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強い構築はどうやって作る?【ポケモンSV】


皆さんこんにちは。やなぎです。
PJCS予選お疲れさまでした。抜けた方はおめでとうございます!抜けられなかった方もまだチャンスはあるので頑張ってください!

さて、本題に入ります。
先日、どうしたら強い構築を作ることができるのかわからない、教えてほしい。といった旨のツイートを見かけました。
確かに初心者向けのポケモンの基礎や構築の作り方はリバティノートなどにまとめられていますが、PJCS予選を抜けたいが、なかなかうまくいかない!といった方向けの記事は見かけなかったように思います。
そこで今回は構築を作るときに自分なりに考えていること、気を付けていることについて書いていこうと思います!
なお、本記事では先日作成した安心ディンルーカイリューにおける事例も交えながら紹介していきます。まだの方はぜひこちらも読んでください!

初手の2体を決める

自分が構築を作るときはじめに考えるのは「めちゃくちゃ強い初手2体」です。自分が初手の2体を考える際に気を付けていることは2つあります。

1.選択肢を多くする

初手で取ることのできる選択肢を多くすることで対応力が上がり、様々な相手に選出することが可能になります。
多くの相手に同じ初手を出せた方がプレイングを安定させられるためかなり重要です。
安心ディンルーカイリューでは、テラスタルの自由度と技範囲の広さによって、環境に存在する多くの並びに回答を用意することが出来ました。

2.安定感を高める

初手でどれだけ確実に役割を遂行できるかも重要な要素になります。
例えばハバタクカミ+イーユイの並びは技範囲が広く火力もあり、みがわりや鬼火といった補助技も持っているため選択肢の多さは満たしています。しかし、どちらも耐久は高くなく、1度択負けをするだけでそのままゲームエンドとなってしまいます。
その点ディンルー+カイリューの並びは耐久が高いため1度のかみ合いで負けることは少なく、安定して戦うことが可能です。
ハバタクカミ+イーユイも軸として強力なことは間違いありませんが、初手の2体を決めることに限っていえばディンルー+カイリューのように高い耐久に支えられた安定感を意識したいです。

構築の形を作る

次にするのは、強力な初手2体を構築の形にまで持っていくことです。端的に言うと、後発の2体を決めて基本選出を作ります。
基本選出を作る際に気を付けなければいけないことは2つあります。

1.弱点を補う

初手の2体で処理しきれない相手に対する後発を考える必要があります。安心ディンルーカイリューでは、初手のセグレイブに対してディンルーでは倒すのに時間がかかり、カイリューは上から縛られているため、セグレイブに打点を持ちセグレイブよりも早く動けるポケモンを採用する(=ハバタクカミ、パオジアン)必要がありました。

2.強みを活かす

初手で取ったアドバンテージを活かすように後発を考えることも大切です。
こちらも安心ディンルーカイリューを例に考えてみましょう。
この構築では、ディンルー+カイリューで相手のポケモンを2体倒し、裏のポケモンにも削りを入れ、後発のパオジアンやハバタクカミでスイープするのがベストな動きです。
しかし、これをサーフゴーなどの中速ポケモンに変えるとどうでしょう。
せっかく序盤に数的有利を取ったとしても、相手が後発からハバタクカミなどを出してきた場合、裏のサーフゴーまで貫かれて負けてしまう場合があります。これではアドバンテージを生かせません。(決してサーフゴーが弱いポケモンというではなく、ただ単にこの構築の基本選出にマッチしていないという点に注意!)

ちゃんと強いぞ

構築の補完を組む

基本選出を組むことができたなら、あとは構築の補完を組むだけです。自分は補完として特定のポケモンを入れるかどうか決める際に、2つの基準から判断しています。

1.必然性を持たせる

特定の構築に勝てない際、基本選出4体のどこかをマイナーチェンジすることで対応できる場合があります。マイナーチェンジとは、使用するポケモンは変えずにその技や性格、努力値を変えることの意です。
基本選出が完成されているならば、できる限りその4体を出した方が安定します。したがって他の構築への立ち回りが崩れない範囲でマイナーチェンジして対応するのが好ましいです。

2.活躍の可否を考える

特定の構築への対策枠を採用するとき、既に決まっている4匹と併せて本当にその役割を遂行することが出来るか考えましょう。
例えば、安心ディンルーカイリューにおいて寿司構築への対策枠を考えるとき、一見似た役割を持つポケモンたちでも、他の4匹との相性を考えると採用できない場合があります。

・くろいきりイルカマン
現在採用率も高く、くろいきりでヘイラッシャを対策出来るだけでなく火力枠での活躍も見込めます。しかし、「初手にディンルー+カイリューを置く」というコンセプトと噛み合わず、他の4匹と合わせてサイクルも回せない(ヒーローになれない)ためこの構築においては相性が悪いです。

・くろいきりヤミカラス
くろいきりでヘイラッシャを対策することが出来ますが、そのほかのターンに出来ることがあまり強くありません。「高火力+低速」のディンルー+カイリューにも「高速+中火力」のパオジアン+ハバタクカミにもおいかぜのサポートが有効に働かず相性が悪いです。

・あくびヘイラッシャ
上記から、基本選出の4匹ではサイクルを回せないことが弱点となっていて、その弱点を補いつつ寿司を対策することが求められました。 ヘイラッシャはあくびにより寿司を対策する枠として機能しながら、先発後発を問わず選出することができる(=サイクルを回す必要がない)ため採用に至りました。

ここまで出来たら構築はほとんど完成していると思います。あとは対戦を重ねる中でブラッシュアップしていきましょう!

さいごに

ここまで自分がいつもどのように構築を作っているかについて書いてきました!
このやり方は一般的ではないかも知れませんが、初手の2体を先に決めると構築を組むのが楽になるのでおすすめです。 
また、選出が楽になりプレイングの安定にも繋がるため、インターネット予選やランクマッチなど、多くの対戦をこなす場面においてより有効です!
あくまで個人的なものなのでこれが正解!とは言えませんが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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