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若松公設市場

那覇市若松公設市場(那覇市松山2丁目22-1)
現在は那覇市津波避難ビル


川を挟んだ向かいのビルで行われたイベント(前島アートセンター wanakio2005)でボランティアしていたり、その後も職場が近くでバーベキューの際に肉を買いに来たりと、個人的には最も実用的に使っていたのが、この若松公設市場だったかもしれません。
公設市場を含む市営住宅の建物全体としても個人的には好きで、よく来ていました。当時、たくさん写真も撮ったのですが、データが壊れて消えてしまいました。お見せしたかったのですが、とても残念です。

当時、この位置から見ると「那覇市若松公設市場」と大書きされた塗り看板がありました
今はその用途もあってか、やはりビルの名前が大きく書かれています
メッシュの部分はスロープだそうです
名称の看板横には、東日本大震災の教訓と未来へのメッセージが記されていました
興味深いのは、建物が変わっても1階がスーパーとなったこと
近くにある若松卸問屋街通り。ここには問屋街として整備された頃建てられた建物が今でも数軒残っています
電線を地下化し、各店舗ひさしを取り付け、そのひさしの高さは揃え、と先進的なまちづくりが行われた通りです
一番好きなのは、この角の風景。2軒連ねて残っています。2階以上は従業員の居住スペースになっていた店もあるそうで、そのスペースが後に若松公設市場と市営住宅を生み出す理由ともなったのでした

2023年の1月から2月にかけて、那覇市内の公設市場と公設市場跡の10カ所と、他に市場と呼ばれる場所8カ所、合わせて18カ所の市場を回った訪問記を制作しました。

市場の古本屋ウララさんで開催する「おかえりなさい、公設市場」展で販売しています。ぜひご覧ください。
urarabooks.ti-da.net/a12455905.html

「マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー(市場にようこそいらっしゃいました)」というタイトルは、以前の第一牧志公設市場に掲げられていた古い看板からとりました

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