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お肉をあまり食べない話

トレーニーといえば鶏胸肉というイメージがある。実際、多くのトレーニーが食事に肉を導入している。
人間の筋肉の構成と近しいアミノ酸配分だとかなんとかで、肉は筋肉づくりによいというのは事実らしい。
さらに、薬膳には体の悪い部分と同じ部位のもの(例えば肝臓が悪ければレバー)を食べれば治るという「同物同治」なる考えがあるようだが、同じように胸を大きく鍛えたければ鶏胸肉を食べればいいと本気で考えている人も中にはいるようだ。

そんな肉至上主義的なトレーニング界隈に、ひよっこなりにも一応身を置いている私であるが、実のところほとんど肉を食べない。だが、決して肉が嫌いというわけではない。焼肉は大好きだし、昔は母がよく豚丼を作ってくれて、毎晩のように食べていた。

食べなくなったのは、一人暮らしをするようになり、自炊を始めてからだ。私は面倒くさがりだから、調理はなるべくすぐに終わり、かつ洗い物がほとんど出ないものがいい。だから、焼くとか炒めるとか煮るという調理はハードルが高い。
そうなると、必然的に火を使わない料理をすることになる。つまりレンチンが中心になるわけだが、肉は基本的に火を通さないと料理できないため、私は肉を買うことが全くないのだ(調べればレンチンで肉料理ができるのかもしれないが、それを調べることすら面倒に感じてしまっている)。

では何をタンパク源としているかというと、私の場合は魚である。魚と言っても生魚を買ってきて焼くわけではなく、缶に入っている魚である。とりわけツナ缶、鯖缶は私にとっては貴重な食事源となっている。
缶詰は保管が効く上に開けてすぐに食べられる。特に味付けしなくても美味しいので、無駄な調味料も一切不要だ。さらに魚には不飽和脂肪酸が豊富に含まれているため、体にもいいときている。タンパク質の質という観点では肉に劣るのかもしれないが、それでも一缶で十分なタンパク質を摂取できるため、問題はないと思う。
総合的にみて、私は肉より魚の方が取り入れやすかったため、今でも魚が中心の食生活となっているというわけだ。

火を使う調理をするようになるまで、今後も肉はあまり食べないだろう。
魚派トレーニーとは馬が合うかもしれない。


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