2021.10.7

2回目の投稿、かなり間が空きました。

今年の3月まで地方博物館の学芸員をしておりましたが、4月から梨農家になりました。全くの新規就農ではなく、いわゆる親元就農というやつです。

梨の栽培は、苗木の育成に時間がかかるほか、棚設備を整える必要があるので、初期投資がかかります。一方で、腰を曲げての長時間作業や、極端な重労働はないので比較的高齢の方でも取り組みやすい農業と思います。しかし、それが為に、後継者がいつまでも入らず、気がついた時にはもう圃場を維持できなくなっている。そういう事例も多いようで、地元の生産者は最盛期の3分の1以下にまで減っています。

我が家も例に漏れず、90歳手前の祖父母が栽培し、一昨年あたりからは、圃場を減らしはじめていました。

折しも、私は30歳を迎えたところでした。

当時は、博物館で学芸員としての仕事をしていました。採用は一般職でしたが、資格を持っていたので展示企画の係に配属されました。それ以前に在籍していた発掘部門を含め、地域の歴史・文化と社会教育には興味があったので、ここで地域のために力を尽くすという道もありました。しかし、小さいころから見ていた梨畑の景色がなくなるのは、それ以上に寂しかった。

そんなわけで、梨農家として出発いたしました。収入は確実に下がるので、今のところはとある福祉施設の非常勤として働きながらの兼業農家です。

とりあえず、BASEを使った梨のネット販売をはじめてみました。結果はまぁまぁ。商売は大変ですね。いろいろ模索していきます。

もう一つ。とあるカフェで、うちの梨を使ったパフェが食べられるようです。まだ食べてないんですが、いろいろな梨の楽しみ方がでてくると面白いなと思います。

せっかく登録していたnoteがあることを思い出したので、試しに書いてみました。日々の記録や雑感などを書いていきたいと思いますが、もしかしたら次の投稿も空いてしまうかも。文章を書くのは難しい。


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