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「万葉集」私撰秀歌 歌巻2・142

「家(いへ)にあれば笥(け)に盛る飯(いひ)を草枕旅にしあれば椎(しひ)の葉に盛る

有馬皇子」

●整理:

家にあれば
笥に盛る飯を

(草枕)
旅にしあれば
椎の葉に盛る

●歌意:

 家にいれば銀器(食器)に盛る飯を、旅の間であるので椎の葉に盛る。

●感想:

 野を行く旅の様子を感じる歌。

 けの意味に関しては、最近の研究では変わっている可能性もあると思った。

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目次と序:
https://note.mu/yanai/n/n375976ce6891

参考文献:
岩波新書「万葉秀歌」上下巻(斎藤 茂吉)

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