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「万葉集」私撰秀歌 歌巻3・235

「大君は神にしませば天雲(あまぐも)の雷(いかづち)のうへに蘆(いほり)せるかも

柿本人麿」

●整理:

大君は
神にしませば

天雲の
雷の上に
蘆せるかも

●歌意:

 天皇は神であるから、天に轟く雷(いかづち)の名を持つ山の上に、行宮(あんぐう)を作られた。

●感想:

 するっと読める。「天雲」「雷」「上」と、するすると進み、絵が浮かんでくる。張りのある力を感じる歌。

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目次と序:
https://note.mu/yanai/n/n375976ce6891

参考文献:
岩波新書「万葉秀歌」上下巻(斎藤 茂吉)

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