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「万葉集」私撰秀歌 ―序と目次―

 2009年に、岩波新書の斎藤茂吉著の「万葉秀歌」上下巻を読みました。

 というわけで、前回の『「古今和歌集」私撰秀歌』の続編です。今回は『「万葉集」私撰秀歌』です。

「古今和歌集」私撰秀歌 目次と序:
https://note.mu/yanai/n/n5825ea920db5

 とはいっても、万葉集は全部読まず、上の「万葉秀歌」で済ませたのですが。

 全部読んだのは「古今和歌集」と「新古今和歌集」だけです。「万葉集」は4000首ぐらいありますし。それに、現代人が読むのは、ちょっと辛いですし。

 個人的には「古今和歌集」が好きです。「古今和歌集」は、何やかやで10回以上は通読している気がします。1000首ぐらいしかないですしね。

 では、「万葉秀歌」で拾った、個人的に気に入った「万葉集」の歌を紹介していきたいと思います。

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● 目次

「万葉秀歌」(岩波新書:斎藤茂吉)感想
https://note.mu/yanai/n/n42013f04859a

○ 巻第一

歌巻1・18
熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は榜ぎ出でな
https://note.mu/yanai/n/n36735679ed4f

歌巻1・15
渡津海の豊旗雲に入日さし今夜の月夜清明けくこそ
https://note.mu/yanai/n/n8b8c69d3d9d9

歌巻1・28
春過ぎて夏来るらし白妙の衣ほしたり天の香具山
https://note.mu/yanai/n/n1395d8862ad7

歌巻1・48
東の野に陽炎の立つ見えて返り見すれば月傾きぬ
https://note.mu/yanai/n/n480f62779577

歌巻1・64
葦べ行く鴨の羽がひに霜降りて寒き夕べは大和し思ほゆ
https://note.mu/yanai/n/n8bc9d531dc72

○ 巻第二

歌巻2・95
吾はもや安見児得たり皆人の得がてにすとふ安見児得たり
https://note.mu/yanai/n/n76d965c0b645

歌巻2・133
小竹の葉はみ山もさやに乱れども吾は妹おもふ別れ来ぬれば
https://note.mu/yanai/n/nadf2aa651c1f

歌巻2・142
家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る
https://note.mu/yanai/n/nf56fb3ce5bf0

歌巻2・158
山吹の立ちよそひたる山清水汲みに行かめど道の知らなく
https://note.mu/yanai/n/n93e74a4cc711

歌巻2・163
神風の伊勢の国にもあらましを何しか来けむ君も有らなくに
https://note.mu/yanai/n/n9845c561c37e

歌巻2・208
秋山の黄葉を茂み迷はせる妹を求めむ山道知らずも
https://note.mu/yanai/n/n961c73cf0d83

○ 巻第三

歌巻3・235
大君は神にしませば天雲の雷のうへに蘆せるかも
https://note.mu/yanai/n/nf0f4e91db45f

歌巻3・255
天ざかる夷の長路ゆ恋ひ来れば明石の門より倭島見ゆ
https://note.mu/yanai/n/n1f340417a6b6

歌巻3・318
田児の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ不尽の高嶺に雪は降りける
https://note.mu/yanai/n/n58b72eb628f9

歌巻3・337
憶良等は今は罷らむ子哭くらむその彼の母も吾を待つらむぞ
https://note.mu/yanai/n/n7fb0cd3f7610

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