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朝に目覚める

朝目覚めるとき、目を開くと同時に智慧が降り注いでくることがある。
毎朝ではないが、結構頻繁にそれがおこる。
人に話すほどのことでもないような他愛もない事柄についてだが、確かに私の中にわだかまっていた問題に対して、スーッと納得させてくれる回答が朝日とともに私の体に入ってくる。
体の力は抜け、ほんわかしたものが充満する。
そんな日は、とても幸せな気分で一日が始まる。

ある朝は、少し違った。
目覚めると同時に、自分の電源が切られるように「自分の身体」という意識が無くなり、周りの空気に身体が溶けていくようだった。
境界線がなくなり、空気と一体になった。
少しの時間そうしていて、ふっと起き上がり、その日の日常を始めた。

それ以降、また少し朝が変わった。
目覚めると全身が脱力し、また溶けていくようだった。
そうしたら、全身がウキウキと喜んでいることが分かって、その幸福感が充満しきると、手のひらや足の裏からウキウキが放出されるようで、ビリビリとむず痒くなるような感じだった。
体中がとても幸福で、いつまでもウキウキしている体を感じながら横になっていたいと思うのだった。

#朝のひかり #目覚め #智慧 #仏教

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