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天官賜福 貮 第二話感想

第二話ですね!!!!!
そりゃあエクスクラメーションマークも多くなるってもんです。
なぜなら……二話に訪れるであろう場面は、原作でもやたらと色気を感じてしまうところだから!

しかし、中国には検閲というものがあり原作をどこまでなぞってくれるのかは分かりません。この『天官賜福』も”改編”となっているためすべてが原作通りというわけではないことは分かっています。
(でもタイトルがそのままなのは嬉しい※中国BL作品がメディア展開する際は、タイトルも変更となる場合が多いので)

そんなわけで、期待と一抹の不安を胸に、第二話放送の日がやってきました。


天官賜福 貮 第二話 「玲瓏の賽」

総評

いや〜〜〜〜すごかった、すごかったですね???
一話まるまる賭坊でのイカサマちんちろ……。殿下への隠す気持ちが微塵もないイカサマを正々堂々(?)と行う花城主は「さすが俺たちの城主だぜ!」という感じでした。
なんだこれは……。

第二話を見てから原作を読み返したのですが、ほぼ変わりはなくて「ここまで丁寧に描いてくれるんだなあ」という感謝の思いでいっぱいになりました。

ただ、原作では手をずっと重ねていたのですがアニメでは最初の1回だけで次からは触れていなかった。そこはやはりアニメだと”やりすぎ”になるのかな……と思っていたのですが、ここで流れる挿入歌。お聞きになりました??このシーンのためだけに作られたのだと思います。

なんといってもタイトルが「紅簾前」ですよ。そのものズバリすぎる。
歌詞もこの場面に合わせたもので、さらに再会できた喜びやそれまでの想い、恋慕の想いなどが詰まっています。

これは、原作にあったこの艶っぽい場面をアニメにするため、映像では身体の触れ合い(手)を控えめにするかわりに曲で想いを乗せた素晴らしいシーンになっていたと感じました。

殿下の鼓動の音、という演出も彼の想いを感じられるものになっており、殿下がまだ自覚していなくても想いは根付いているのだ……と伝わりました。

賭けに勝たせてもらって郎千秋を救い、賭けに負けて食べかけの饅頭をもらう。どちらも勝ち!な賭け。その食べかけの冷えて固くなった饅頭を殿下が見ているのを確認して食べようとする花城も、その様子を見て居られなくなって駆け出す殿下も、これまた最高の場面でした。

個人的にはあからさまなものは控えめに、その他の演出でしっかりお互いの想いを視聴者に伝わるように見せてくれる中華BL原作作品が大好きです。
そんな素晴らしい作品に触れるたびにスタッフの皆様には感謝してもしきれない気持ちでいっぱいになります。

さて、賭坊での出来事といえばほかにもありました。
風師殿と郎千秋。

風師殿はこれまでも彼の軽やかな性格と真っ直ぐな正義感が合わさった魅力的な人物であるということはしっかり描かれていましたが、賭坊ではさらにシチュエーションによって冷静な判断ができる人、ということも分かりました。さらに、その思いの外の出来事が起こった場合に対処しきれないのかも……?というのもちらり。

女鬼たちに連れて行かれて顔をひっぱられたり塗りたくられたりしている風師(女相)、Q版(ちびキャラ的な意味)でかわいかったですね〜!ついでに女鬼たちもQ版でかわいかったです笑。
そんな風師、逃げるために女相を解いたんだろうな……と思っておかしみも。
殿下に「前より白く、滑らか」と言われて喜んで鏡を探すところ、彼の明るさが出ていて好きです。
そして、無謀な賭けを止めようとした殿下を制するシーンも言っていることは冷静でここでは正しい判断だと思います。

しかし郎千秋が”熱血で如何ともし難い”ことをして城主に捉えられると「賭けで取り返すか暴れるか?」と軽いパニックを起こしたり、殿下の運が悪いことを聞くとすぐさま「じゃあ小を勝ちにしたらいい」と提案したり、この短いシーンで彼の特性がよく現れていて、見事だなと感じました。

郎千秋を取り返してからは、血雨探花の縄張りで迂闊な行動を取った郎千秋をしっかり叱り、その郎千秋から「自分が止めなければ誰が止めたのか」を聞かれて答えに詰まってしまうのも彼らしさなのだなと思います。

そして郎千秋。
前回は大事な神武殿での会議で立ったまま寝たりとちょっと抜けた感じの子なのかな?と思いきや、”曲がったことが大嫌い”な熱血漢っぷりを現してくれました。
良くも悪くもまっすぐな子なんだなあ、と思わせてくれる活躍(活躍?)です。

賭け卓(正確な名称がわからない)を”城主”に向かって飛ばし、それを指一本で返され、片手で受け止められると思いきや押されて両手両足でなんとか返すものの、結局は手のひらの上で遊ばれて捉われる、というのは今の城主と郎千秋の実力差をまざまざと見せつけてくれました。(法身が出せなかったとはいえ)

郎千秋は言うこともやることも真っ直ぐ。素直ですが融通がきかないところがあり、良くも悪くもそれが彼の魅力です。

風師殿に怒られて素直に謝れる郎千秋、でも自分の意思をしっかり伝えられる郎千秋、いくら鬼王でも友を偽るなんてできないと言う郎千秋……これだけで彼の特性がわかるというもの。

この一話にぎっしり詰め込まれた情報がとっ散らかることなく自然に入ってくるのは、原作はもちろんアニメの演出や編集が素晴らしいからだなあと思います。

次回はまたあの包帯の少年が出てきたり、タイトルが『極楽への誘い』だったりしていろいろいろいろ楽しみです。

放送時実況感想

第一回から初めてしまったのでここにも記載しておきます。さすがに初見では後半ずっと叫びしかなかったので三回見た段階のメモとなります。心の叫びをなんとか箇条書きにできるまで昇華しました。

〜賭坊にて〜
・殿下の「三郎」の言い方、好きだなあ
・ちょ 案内係の女の子、城主にポーッとしてるじゃないの
・女の子の説明を全然聞いていない殿下。三郎の姿、見えないけど見えてる
・お互い、ニコ……としてるの良すぎる〜!

〜オープニング〜
・良すぎて毎回泣いてしまう
・最後、「天官賜福」って文字出るとき、しみじみ「いいタイトルだな……」と思いました。

〜賭坊〜
・「娘の寿命を賭ける」と聞いても、案内係の子が「ふ〜ん」て感じの顔してて、やっぱり鬼なんだな…って……
・でも「なんて父親だ」っていうモブ鬼もいるから、鬼のほうがまとも
・Q版の風師娘娘、かわいい〜!
・Q版の女鬼たちも、かわいい〜!!
・「前より白く、滑らかですよ」に喜ぶ風師さま
・郎千秋の名前を聞いて「彼のことか」っていう殿下、どういう思いで……
・風師さまのほうが殿下より背が大きいんだなあ

〜郎千秋登場〜
・郎千秋〜〜〜!!!
・同じポーズで頭を抱える殿下と風師さま、かわいすぎる
・熱血で如何ともし難い郎千秋
・三郎のちょっとした動きにもすぐ反応するじゃん、殿下……
・城主の足組みポーズ、かっこいいですね
・殿下と風師さまのシンクロ度がすごい笑
・天界から来たということがバレてるよ郎千秋!
・城主は指一本で攻撃を返すんだもんなあお強い
・卓をバラバラにして攻撃しつつ、郎千秋を浮かせることでその攻撃から身を守っている、これは……すごい技ですよ
・郎千秋を賭けることで殿下が出てきてくれる♡という……?城主……!
・二しか出せないなら「小が勝ちにしたらいい」っていう風師さま、頭回るな〜
・「小」「小」「小」っていうときの殿下、髪の毛つかんでいてかわいい〜
・城主は気分が良い!!!(わかる)
・賽を振る殿下の姿勢に笑ってしまった
・真剣に「姿勢の問題?」って思っているのも笑うしかわいいね
・て、手ほどき……

〜いかさまちんちろ(言い方)〜
・鼓動の音が響く〜!
・この挿入歌、すごくない????歌詞……
・この場面のためだけの曲では??
・城主の声、声が優しいよ〜〜〜!!
・お顔もお優しく……
・手、手が触れ
・笑顔………
・「何もかもが自在(歌詞)」
・「哥哥」にワーーッと沸く下々の者たちかわいい
・Q版、ほんっっとかわいいのう
・笑顔……………
・風師扇投げつける風師さま、ほんと好き
・ま、またお手手が!!!触れ……!やわらかく……
・城主の手、デッッカ
・笑顔…………………
・すぐ千秋の方に行っちゃうの殿下

〜賭け終了〜
・シャラン……の音、いいよね……そしてこの曲!!!好きすぎ
・この「ドキン」は殿下の鼓動……
・天界からの偵察かもとかモブ、するどい
・賭けの品おねだり
・あ、郎千秋も殿下より大きいのね
・ま、饅頭〜〜ッ
・冷めて固くなってるから申し訳無さそうな殿下
・俺たちの城主は人気者だなあ囲まれてる……わいわい
・殿下が見ているのに気づいてから食べようとしてます?城主ったらも〜!
・そんな城主を見て居られなくなって逃げちゃう殿下……ウッ胸が
・「天性の美しさ」な風師さま
・千秋、怒られてるけどちゃんと謝れる子なんですよ
・聞き分けもよい子なんですよ〜〜!
・あの花城が本尊だってこと、自分だけが知っていて嬉しい殿下
・友を欺くことは許されないという郎千秋、ほんといい子なんですよお〜!
・そして包帯の少年!!!

・この回、ほんと秒だった

これ、エンディングの曲入った瞬間に「え!!うそでしょ!??」と声に出てしまうくらい体感秒でした。びっくりした。

来週も楽しみだ〜!「極楽への誘い」て知らない方はいろいろ想像してしまうタイトルですっっごく良いと思います。



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