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谷中七福神巡り

こんにちは。YANAKA SOWのこくぼです。今回は、ホテル滞在中の散歩コースとして、谷中七福神をご紹介します。*御朱印がもらえるのは1/1~1/10までの10日間のみ。参拝は通年可。

はじめに
お正月に七福神(福禄寿、恵比寿、布袋尊、寿老人、毘沙門天、大黒天、弁才天)が祀られる寺院をすべて参拝がすると大きな福がもたらされるそうです。七福神巡りができる寺院は全国各地にありますが、今回はその中で最も歴史が古いといわれる谷中七福神をご紹介します。

[田端駅北口からスタート!]

①東覚寺(福禄寿)徒歩6分

所在地:東京都北区田端2-7-3

東覚寺の創建は室町時代中期(1491)で、門前にある赤紙仁王は江戸中に流行していいずメル鎮めるために宗海という僧侶が願主となって寛永18年(1641)に造立されたと伝えられています。この赤紙仁王は、自分の体に悪いところがあれば、仁王像の同じところに赤紙を貼ると病気が治ると信仰されています。

②青雲寺(恵比寿)徒歩13分

所在地:東京都荒川区西日暮里3-6-4

日暮里の地は、江戸時代中頃より「日ぐらしの里」と呼ばれて、四季折々の花樹を楽しむ江戸の人々の行楽地として賑わいました。青雲寺は修性院と共に「花見寺」と呼ばれ、豊かな自然に囲まれて草花を数多く植えた美しい庭園があったといわれています。また、滝沢馬琴筆塚の碑があります。

③修性院(布袋尊)徒歩2分

所在地:東京都荒川区西日暮里3-7-12

修性院は、江戸時代には境内に数多くの草木を植えて「花見寺」の名にふさわしい庭園をつくり、四季の自然を楽しむことができたといわれています。現在の修性院は、本堂に祀られている大きな不袋尊の徳のある姿が有名で、日ぐらしの布袋」とも呼ばれています。見とれているうちに日が暮れてしまった、という言い伝えです。

④長安寺(寿老人)徒歩9分

所在地:東京都台東区谷中5-2-22

長安時の歴史は古く、創建は寛文9年(1669)とされていますが、これよりさらに400年も前にさかのぼった板碑(塔婆の一種)が残されています。また、長安時には明治初期の日本画家 狩野芳崖(かのうほうがい)の墓所があります。

*松寿庵 *(長安寺から徒歩1分)

所在地:東京都台東区谷中5-8-29

松寿庵は長寿寺から歩いてすぐのお蕎麦・うどん屋さんです。ここで食べてもらいたいのがその名のとおり「七福神そば」。
具材はそれぞれの七福神をあらわしているそうで、福禄寿にはたけのこ、恵比寿は海老、布袋尊はうずら、寿老人は海苔、毘沙門天はとり肉、大黒天は袋茸、弁財天はカマボコだそう。一杯¥880。
定休日:火曜日、11-16時営業(食べログ参考)。

⑤天王寺(毘沙門天)徒歩5分

所在地:東京都台東区谷中7-14-8

天王寺は鎌倉時代の創建と言われ、都内有数の古寺です。また、江戸時代には「富くじ」(現在の宝くじ)が興行され、目黒の龍泉寺とともに江戸三富と呼ばれて賑わいました。また、幸田露伴の『五重塔』のモデルとなった天王寺五重塔は昭和32年(1957)7月に焼失してしまいましたが、その跡地は今も谷中霊園の中に残っています。

*休憩*
丁寧にお参りをしていると想定よりも時間がかかってしまうことがあるかもしれません。お店に入るほどではないけれど、少しだけ寄り道したいという方へ、小腹が空いたときにうれしい、かつ見た目にもかわいい和菓子屋さんを紹介したいと思います。

おやつ とと(天王寺から徒歩9分)

所在地:東京都台東区上野桜木2-10-5

おやつ ととのたい焼きは1匹ずつ丁寧につくる一丁焼き。あんこは、北海道産の小豆をつかって毎朝店内で炊いているそう。外側はサクッと中の生地はもちっとしていて、これなら何個でも食べられそうです。谷中散策にぴったりの一品、¥180円
月曜定休。12時頃〜17時頃まで、あんがなくなり次第終了。夏季(7月〜9月)はたい焼きお休み。アイスモナカあります。

七福神攻略まであと少し!後半も頑張りましょう。

⑥護国院(大黒天)徒歩11分

所在地:東京都台東区上野公園10-18

護国院は、天海僧正の弟子 生順が東叡山釈迦堂の別当坦として寛永2年(1625)に現在の東京国立博物館右手裏に創設した寺です。こちらの大黒天画像は徳川三代将軍家光公が贈ったものと伝えられています。御前立の大黒天木台東区の文化財に指定されています。

⑦不忍池辯天堂(弁財天 )徒歩12分 

所在地:東京都台東区上野公園2-1

天海僧正は、比叡山延暦寺にならって上野の山に寛永寺を創建しました。不忍池は、琵琶湖に見立てられ、竹生島(ちくぶじま)にならって、水谷(みずのや)伊勢守勝隆が池に中ノ島(弁天島)を築き、さらに竹生島の宝厳寺の大弁才天を観請し、寛永中期(1630年代)に弁天堂を建立しました。当初、小舟を渡して参拝していましたが、後に橋が架けられました。

まとめ
以上、谷中七福神のご紹介でした。
私は回りきるのにかなり体力を使いました。
みなさん熱中症には気をつけてくださいね。





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