箱根関所
箱根にある箱根関所に行きました。
箱根関所の役割
箱根関所が現在の場所に置かれたのは江戸時代の初期、元和5年(1619)のことといわれています。徳川幕府は、全国53ヶ所余りに関所を設けましたが、中でも箱根は規模も大きく、重要な関所と考えられていたそうです。
関宿の役割は一般に「入り鉄砲に出女」を取り締まるところ、つまり江戸に入る武器類と江戸から出て行く女性に対して監視の目を光らせていたと言われていますが、箱根関所では「入り鉄砲」の取締りは行われておらず、「出女」を厳しく取り締まった関所としての特徴を持っています。
それでは、さっそく入館料を支払い中へ入ります。
箱根関所は、江戸時代に箱根の関所役人が書き残した「箱根御関所日記書抜」などの資料を基に調度品や武器、武具などの復元を実施していますが、役人の身体的特徴や衣服の色・模様などについては詳細が明らかになっていません。そのため展示の人形は史実と異なった印象を避けるため、シルエット展示による案内となっています。
関所には復元された色々な建物があります。
こちらは厩です。
五頭の馬をつなぐようになっていましたが、実際には二頭しかおらず、空いた場所には掃除道具や火を消す道具などが収められ、納屋と兼用でした。
こちらは台所土間・湯殿です。
大番所の裏手の棟続きの場所にあり、関所役人の食事が作られていました。湯殿(風呂)の様子も見学することが出来ます。
こちらは大番所・上番休息所です。
大番所には面番所と呼ばれる部屋があり、小田原藩から出向した関所役人がこの部屋につめ、ここを通る旅人の関所改めを行った関宿の中心となる建物です。
こちらは獄屋(牢屋)です。
関所破りをした罪人などを一時的に拘置する場所です。中に入って体験することが出来ます。
こちらは足軽番所です。
大番所・上番所の次に大きな建物です。足軽が昼間控えていたり、夜は寝床としていた場所で、他にも建物内には足軽のための部屋や休息所、獄屋などがありました。
こちらは遠見番所です。
階段を登って上まで行きます。
こちらは、芦ノ湖や街道沿いを、足軽が昼夜を問わず交代で見張っていた場所です。
現在でも、芦ノ湖を一望できる絶景のスポットとなっているため、是非上まで登って欲しいです。
天気が良い日だと、景色も綺麗です。
次は箱根関所資料館へ。
資料館は少しだけ離れています。
資料館には、各種の関所手形をはじめ、象が関所を超えた話や関宿破りの記録、関所日記書抜などの古文書を展示してあり、箱根関所の歴史を詳しく学ぶことができます。
資料館を見学した後、再び関所に戻って外へ。
関所には色々な建物があり、楽しかったです!
関宿の外には色々なお店もありました。
帰りには、甘ったれ餅とお饅頭を食べました。
どちらも美味しかったです!
箱根関所は見応えもあり楽しい場所だったので、是非訪れてみてください。
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