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徒然4

3月14日

朝、鏡を見たら顔は浮腫んで白眼はどんより濁っていた。淀川の水面に浮いていた腐敗した魚…と言ったら魚に失礼か。休日出かけようとしたら、家族サービスを請われ、アイスやオヤツをぶら下げて、夫と次女を伴い淀川に行く。本当は餃子をたらふく食べる日になるはずだった。「山ほど餃子を焼きますよ!」と、まぼろしさんがニコニコ笑って餃子祭りのことを教えてくれていたので、2週間前から心待ちにしていたのだ。餃子は大好物なのだ。1度でいいから、腹一杯餃子を食べてみたいのだ。しかし、私は淀川にいる。日曜日なんだから家族と過ごすように言われたのだ。確かに…そう。だから、次女と2人で堤防を疾走するしかなかった。夜は冷凍餃子を自分で焼いた。12個入りだったので、自分の口には2個しか入らなかった。

3月15日

結局、3月(と2月)ほぼ毎日呑んでいて量は当然増える。呑めば元気になっていたのは30後半までで、40過ぎると逆に消えたい気持ちになる。易怒性は増すが自分に矛先が向くのは根暗だからなのだろうか。給料日なのに何も嬉しくない。自由になる金なんて数千円もない。別府へ旅行するという息子と、金のことで喧嘩してしまう。自分が恥ずかしい。今日からしばらく禁酒することとする。

3月16日

1日酒を抜いただけで爽やかな朝。今日は仕事帰りに歯医者に行って、奥歯を抜かれる予定である。クオリティ・オブ・ライフがいよいよ限界で、歯周病による歯の欠落が早いか、自分の寿命が短いか、それが勝負なのである。喧嘩もシンナーもやったことないのに自分の奥歯はユルユルで毎朝、形容し難い痛みで目が覚める。智歯(親知らず)は言うに及ばず、健全歯を抜くのは4本目で、初めて抜いたのは中学2年の時だった。矯正するのに歯が大き過ぎたせいだが、今思えば勿体無いことをした。まだ歯周病ではない元気な子だったのに。その都度、歯を抜いた時の思い出もあるがロクでもないので早く忘れたい。今日の抜歯は、『ガキッ!』とペンチみたいな道具で派手な音立ててやられた割には、すぐ抜けた。やはりユルユルだとなんでもすぐ抜けてしまう。これは真理である。夜中、穴ぼこが痛かった。穴ぼこだらけ。


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