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え!? 看護師の賃金引き上げ? 介護士の受け持ち人数も引き上げ?

どうもー、やなぎです。
最近は日が落ちるのが本当に早いですね。
完全な夏大好き人間としては、日照時間の減少とともに活動時間もなくなるため悲しいです。

さて、今回はちょっと気になったことニュースがあったので適当にぐだぐだと言わせていただきます。

一応、医療者なのでね、
看護師の賃上げ介護士の人員比率の見直し
について現場からの中継です。

看護師のやなぎさーん。


看護師の賃金引き上げについて

はいー。

先日、岸田総理が看護師の賃金を引き上げると発表しましたね。

「いよ!岸田総理太っ腹!自民党最高!!」と思いました。
ですが!!
あれ?4万円? いや違う、これ4千円だ!!
しかもこれ、一ヶ月での金額!?
さらに条件付きで、COVID-19の対応をしている看護師のみ2022年の2月〜9月まで
うわぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああ!!!!!

この際、医療の隅っこから私がはっきりといってやりましょう
4000円で看護師が喜ぶと思うなよ!

そもそもなんですけど、
コロナ対応している医療従事者は病院から特別手当をもらうのが当たり前です。
金額は病院により違えど、私の知る限りでは3000~5000円ほど。

これは一日の金額ですからね。
まあ、その財源も国のコロナ対策金なんですけど。

すでにコロナ対策として臨時手当をもらっているのに、ここにきて月額4000円を配布しますとか
正直マジでいらないです。

しかも、看護師の賃金をあげるためなのにコロナ対応している看護師のみで2-9月までという制限ありも意味不明。
一応、誤解のないように伝えておきますが、2022年10月からは恒久的に3%あげるらしいです。
それでも3%かって感じですが、、、。

とりあえず、4000円ごときで喜ばれると政府の人間に思われていたことが心外ですね。


そんなこと言ってたら賃金が上がらないじゃないか!
という声も遠くから聞こえてくる気がしますね。

個人的には、こんなことするぐらいなら以前の記事でも少し書いたように
副業をもっと広く推進するような政策してくれたほうがよっぽどいいのではないかと思います。
公務員でも副業ができるようにするとか。

副業なら一日で数万円稼げますし、やるかやらないかは個人の自由ですからある意味フェアですよね。

介護士人員配置の見直し 受け持ち人数の引き上げ

そして、もう一つ恐ろしいサプライズ発表。
介護士の受け持ち人数の引き上げ!

なんすかね、引き上げボーナスタイムにでも入ったんですかね

今まで施設では介護士(または看護師)1人に対して利用者3人までであったが、それを4人に増やせるようにするとのこと。
岸田政権、本当にちょっと何言ってるかわからない。

彼等が言うにはITを駆使することで生産性を上げて、対応人数を増やせるようにするらしい。
具体的な方法は不明だけど、センサーやロボットで見守りを効率化するらしい。

ほほう!なるほど!
ロボットとかが見守ってくれるのか。それなら安心だ。
ってなるかぁぁぁぁあああああああああ!!!

認知症で夜中に動き出しちゃう高齢者をルンバが止めてくれるのかな!?
暴力を振るうような認知症の高齢者、ときに性格が終わってる奴ら相手にペッパー君が「そんなこよりもじゃんけんしましょー。じゃんけんぽーん♪」って落ち着かせてくれるのかなぁ!!??

そもそも、この制度は常勤換算で1:3を達成していればいいというものであり、夜間については介護士一人で10-20人を見守るなんてのもざらですからね

ここからは完全に私見ですが、
介護士ってめちゃくちゃ大変なんですよ。
現場では当たり前のように医療の知識と技術が求められるのに賃金は高くなく、社会的な地位も下に見られやすい。
誰もやりたがらないような排便などの世話もトータルヘルスとして管理しなくてはならない。
利用者に殴られたり、セクハラされても我慢するしかないなど。
本当に介護士さん、日々お疲れ様です。

看護師、介護士、保育士などの賃金を上げて不足している現状を打破したいようですが、こんなことしたところで喜ぶ人は限定的なはず。
既にこれらの仕事についている人は、そこまで賃金を上げてほしいとは思っていないはず。
それよりもサービス残業をなくしてほしいとか、副業も含めてもっと自由に活動できるようにしてほしいって考えている人のほうが多いように肌で感じます。

こんなところで一人の人間が政策に異を唱えても何も変わらないかもしれないですが、現場の多くの人達が声を上げれば変わるはずです。
看護師の賃上げはどうでもいいとしても、介護士の人員配置については断固反対します。

みなさんはこれらのニュースに関してどう思いますかね。
大概の人はなんとも思わないでしょうが、私達が困ったときに助けてくれるのは医療や介護の方々ですからね。

以上、現場からの声でした。

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