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懐かしの国鉄色を追いかけた日 最終回

皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。今回も私の趣味である鉄道旅行について書いていきたいと思います!

ちなみに、この記事は私が2016年から執筆していたブログ「ホテルマンの鉄道旅行記」の内容を引き継ぐ形で書いていきますので、以前の記事は下記リンクからご覧ください!
Part1はこちら→「懐かしの国鉄色を追いかけた日 その1」

今回はこの旅行記の最終回ですが、本題に入る前に、前回忘れていた映像がありました。485系と旧塗装つばさ号が同時入線する貴重な記録です。

これは485ラストランイベントの一環として企画されたものです。仙台方面からゆっくりと両列車が山形駅に入線してきます。私を含め、大勢のファンが思い思いの場所で貴重な並走を記録していました。

今思えば、架線柱の目の前で撮らなくてもいいのに…とツッコミを入れたくなるところですが、既に大勢の鉄道ファンがカメラを構えていたので、良い場所が確保できなかったのだと執筆中に思い出しました。

この同時入線を記録した後は前回記事の内容に戻ります。485系と旧塗装つばさ号を両方記録した後、つばさ号の発車を見届けます。当時はもう二度と見られない現実を嘆いていましたが、2023年にめでたく復活。前回詳しく書きましたが、本当に嬉しかったです。

旧塗装つばさ号を見送った後、しばらくして485系つばさ号も山形駅を去っていきます。このつばさ号が正真正銘のラストラン。この列車が仙台駅に到着することで2日にわたるラストランイベントもフィナーレを迎えます。

作並駅。大変な山奥ですが、ここも仙台市の一部です。

もちろん最後の最後まで記録を欠かしません。仙山線(せんざんせん)を先回りして485系を待ちます。降り立ったのは山形県境に近い作並駅。作並という地名を初めて聞いた方も多いかもしれませんが、実は駅から約2㎞の距離にニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所があります。また温泉(作並温泉)も古くから栄えており、仙台中心部からほど近い観光地として存在感のある街です。

485系は作並駅で運転停車を行い、列車の行き違いを行います。同じように仙山線普通列車で先回りして撮影したいと考える方は多かったようですが、作並駅は比較的空いていました。私も立ち位置を交代しながら撮影に勤しみます。

立ち位置を調整して編成全体を撮影。山形駅とは違い混雑が避けられたので、「つばさ」文字幕の整った写真を撮影できました。私は写真の技術を学んだわけではありませんが、自分なりに綺麗に撮影できたので満足です。

最後に作並駅発車の様子を撮影。落ち着いて撮影できる485系はこれが最後となりました。

この後後続の普通列車で仙台駅へ。仙台駅は最後の最後ということで見送るファンの数がすさまじく、まともにカメラを構えることすらできませんでした。これも記録と思い、スマホを掲げて何とか撮影したのがこの画像です。これを撮影してすぐ、485系は車両基地へ戻っていきました。

こうして485ラストランの全行程が終了しました。この後は無難に東北新幹線で東京方面へ。やはり一瞬で戻ってこれてしまう新幹線は便利ですが、在りし日の東北本線は最大13両編成の485系特急が飽きるほど走っていたと聞きます。

そんな夢のような時代を見られなかったのは残念ですが、このラストランも早いもので8年前のお話。もはや全盛期どころか現役の姿を見たことすらない少年ファンがいてもおかしくありません。そう思うと、こうしてラストランに立ち会えただけでも幸せだと感じます。

現役を知らないことを考えたら、わずかでも乗れたり撮影できたりしたことが幸運。そうやって感謝できるようになったことが、この旅を8年ぶりに振り返ってみて得られたものだと思います。

以上で「懐かしの国鉄色を追いかけた日」の締めくくりとさせていただきます。次回はまた別の旅を取り上げていきたいと思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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