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日米ホームレス 文化の違い?視点の違い?

アメリカ カリフォルニア州 サンフランシスコのホームレス者数は全米3位らしい(参考


私は今、社会人としてサンフランシスコに住んでいる。比較的治安の良いエリアに住んでいるものの、窓から外を覗けばホームレスの人が見えることもある。
こないだなんかは、家から出た瞬間に、車に尿をかけてるホームレスの人を見かけてしまった。こんなこと言っちゃいけないかもしれないけど、シンプルに気持ち悪かった。なんでそんなことするん?


高校時代は、日本のキリスト教の学校に行ってて、牧師さんがホームレスの支援をしてるお話とか、ちょいちょい聞いてた(参考)。
伺ったお話からは、「やむを得ず、路上生活をしてしまっていて、そこから抜け出したいと切実に願っているけど、なかなかどうしても社会的に難しい」ってのをひしひしと感じていたのを覚えている。

だから、炊き出しボランティアに参加しましょう、自分に何ができるか考えましょう、って流れは腑に落ちて、だから、今でも覚えてるんだと思う。



だからこそ、サンフランシスコに来てから目にするホームレスの人たちが、異なるタイプのように見えてどういうことなんだろう、と疑問を抱いている。

「目を合わせるな、危ないから」と周りから言われ、意図的に見ないようにしてるから、観察は足りてないと思うけど、それでも全然、イメージが違う。

例えば、冒頭で書いたように、車に尿をかける人が実際にフツウにいる。
その人たちはどうやら、薬物中毒者らしい(参考)。

サンフランシスコのホームレスの人たちは、政府からお金がもらえて、薬物乱用を続けやすい仕組みなんだとか。
シェルターも用意されてるけど、入居すると、薬物から離れないといけないから、意図的に路上生活を選ぶんだとか。

薬物が切れてる時に目を合わせてしまうと、襲われる可能性があって危ないから、目を合わせてはいけないらしい。
それが残念ながら当たり前らしい。

2022-2023の年末年始にかけて、100年に一度の記録的な大雨がサンフランシスコを襲っている。ハリケーン並みの低気圧で、既に高速道路に木が倒れて通行不能になったり、学校が休校になったりしているレベル。こっから洪水被害とかもまだ出てくるんじゃないか?と言われてるレベル(参考)。そんなとき、あのホームレスの人たちはどうしているのか?


一応、シェルターは受け入れ可能であるものの、案の定というか、あんまり使ってないみたい(参考)。


高校生の時に知った世界と、目の前の景色が、あまりにも違う。これは、ドラッグに対する文化背景が違うことに起因するのか、どっかからの視点を見落としているのか、なんなんだろう。

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