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栄町市場

栄町市場(那覇市安里381番地)
今も現役の市場、那覇でもっとも昔からの市場らしい市場ではないでしょうか


栄町市場を改めて紹介するのは、個人的に難しいのです。なぜなら長年住んでいたから。1階には惣菜屋、前の道は軽貨物が客待ちしている、そんなビルの上に暮らしていました。知っている場所を改めて見直す気恥ずかしさと言いますか。

しかし、やっぱり客観的に見ると、那覇で一番おもしろい市場です。最近は市場=飲み屋街だと思っている人も多いのですが、とんでもない。たった20年前までは、夜は真っ暗で帰るために通り抜けると怖いぐらいでした。昼間の市場こそ栄町市場の真髄なのになあ、と最近は思います。

東中口。実はここから見える範囲内に住んでいました。
東口。以前はこのゲートも白地に黒文字で書かれてましたが。観光地になって作り変えられました。アーケードもあったけど、今は外されて青空が見えます
西口。ここも交差点に面して目立つので、観光仕様?のゲートになっています
しかし個人的には、交差点からは北口をよく使ってました
こんな入り組んだ市場の地図を描くだけで大変だと思います
「○口」と付いていない、無名の入口もあります
中はこんな雰囲気。当たり前に暮らしてましたが、改めて見ると今どき貴重な場所です
歩き回っていたら、猫に追いかけられました
お店に用があるのかな?
もう一匹。我が物顔で歩く栄町市場の猫ですが、猫も猫でお店の人は実は困る面もあるものの、猫が減るとネズミが増えてしまうのも困りものだそうです
「吾輩の寝心地いいベッド、時々人間に貸すけどスクーターとして使ってるらしいな」

2023年の1月から2月にかけて、那覇市内の公設市場と公設市場跡の10カ所と、他に市場と呼ばれる場所8カ所、合わせて18カ所の市場を回った訪問記を制作しました。

市場の古本屋ウララさんで開催する「おかえりなさい、公設市場」展で販売しています。ぜひご覧ください。
urarabooks.ti-da.net/a12455905.html

マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー(市場にようこそいらっしゃいました)」というタイトルは、以前の第一牧志公設市場に掲げられていた古い看板からとりました

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