柳津町地域おこし協力隊 6月活動報告:佐藤美咲
野老沢和紙担当の佐藤です!
6月の活動
▽作業場の引っ越し
これまで紙漉きの作業場所としてお借りしていた野老沢地区の一角の倉庫から、春まで赤べこの張り子工房Hitaritoさんが作業していた建物へ引越しをしました!
町の方には通称「まんまや」といわれる、もともと食堂と温泉施設として使われていた建物です。以前の倉庫と比べてとても広いので現時点では持て余しておりますが、作業しやすいようにこれから設備など整えていきたいと思います。
▽和紙ヒンメリのワークショップ
5月に福島市で行われたイベントでも行った和紙ヒンメリのワークショップを柳津駅舎で開催しました。
耳なじみのないワードなので「ヒンメリ」ってなに?とよく聞かれますが、ヒンメリは北欧の伝統的な飾りのことで“光のモビール”ともよばれるものです。
本来は、ストローという小麦の藁を使用して、糸を使って様々な形に組み上げていきます。
光が当たると映し出される陰影が美しく風にそよぐ様子をたのしむ工芸品なので、光に透けると繊維の表情がでる和紙との相性が良いな~と思い、和紙でつくるヒンメリを考えてみました!
貼り付ける和紙の色のチョイスに個性が出ますね!
▽楮畑の草刈り、枝の剪定
畑の雑草は困ってしまうほど元気で、月に一度しっかり草を刈っても次の月には元通りかそれ以上に伸びてしまっています…。
楮は根がとても強い植物で雑草に負けるようなことはないのですが、楮のお世話をするのに雑草が茂っていると作業がやりづらくなってしまうので、畑の状態を整えるために草刈りは必須です。
楮は先月と比べて背丈も少し高くなってきました。楮を太くまっすぐに育てたいので、枝を伸ばす際にできる脇芽を摘み取ったり、下のほうに新しく生えた枝を剪定したり、という作業もでてきます。夏の間はこまめに芽かきをして、楮にすくすく枝を伸ばしてもらえるよう管理をしていきます。
▽トロロアオイ苗の移植
6月はなかなか雨が降らず、土がほかほかに熱く乾燥してしまっていてポットで育てた苗の移植も月末ころまでかなわず苦労しました…。
直播で植えたものは元気に芽をだしていたのですが、苗を移植したものの中には暑さでやられてしまったものや、農家さんたちのなかで根切り虫とよばれているむくむくした灰色がかった幼虫にやられてしまったものもありました。
もしかすると天候の影響などで例年より育ちが遅いかもしれませんが、雑草も管理しつつ様子を見守ります。
お読みいただきありがとうございます。
一人で作業しているので、作業に集中しているとついつい写真を撮るのを忘れてしまうことが多く、反省です…
読みやすい記事にするために、もう少し写真に残すようにしたいですね、。
また次回も、よろしくお願いいたします!