見出し画像

天官賜福 貮 第九話感想

これを書いている今は、2023年の大晦日です。
大晦日に慌てて書いている理由、それは
1月3日に十話の放送があるから。

いや〜〜嬉しいですね!なぜなら私はお正月休み中に見られるからです。普段の水曜日といえば定時ダッシュで帰宅→もろもろ済ませて仮眠→放送を見る→ワ――ッとなってツイートをぽろぽろとする→明日仕事だ!寝なきゃ!→布団の中で寝付けない というような1日を過ごすからです。
来週はこんなふうにバタバタしなくていい!ゆったりじっくり見られると思うと嬉しい……3が日までは特別番組編成と思っていましたよWOWOWさん。
ありがとうございます!!

1月からは吹替版の放送&配信も始まるので、まだまだ天官賜福アニメ二期には楽しませていただけそうです。ハッピー!

そして、この感想noteを読んでくださった皆さま、ありがとうございました!よいお年を〜😊


天官賜福 貮 第九話 「永安と仙楽」

総評

今回のサブタイトル「永安と仙楽」すごくないです??
私は、先週にこのサブタイトルを知ったときは「ああ、鎏金宴のことをやるからかなあ〜」くらいの気持ちだったんです。
それが……見てみたら……アニメのオリジナルエピソードとして永安国の太子殿下である郎千秋が経験した仙楽遺民たちとの心温まる交流が描かれ……それを経験したことで、仙楽国の太子殿下である謝憐から「とっくの昔から仙楽と永安は一家だった」「民を愛し、守るのです」という言葉をかけられる……。

っっか〜〜〜!すごい。
このアニメのオリジナルエピソード、オリジナルエピソードではあるのですがしっかりと原作内で書かれていることにほぼ準じているのでそれほど違和感もなく、仙楽人たちが永安国で郎千秋の父皇に守られて暮らしているのが分かるという代物。
仙楽国の雅さを尊ぶ文化を仙楽人たちは先祖代々大事にしていて、永安国でもその文化は守られているというのがいいな……と思いました。

気になったのは、仙楽人たちが仙楽坊というエリアで暮らしているところ。一つの国の中でも明確に線引きされているのかな〜。私は勝手に民間レベルではもう仙楽も永安もなくなっているのかと考えていたので。でも日本でも特定のエリアに出身国の方々が集まって暮らしている地域もあるのでそういうことかな、と思うことにしました。

そして過去の永安国エピソードでやたら気になる郎千秋の護衛、彼は1話で郎千秋に腰牌忘れてる〜〜!!と追いかけてきた彼だと思います。これはほぼ確実にそう思うのですが、これを発見したとき心から良かった〜と思いました。
一国の太子殿下が飛昇したのだから部下を点将しているのは間違いないし、1話のとおりお世話してくれる人もたくさんいるのは分かっていました。
でも、原作の印象だと郎千秋が孤独に思えたんですね。家族も親族も殺され、慕っていた芳心国師を処刑し、それでも国を良い方に導いた太子殿下(即位はしなかったんですかね???)。そこに協力者というか仲間というか部下の影がなかったので、実際にはあるに決まっているんですけど孤独を感じていました。
それが、ここで郎千秋が幼い頃から(幼い郎千秋のシーンにも出てくる)ずっと一緒に育ってきた(多分)腹心の部下がこれまでもずっと仕えていたと思うだけで少し救われるというか。しかも彼は芳心国師の教えを郎千秋のそばでずっと聞いていたわけで……と思うとアニオリキャラですが、ありがたすぎて拝んでしまいます。ありがとうございます、アニメ制作陣の皆さま。

ちなみに本国版の9話のタイトルは「前朝旧事」です。これはこれでよいですね……。どっちも違ってどっちも良い!一粒で二倍おいしい!!

さて、今回特筆すべきはやはり「青鬼戚容」でしょう。
先週、「か、仮面が……!」というところで”続く”だったため、もっともったいぶって素顔を見せるのかなあと思っていたらサラッと顔出ししてましたね。
この戚容、なんというかやっていることは結構酷いのですが嫌いになりきれないキャラクターなんです。
天官賜福という物語のキャラクターには、その人の一面だけでは分からない事情がそれぞれにあって、それが物語により深みを出していると思っているのですが、彼もそのひとり。

まあ今回、個人的には「戚容、腹立つな〜〜!」という思いばっかり抱いてしまい、ただその度に痛めつけられたりするので心が穏やかになりました。(暴力で心が穏やかになるのはいただけませんが)
これは勝手な私の思いなのですが、物語内で倫理的に問題がある行為をした人物はそれ相応の扱いをされていると感じるのです。
なので、戚容にはこのくらい雑な扱いをされているのも腑に落ちるという。

ただ、この先出てくる過去編でやるかどうかは分からないのですが、戚容のエピソードでほんっっっとに涙が出るほど印象深いものがあって、そういうあれこれがあって嫌いにはなれないのです……。
なんの落ち度もない人を攫って食べたり痛めつけたりというのは許される行為ではないので、そのバランスがうまいなと思うわけでした。

そんな戚容の特徴のひとつとしては、「人が嫌がることがだーーい好き!」なところにあると思っています。
今回、激おこの花城に「安楽王はどうやって死んだ?」と何度も何度も頭を打ち付けられながらもシラをきっていたのに、これが謝憐に、郎千秋にダメージを与えられると分かるとベラベラと真実を口にするという。そんなに簡単に口を割っていいの??と思うけども、この理由があるので違和感がないのですよね〜。
そしてかなりの勘の良さ。芳心国師が謝憐だとわかった途端、事件の全容が分かるというのはさすが名探偵謝憐の従兄弟。


あとねえ、これは絶対に記録に残しておかねばならないワンシーン。
自分の悪口が言われた途端に、戚容にビンタをかました謝憐を見た花城の表情。

これ……これほんと……びっくりしちゃった………。
BGMもロマンチックなやつだし……。
思いっきりビンタしてるのにスローモーションになって……。
原作では謝憐が戚容にビンタした後の花城の様子は描かれていないので、ここにあの表情を入れてくるの、ほんとアニメ制作陣さま〜〜〜??(ありがとうございます)となりますね。
アニメの花城は本当に表情豊かで、思っていた10倍くらい顔に出ていて愛おしいです。

原作との違いというか、激怒している花城を落ち着かせようと謝憐が彼の背中を優しく撫でながら声をかける、というのがあるのですがアニメでは背中に手を添えるカットになっていましたね。あの場面が結構好きだったので、なでなではしてくれないんだ!と思ったりしました。
まあ私の心の目では優しく撫でているさまが見えましたが……。

そしてラストは仙楽人たちのコミュニティに入って歓迎される郎千秋(それにしてもあの泥棒の足、早すぎでは??)の明るいシーンの後に戚容に操られている(と思っています)安楽王の狂気をはらんだ目との対比がすごい。
来週はとうとう鎏金宴の真相ですかね……?

あと3話、どこまでやるんだろう〜〜〜!??

放送時実況

今回の作画、すごく良くなかったです??ハッとするカットがたくさんありました。では、放送時の実況の記録です

・三郎!かお!!かお!!!
・戚容はもうお顔出てるのね
・と思ったら大花!!激おこだよ
・今日の作画、気合入ってるなーー!
・背中に手を……さすさすしているはず
・殿下の動きを止めるほどに、真相を暴きたい花城……
・OP、毎回いうけど最高……好き〜
・「永安と仙楽」
・戚容、逃げようとしてる
・「三郎は自分を傷つけない」って信じ切っている殿下、良〜〜
・「家で飯を食って何が悪い」それはそう。普通の飯ならば
・安楽王
・こんなにされているのにナメた口きく戚容ほんとすごい
・郎千秋に殺された???
・ころころころりんでぷんすこ!な郎千秋こぼしかわいい
・言いがかり。ほんとそれ
・これで戚容が郎千秋を怒らせるために口を割るの、ほんとうまい
・死んで儲けもん、て
・「芳心妖道は無関係」ってここで言ってくれてなんかよかった
・棺に打ち付け……つらい
・戚容、腹立つな
・「でたらめだ」
・花城、言いたそう
・太子従兄(あにさま)!
・ちょっと嬉しそう
・戚容〜〜腹立つ……と思ったナイスタイミングで花城の一撃
・グーで殴りそうになっとった
・「彼の手が汚れるから」
・「いい仲」って言われたときの花城、笑ってません??嬉しいの?わかる
・戚容に「神像造る信徒もいない」って言われて「は??ここにいるが???」みたいな表情の花城、100点満点です
・それまではなんとも思っていなかったのに、花城の目のことを言われてぶん殴るの愛〜〜〜!
・ちょ……花城のかお……恋じゃん
・安楽王、こんな感じなんだ
・天山雪蓮!これ自分で訳していたときは分からなかったけど、(雪蓮はヤーコン)聞いたら「シェイリエン」と音が似ているからかけてたんだな
・ワ―――ッこの芳心剣を郎千秋の重剣が止めようとして止めきれなさそうなところに厄命ちゃんくるのアガる
・ここで突然のオリジナルエピソード!!!
・郎千秋の護衛だけじゃだめで、芳心国師も一緒だから外出OKでたのか
・ああああおめ……お面!やりすぎでは???笑
・芸がうまい殿下をここで見せる笑笑
・永安国、平和だ……
・この泥棒、足早いな
・みんな郎千秋のこと知らないんだね
・ここ仙楽の人多いんだな、みんないい人じゃん
・郎千秋、ここで仙楽の人の優しさに触れてるの、なんか涙出てくる
・このおじいが病気の!?元気そう 足悪いのね
・「冨貴でも貧しくても永安でも仙楽でも君の民」いい言葉だ……
・ほら、護衛の心にも響いている
・戚容、腹立つな
・安楽王の目がヤバすぎる!!!!!
・終わっちゃった……今回も早い


この記事が参加している募集

#アニメ感想文

12,450件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?