


この場面を否定的に捉えて関わると、

『またあの子はあんなところで座り込んでいる』
「私の話を聞いていなかったのかな」
『どうしてみんなと一緒に入れないのだろう』

そのように考えてしまうんですよね。

すると、

「何やってるの。早く行くよ!」
「周りを見てごらん。誰もいないでしょ!」

そんな関わり方になってしまうのです。

子ども目線となって
考えてみるとわかると思います。

どちらの先生の関わりがいいか。

もしかしたらアリの行列を
見つけたかもしれない。

きれいな石があったかもしれない。

きっと何かしらの興味を持ち、
目的もあったんだと思うんですよね。

その時に「どうしたの?」

と傍で聞いてくれるのと、

「なにやっているの早くきなさい!」

と遠くから、半ば強制的に言われる。

一目瞭然ですよね。

注目すべき点は、

子どもの姿自体は変わらない


そこに座っているという事実があって、
それを周りの大人がどのように捉えるか。

やはり肯定的に捉えたほうが、
子どもにとっても良いですし、
大人も負の感情を抱きにくくなりますよね。


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