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天官賜福 貮 第七話感想

毎回、水曜(木曜)深夜にリアルタイムで放送を見て、ウワーーッとなりながらツイッター(でもういいでしょ)で思いを吐き出し、木曜〜土曜日まで何度か見ながら土日で感想を書く……そんなルーティーンで行ってきたこの感想note。
なのですが、土日で読まないといけない本がありその読書に費やしてしまったため、感想と向き合えなかった……。悲しい……1日24時間のうち労働が10時間以上なの、シンプルに時間がないのですが???

まあそんな言い訳はおいておいて、慌てて感想を書いております!!!
もう明日じゃん!八話!はっっ早!なので、今回の感想は短め……多分……。


天官賜福 貮 第七話 「ただ一人のために」

総評

ああ〜〜〜殿下〜〜〜!泣いちゃう……つらい……。郎千秋と対峙する殿下を見ていると胸がぎゅっとなってしまいますね。それを見つめる花城の表情もいちいち「わかる」だし……。

というわけでアバンは前回のシーンから。
殿下を傷つけてしまって、ぎゅっと握られた花城の手……!そしてあまりにもわんこだったシュン……のかお!こうして見ると、花城が19くらい(見た目)なのを実感してしまいます。

殿下は傷のことよりも花城を騙すような形になってしまった、挙げ句極楽坊もハデに燃やしてしまったことを悔やんでいて……。
お互いがお互いを思いすぎていて、きゅんきゅんします。

ところで厄命ちゃん(かわいすぎてちゃん付けで呼んじゃう)のうるうるもかわいかったのですが、花城が結構強くはたいていたのにちょっとびっくりしてしまいました。強い。

そんな中突然の大声。風信くんなわけですけども。風師さま、賽子だ!ってピンとくるの、勘がいいなあと思いました。慕情の器用さも。この手先の器用さ、わかる……!ちなみに原作では賽子はどこからともなく現れていました笑。細かいことはい〜んです。

せっかく作った賽子をばっと奪う風信、そういうとこ!!そういうとこだぞ!!!ところで、天官賜福アニメでは賽子をしまう動作をなぜか丁寧に描いてくれるなあと思っています。というか「しまう」という動作をしっかり描くというか。賽子もそうだし若邪がしゅるん!としまわれるところも結構印象深いです。

「もっとも恐れる場所」が女湯な風信くんさ〜〜……なんなんだほんとにw
慕情は脱衣所的なところだったけども、風信は浴室だったのでは……これ、このかんじ、あれですよあれ、「らんま1/2」……。そしてワニ!これ原作を読んでいるときからなんで慕情はワニが怖いんだろ??と思っていたのですが、ワニじゃなくてワニがいる”沼”が嫌なのかな?とアニメを見て思いました。というかモブ神官が言っておった。「潔癖」だと……。なるほど〜〜!そういうことね。ふっとぶワニもちょっとるーみっくっぽかったです。泥の掛け合いするふたりの神官を見てドン引きしているワニに笑いました。どういうことww

三郎に一度でたどり着いた殿下、「合計で2」のところが笑顔でピース!という感じでかわいかったです。でもまだちょっと落ち込んでいる花城……。
「会いたいなら〜」のときの表情、とっっても優しくて、殿下がハッとしたのもわかります。水が落ちる演出、これは殿下が無意識ながら恋に落ちた瞬間だ……!と思ってツイッターでわーわー(でもないけど)言っていたのですが、これまでなんの波風も立たなかった殿下の心に一滴の雫が……というような素敵なツイートを拝見したりして自分の浅さに不甲斐なくなったりもしましたが、花城の言葉と声と表情に心を揺さぶられたのだな……と思える大好きなシーンです。
原作ではこの言葉の後で殿下の心が揺れたことを短い文章で書かれてあって、こちらも大好きです。こういう細かな描写で、殿下が花城のことを意識して恋に落ちていく(無意識下で)ということを積み重ねていくの、最高に良い……!

そして郎千秋。彼は彼で今でも国師のことを信じている気持ちがあって、それを”決闘”ということでケリをつけようと思っていると思うのです。この時点では。だからやたらと”正々堂々”の決闘を申し込んでいる。でも、決闘をしたら100%殿下が勝ちます。それが分かっているだけではなく、もう殿下は剣で人を傷つけたくないと思っています。
郎千秋の決闘の申し出を花城が相手しようとしていたところを止める殿下、そして殿下が芳心剣を抜いたときの花城の表情。
武器庫で殿下に剣をあげたがっていた花城は、殿下の気持ちを知った後のこの行動に何を思ったのか……。

そして、この決闘は若邪が素晴らしい形で終わらせてくれました。私からしたらこの結果は納得でしかなく、千秋はこのまま引いてくれよ~と思ったりもしましたが、彼は彼の正義がある。私はどうしても殿下側から物語を見ているのですが、朗千秋の側に立ってみると幼い頃から憧れ慕っていた国師が父母を殺した(と思われる)場面を目にする→家臣たちが対立を煽ろうとしているのを押し切って友好路線を突き進む→功績が認められ天に昇る、まではいいんです。これが国師(謝憐)が理想としていた形ですよね。つらい出来事はあったが、朗千秋は立派に務めた……ってあれ??国主にはなっていないんだよね??朗千秋、すぐ飛昇しちゃったんだっけ?朗千秋がいなくなって、永安国はてんやわんやだったのでは……(夢で采配したりしてたのかな

それはともかく、そうやって生きてきた(生きてきたという言い方が正しいかは分かりませんが)朗千秋が、数百年の後にあの国師は神官で、しかも貶謫された神官で、自分の祖先が滅ぼした仙楽国の太子殿下だったことを知った衝撃は計り知れないと思います。父母の惨劇と仙楽国のことを離して考えていた(考えようと努力した)朗千秋にとって、この事実は自分が生きてきた道が正しいものではなかったと思うに値するものでは……。
私としては、仙楽人が起こした惨劇ではあるもののそれは一部の人間であって、仙楽人だからといって皆殺しにするのは間違っていると思います。いうなれば一部の過激派が起こしたテロで無関係の人間を殺すのか、という話です。どうしても今のイスラエルにおけるガザへの攻撃を思い出させてしまう。
なので、千秋がとった道は正しいと思うのです。ですが、感情面では割り切れないものがあるのでしょう。
一度は手にかけた国師に決闘を申し込んだのは、真実を知ったからには決着をつけなければという朗千秋のけじめ。でも、殿下はそんなことはせずにいたい。むしろ何も知られずにいたかったので複雑なところです。
こ、このエピソードだけでなんという複雑な人間模様が描かれるんですか天官至福は???まだ序盤ですが……。

「あなたのようには絶対にならない」という朗千秋の言葉を聞いて、殿下は声をあげて笑います。このシーン、原作を読んだときと私の印象が少し違っていたんですね。
読んでいたときは、朗千秋がこんなにまっすぐに育ってくれたこと、常々言っていた「自分を美化するな」をここで、この言葉で覆してくれたこと、そして何より自分のやってきたことを思っての自虐的な笑いだと思っていました。アニメでの表現は月を見上げた殿下が涙を目にため、「私のようになるな」と言います。涙……!これは、なんの涙なんだろう?きっと、これも同じように自分のやってきたことを思ってのものなのかなと考えたりしています。でも、「これまでやってきたことが報われた」という思いもあったのかな。う~んどうでしょう。書きながら考えているのですが、もしかしたらアニメの解釈としては、「自分を美化して祭りあげても後でがっかりさせるだけ」という思いを持っている殿下だけど心の底では信じてくれる人を求めていて、ああやっぱり千秋もそうだった(がっかりさせた)という気持ちの涙だったのだろうか……?
この辺はいろいろな印象を持つ方がいそうなので、知りたいな~と思ったりします。

そしてかわいい不倒翁(おきあがりこぼし)の朗千秋!これがグッズになっているの、さすがと思いました笑。
「哥哥、付いてきて」(この角度の花城が好きすぎる~!)からの青鬼の巣である洞窟へ。
趣味が悪いと評判の青鬼だけあって、部下の小鬼も頭にロウソク立てております。出くわしてしまってヤバい!と思っていたらなんと自分も青鬼配下の格好に。まるでアバターのようで画面の前で叫んでしまいました。「アバターだ!!」と。

さて、次回は「青灯夜遊」ですね。とうとう青鬼が……!

ところで今回、花城の表情にも注目していました。
朗千秋が地面に突き刺した芳心剣を抜いた殿下を見る花城……!武器庫で殿下に剣をあげようとして断られたので(理由が理由だけに……)ハッとしたお顔をしておりましたね……。
また、朗千秋が殿下に向かって「同じにはならないぞ!」と言ったとき、大声で笑う殿下を見つめる花城の表情がつらそうで。
早く不倒翁にしたかっただろうな……花城もよく耐えました。

今回のタイトルの「ただ一人のために」。
これは、殿下が郎千秋ただ一人を残したこと、郎千秋が芳心国師ただ一人のために惨劇が起こったと思っていること、花城が殿下ただ一人のために行動していること、風信慕情も殿下ただ一人のために危険を顧みず(自信もあると思うけど)花城を追っていること……などが含まれているのかな?
日本語版のサブタイトルは本国版とは違うのは知っていたのですが、本国の直接的なサブタイトルも好きだし日本版の詩的な感じのするサブタイトルも好きです。

今回からEDが変わったのもひとつのターニングポイントなのかな?相変わらず美しい映像と歌詞がマッチし、花城が蝶になり殿下の神像に止まり、その神像がほほ笑むラストに心が震えました。

年内は九話まであるのかな??原作を履修している身なので、こんな気持ちで年を越すのか……という思いもありますが、アニメの制作陣がどんな演出で見せてくれるかがとても楽しみです。

放送時実況

今回は所見のものを記録しておきます!!

・しょぼんな城主
・うるうる厄命ちゃん……震えてるわ
・泣いてばかりだ、役立たずめ。ってひどい~!
・なんか急に原作読みたくなってきた
・OP!好きすぎる
・え!慕情賽子作れるの??すごい
・天官アニメ、なぜか賽子を拾うシーンをしっかり見せてくれる
・ごろつきwww
・やっぱり通霊陣、入ったり入らなかったりできるのかな???
・ワニってか人型のワニ??
・ふっとび方、る~みっくぽいw
・ふたりの喧嘩にワニが引いてるじゃん
・また賭けしてる……天界のモブ神官って……
・ピース!
・な……なんですかこの水音は
・恋??????
・決闘にこだわる朗千秋
・若邪~~!
・芳心、ポイッとされてる
・国師!!
・あ~~喪服だ
・仙楽人って芳心国師が思われたんだな
・「民を愛し、守るのです」いい言葉だ
・そう、あの日は朗千秋の誕生日だったのです……
・殿下~~泣いてる
・か、かわいいかわいいだるまちゃん
・怒ってる~!
・ころころしてる
・芳心もついてきた
・大王とか呼ばれてる
・あ……アバター!!
・なんか突然終わった!!!
・EDも変わった!!!
・万華鏡きれい~
・にこ……ってした!
・次のタイトル「青灯夜遊」ね……

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